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ついに完成!

ヘラ完成.jpg

やっと完成!!

 

どーでっか?この勇姿

エエの出来ましたわ。

 

今回、ヘラクレスの製作担当は守屋でした。

 

この翌日、このヘラクレス君は納品前に一度、展示会でのお仕事があります。

 

 

塗装4

ヘラ顔.jpg

塗装ネタひっぱりすぎ?(笑)

 

結構つぶらな瞳してますねん、ヘラクレスって。

茶髪の前髪もあって、珍獣度100%。ヘンな生き物。

 

ほら、テカテカに塗った瞳に、カメラ構える守屋が写り込んでるでしょ!

塗装2

ヘラ塗装2.jpg

守屋 一生懸命塗るの図

 

画像は塗装の最終工程のクリアーを吹いてる所。

部位によってツヤの具合も違います。

その「ツヤ」というのも出来栄えを左右する重要なポイント。

ただ単に全身テカテカにしてしまっては、ただのオモチャみたいになってしまう。

ツヤを控える部分は控え、テカテカの部分は顔が写りこむ位です。

ヘラ塗装

ヘラ塗装1.jpg

お待ちかね

楽しい塗装のお時間。

先ずは裏側から。

何かダースベイダーみたいやな。

色の微妙なグラデーション、分かるかなぁ。

裏は結構、赤茶色してます。

で、ホンモノのヘラクレスには産毛みたいなんがいっぱい生えてる。

それも塗装で表現。見えるかな?ちょうど目玉の上あたり(口の部分)の黄色っぽい

のがその産毛を表現した塗装。

そんな裏側なんか見えへんのやから凝らんでもエエやん!て言われそうですが、

そこは造り手のこだわりであり遊び心でもあるのです。

よく言うでしょ。 本当に洋服が好きな人は裏地にこだわる。って。

 

違うか・・。

仮組み2

ヘラ仮組み2.jpg

仮組みの後ろ姿。

 

アレ?翅の部分、エライ凸凹というかシワクチャでアカンやんか・・ と思ったアナタ。

甘いな。

このシワシワ感、分かる人には分かって頂けると思います。たまらん位に。

ヘラクレスの翅の部分は独特のシワがあるのです。

私も今回ヘラクレスを製作するにあたり、色んな造型屋が作ったヘラクレスを

サイトで見てみましたが、ここまでの造り込みをしておられる所がほとんど無かったのが

非常に残念でした。

ちょっとした事なんですが、それだけで出来上がりの完成度は全く

別モノになるのにねぇ。  勿体無い。

仮組み

ヘラ仮組み1.jpg

ボディ部もFRPの積層が済み、表面のパテも終わった所で一度仮組みをし、

全体に不具合等無いかチェック。

我ながらカッコよろし。

 

結構大変な脚部

ヘラ脚部.jpg

脚部初披露。

 

何せ6本もあるから結構大変!

海老やカニの造型造る時よりマシやけど。

細い部品だけに強度も必要。

中にも先っちょまで全部に鉄筋が入ってます。

鉄筋の曲げ加工、穴あけ、溶接・・・  半分、鉄工所みたいな作業。

何でも出来なアカンのです。

続ヘラ

ヘラ金物.jpg

小さい造形品なら脚部も一体化で造るのですが、さすがに3メートルにもなると脚部の幅も2メートル

位になるので分割取り外しが出来るようにあらかじめ金物を仕込みます。

大きな造形物を造る際、常に搬送の事も考えておかなくてはいけません。

その長~い足を支える為、金物も横に長く取り、一点にかかる応力を分散させ、

本体にクラック(ヒビ割れ)が出ない様にします。