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妖怪ベンチシリーズ その2

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どおも。 守屋です。

今回は半年もお待たせせずにブログ更新でございますよ。

やれば出来る子であります。

 

いやー、揺れましたね。

大阪でこんな大きな地震が来るなんて。

でも阪神淡路の時の様な壊滅的なダメージとは程遠く、

当日は通勤、通学の時間帯だったので帰宅難民こそ多かったものの、

震源地の高槻市やその隣接している市街を除けば、以外と何事も無く普通~に

時が進んでいる感じです。テレビもバラエティー番組とか いつも通りやし。

ワタクシ守屋は被害の大きかった枚方市のすぐ隣街に住んでいるので、家のダメージは結構凄かった。

ワタシは車で通勤中に揺れた。

運転中、いきなり横に車が揺れたので 最初、猛烈な横風を食らったと思っていると

携帯が緊急地震速報でフゲフゲ鳴り出し、テレビでは震度6弱とか騒ぎ出しているので

こりゃアカン、家に戻って確認せにゃ火事やら怖いし。と思い会社を休み帰宅。

家の外観は何事も無かったが、室内がかなり荒れていた。

大型の家具類も全て15cmほどズレていたり、リビングの壁紙は

端から端までズタボロに裂けまくっていた。

当然食器もバリバリ・・

ベランダに自分の趣味で大量に育てていたサボテンや多肉植物は

9割がひっくり返り、ベランダ中に撒き散らされていた。

あるサボテンなんかは鉢の上で一回転して根っこが真上になって立っていた。

一体どんな揺れ方をしたんやろ・・・。

あ、そうそう、一回転で思い出したが、Googleで「一回転」と

検索すると画面が一回転する。

「斜め」と検索すれば画面が微妙に斜めに傾いて表示される。

なかなかの遊び心でよろしい。

あ、そんな事どーでもよいのだが、このあともっと大きな地震に

繋がらなきゃイイんですがねー。

ウチもまだ吹田市から通勤してるスタッフが休んでおります。

 

天災はどう頑張っても避けれないので前向きに。

暗い話は止めて明るいネタを。

この6月、ポップ工芸ではベビーラッシュ。

と、申しましてもスタッフがオメデタとかいう訳では無くー。

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仔ガメ2匹と小鳥の雛1羽おります。

亀は近所のコンビニへ買い物に行く途中、道端の小川で発見!

幼い頃から色々な珍獣を飼育していたワタシですので、こーゆーのを

見付けてしまうと何が何でも捕らえてしまう癖がある。。

アカミミガメとスッポンの赤ちゃん。同じ場所で連続して捕まえた。

同じ所でこんな赤ちゃん亀を連続で捕まえたのは人生初である。

とりあえず会社に連れて帰り観察し、また放してあげました。

 

次、小鳥。

一週間くらい前から会社の事務所の屋根裏あたりからピーピー雛の鳴き声が

しており、外で観察するとセキレイという鳥がせっせと屋根裏を出入りして

雛を育てている様子で微笑ましく見守っておりました。

そしたら先日、2階の事務所で仕事をしていると、1階の作業場から

スタッフが慌てて来て、「も、守屋さん、作業場に小鳥が降って来た」と。

急いで1階の作業場に行くと、そこにはまぎれもなく小鳥の雛が

床でパタパタしているではないか!

「あ!屋根裏のセキレイの雛や!」

どうやら、誤って巣から落ち、壁の中をすり抜けて1階の工場に落ちて来た。

巣に返してあげたいが屋根裏へは事務所の壁をブチ抜かないと行けません。

そんな事したら親鳥は驚いて残りの雛を育児放棄して逃げるはず。

さー困った。どーしよ。

まだ仕事中だし。

一か八かで、その日 有休で休んでいたスタッフの垣内サンに連絡。

事情を説明したら必要な器具とエサを全て買って直ぐに駆けつけてくれた。

早速、エサ(生きた虫や鳥用の練り餌)を与えると爆食!

ほっ。一安心。

野鳥なのでこのまま飼うのは出来ないので暫く保護のつもり。

現在、30分おきに餌の催促をされながらお仕事しております。

ちなみに屋根裏の親鳥夫婦は、ほぼ3分おきに子供に餌を捕ってきて与えている様子です。

飛べそうになるまで育て、放してあげよう。

がしかし・・・

現在、このブログを書いている最中、どうやらもう1羽巣から落ちて

事務所の壁の裏に居る模様。 あきらかに1羽だけ違う声で鳴く声が

壁から聞こえる。  あーツラい。でも流石に事務所の壁を取り壊す訳にはいかんしねー。

これは自然の摂理。どんくさい子は淘汰されるのが自然の法則、

と自分に言い聞かせてブログ書いてます。  しんど。

 

さてさて前回の続き、兵庫県福崎町の妖怪ベンチシリーズの続きをば。

前回は 雪女、猫また、海坊主を紹介したけど、

今回は、 油すまし、一つ目小僧、鬼、一反もめんの4種を紹介

これらも、見本のミニチュアをお借りして、忠実に等身大モデルにします。

↓ ↓ ↓

油すまし 前

一つ目小僧 前

鬼 前

一反木綿 前

中でも「鬼」なんかはスマホ片手に自撮りしてるチャラいデザインで最高!

一反もめんも、最初からデザイン上で口の中を顔出しパネル風にくり抜いたものにしてあり

鬼を含め、インスタ映えを狙った今どきのデザインでおもろい。

作者さんのセンスの良さが窺われますなぁ。

 

今回も各妖怪のサイズの割り出しは慎重に行いましたよ。

特に人の形をしていない一反もめんなんかは大きさの設定が難しい。

あまり小さすぎても顔だしパネルとしてはアウトだし、デカすぎると

強度や設置場所のスペースの問題などがある。

何より顔出しパネルとして重要なのが口の大きさである。

日本人の平均頭蓋骨サイズを割り出し、一反もめんの

口のサイズを設定。

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顔出しパネルとか言ってるが本来の正しい使い方は

このミニチュア模型の作家さん曰く、「顔出し」 では無く 「顔入れ」だそうだ。

出しも入れも可能なリバーシブルとの事。  お洒落さんな一反もめんである。

 

各種妖怪、そんなことを協議し仕様が決まったらスチロール原型の製作に。

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そして監修でチェックを受け、OKが出たら石膏で型を取ってFRP成形にー。

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で、FRP成形が終わると内部鉄骨を組んで組立てまする。

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内部鉄骨で一番大変だったのは油すまし。

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体内にガッツリとパイプを溶接して補強。

これくらいやらないと、人形の上に乗ったりするおバカさんが稀にいらっしゃるので。

その他の妖怪もどんどん仕上ていきます。

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全てのFRP作業が終わると、いよいよ最後の工程の塗装です。

ワタシの場合、基本的に必ず最初に目玉から塗ります。

何故かって?

それはご飯の時、大好物のおかずを先に食べるか最後に食べるか?程度のこと。

好きな順番に塗ればイイんですよ、別に。

ウソウソ。

ちゃんと理由はあります。 でも説明が面倒なので割愛。

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なかなかヤバい塗装でしょ?

39℃超えの熱でヘロヘロでもこれくらいの仕事は出来ないとダメですよ。

通常は眼球の塗装は他人には絶対にさせない主義でしたが、

さすがに今回は体調不良で限界にきてたので、スタッフの垣内サンに

ワタシの門外不出の奥義、「眼球塗り」の方法を伝授。

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最初は上手に出来るか心配で心配で仕方なかったが

サクサク塗って行き、結局、ワタシが塗ったのと遜色無い仕上がりで

塗っとるやないか!!

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嗚呼・・・ 末恐ろしい娘である。何の失敗も無く、一発仕上げである。

伝授しなきゃよかった。。

ま、これからワタシが楽できるので これで良し。

 

油すましが出来上がる様子 ↓↓

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上の画像、良く見て頂くと解ると思うが↑↑、この油すましのデザイン、油の壺から注がれた油が

ウニャウニャ変形して妖怪になるという面白いデザイン。

液体が固体になっていく、という感じなので表面のツヤの調整も変えてます。

注がれて直ぐの油は液体なのでツヤを付けてあり、どんどん固体化して妖怪に

なって行くほど、つや消しにしています。

サンプルのミニチュアには無かった表現ですが、こーゆー遊び心は

自分のセンスをアドリブで勝手に入れて行きます。作者に怒られない程度に。。

 

7種の妖怪の最後に塗ったのは、このチャラい鬼。

この時、もうホンマに体調激悪で39.7℃で塗装してたのを覚えています。

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もう、移動もしんどく、頭を起すことも出来なくて、棒立ちで首が90°曲がっております↑↑

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もう後半は、床に手と膝を着いて這って塗っていました。

冗談抜きで「もう死ぬ」と思った作業やったなぁ。

 

でも、なんだかんだで全て無事に完成。

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一応最後は記念撮影しておきます。

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でも目が死んでますよ。↑↑

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無事に完成してホッとしてるのも束の間。

お次はこれらを4tトラックに積んで福崎町役場まで搬送&設置が待っています。

役場に到着するとテレビの取材班が待ち受ける。

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体温39℃、朝5時に家を出発、んで片道2時間4tトラックの運転、

そして現場で一体ずつコンクリートアンカーで固定していく。

こんなに酷使して この会社はホンマ、ワタシを殺す気か。

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全部で50本くらいのカンカーを1人で打ったと思う。

しんど過ぎて記憶が無い・・。

設置後、お約束でこんな撮影をしていた(させられていた)様だが、本当にマジで記憶が無い。

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まぁ、とりあえず無事に全ての妖怪の設置を終え、大渋滞の中、トラックを運転して帰社。

製作工程の画像をまとめ、完了報告書を書いて全て終了~♪

しかし永かった。製作開始から約半年。

もう、こんなペースで仕事するのは御免や。

とか言いつつ、

もう既に今期の妖怪の製作は始まっておりますよ。

今期は倒れない事だけを目標に、来年の四月まで

頑張ろうかのう・・・。

でももう、この時くらいに相当無理をしないと間に合わない様な

状況でございます。 大丈夫かしら・・・・・・。

 

ま、何とかなるでしょ!

ではまたー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明けましておめでとうございます。

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新年 明けましておめでとうございます!

本年もよろしくお願いいたします。

 

つーて、もう6月なので半年間ブログの更新をサボっておりました。

サボってたというより、死ぬかと思うくらい忙しかったんですよ、と

毎回言っているので、もう誰も信用してくれて無いのは解っとるよ。

あ~解っとる解っとる。  ブログ書くの面倒くさくなってサボってたんやろ、て思ってるでしょ?

いやいや、今回はマジで死ぬかと思ったくらい忙しかった。 つーか体調崩した。

 

毎年、年末から年が明けて年度末までの約4ヶ月ほど、怒涛の忙しさとなるんやけど、

今年も有り難い事に猛烈に忙しく、張り切って仕事をこなしておりました。

今回も兵庫県福崎町から依頼頂いた「妖怪」を7体作っておりました。

毎晩3~4時間ほど残業する日々が4ヶ月ほど続く訳ですわ。

月の残業が100時間超えとかですわ。

そしたら、どーなるか皆さん解りますわなぁ。

一般的には「過労死」の認定ラインが見え隠れする働き方ですわ。

2月くらいまでは調子良くバリバリ働いてたんすけど、3月上旬から

ど~も風邪っぽくなり、市販の風邪薬を買って飲んでたが一向に回復の兆し無し。

微熱が続いてたが、一気に38℃台後半まで熱が上昇。まさかこんな時にインフルエンザか・・。

このままやと年度末まで身体がもたないと思い病院へ。

インフルエンザの検査してもらったが陰性。

まぁ、風邪でしょ、て事で抗生剤もらって一週間。

しかし全く熱は下がらない。  再び病院へ行き血液検査。

どうも血中に何らかの菌が回ってるとか。

前立腺炎の疑いが、つー事で先生がズボン脱いでベッドに横になってくださーい、と。

何? 何すんの?  と思う暇もなく先生はパンツも脱がせてワタクシ守屋の

お尻の穴に指を突っ込んでグリグリ~っと。

イタタタタタっっ!

北斗百烈拳ばりの悲鳴をあげてしまった。

「あー、前立腺腫れてるねー」

「遊んだり(風俗的な)した?」と、先生。

思わず「こんなクソ忙しいのにそんな時間ありません!」と

マジメに答えてしまった。

前立腺腫れるのって色々原因あるからねー。ちくのう症とかでもなるしねー、とか

あとから弁解してたけど、ワタシの怒りは収まらず。。

バイク通勤者にも多いとか。

で、かなりキツい抗生剤が一週間分出されたが、全く高熱は収まらず。

結局39℃台の熱と激しい頭痛が1ヶ月ほど続いた。

当然、その間、1日も休めず、普通に毎晩残業した。

文章では簡単に書いてるけど、インフルエンザみたいな状態で

残業&休日出勤で1ヶ月以上働けますか?そこの旦那。

今回の年度末はホンマに死んでしまうのか・・とマジで思った。

今はもう6月だけど、その病気未だに完治してないみたい。

熱は5月くらいに少しずつ治まって平熱になったが、未だに足に蕁麻疹や

むくみが出てて 再度、血液検査をしたところ。

前立腺だけじゃなくその他の所もダメージ出たみたいや。

ここ2~3日、身体が軽く非常に調子が良いので もう大丈夫な気がする。

 

弁解前置きはこれくらいにして、このワタシを苦しめた妖怪7体の

製作の様子を紹介しましょか。

兵庫県福崎町役場さんから 以前に縁台で将棋をする河童と

パソコンを打つ天狗の造形を造らせて頂いたが、その2体がえらく好評で

7体もの追加製作を頂きました。

ラインナップは雪女、猫また、海坊主、一反もめん、油すまし、鬼、一つ目小僧。

今回のブログでは雪女、猫また、海坊主の製作の様子を。

猫また 前雪女 前海坊主 前

上の画像は福崎町役場より提供された資料原型模型。

妖怪造形コンテストの入賞者や上位入賞者の猛者に原型製作を依頼して造られたもの。

この原型ミニチュアを元に等身大にて製作。

先ずは何はともあれスチロール原型の製作から。

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ミニチュアを忠実に再現するのは当然やが、大きさ感がかなり重要で、この猫またに関しては

一度、身長150cm設定で製作するも妙にデカく、結局身長120cmがベストと判明。

実際に立体にしないと解らない難しい問題。

 

それぞれのスチロール原型が完成したら石膏による型取り。

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ジャングルジムの様な補強を入れます。

造形屋によって、この辺りの補強の入れ方は皆違う。

補強をほとんど入れずに石膏の厚みを厚くする所もあるが

脱型の際、非常に大変。

ウチの場合は補強でしっかりさせて石膏は極薄にします。

脱型の際、簡単に崩せてとても楽だから。型の変形も無く、石膏も半分で済むし。

 

石膏の型が出来るとお次はFRP貼り。

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FRP成形の後、スチロール原型では表現出来ない細かなディテールをパテで造り込む。

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必要に応じ、体内はゴッツい鉄骨を仕込みます。

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雪女にはオプションで氷塊が付きます。

下心で雪女に近付いた愚かな男達がフリージングされドクロになっています。

中央に穴が開いているのは顔出しパネル式にしてある為。

これらの妖怪は全て観光客の皆様に喜んで頂く為の物。

遊び心はバッチリ随所に散りばめてあります。

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で、いよいよ塗装の工程。

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雪女の冷たい無表情な目付きを塗装で再現。  怖っ!!

猫またの目  ↓↓

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眉毛は筆描き。毛の生え方に注意して描く。

失敗出来ない一発描き。

この頃、既にワタシの体温は39℃超え状態。

高熱で凄く手がプルプル震えながらの作業だったのを覚えている・・。

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皆で協力してドンドン塗装。

しかしワタシはドンドン弱っていく・・・。

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やっとの事でとりあえず3体完成。

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我ながら見本のミニチュアに似て、よー出来とる。  パチパチ。

 

さて、間髪入れず次回のブログでは残りの4体の製作の様子をお伝えしましょ。

残りの4体もクセがすごい!

乞うご期待!!

半年後にまた会いましょう!

 

ウソウソ。 今回は直ぐ書きますますから見逃さない様に!!!

では~♪