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等身大の和牛製作 DAY13

まいどポップ工芸です。

 

昨日までで細部も完成し、全体にサーフェーサーを吹いていました。

真っ白な黒毛和牛が出来上がりました。

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が、、、、

 

社長のチェックで、お目目がボツになりました。

瞼が不自然で、目の上が盛り上がりすぎているのも不自然と。

 

ふだんはのほほんとしている社長ですが、ちゃんとチェックしています。

そして指摘がはいると、言われてみれば確かになぁというものばかり。

やはり元テレビチャンピオンです。

 

 

せっかく時間をかけて作り上げたお目目を一からやり直し。

さくっとやり直しと口では言うが、作る方はそれこそ一日仕事。

大変だけど、いいもの作るには仕方ない。

妥協せずに真心こめて一体一体製作させて頂いております。

 

 

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上の写真と比べて、大きな変化ではないですが、変わったの分かりますかね。

 

目を修正しつつ、全身の傷や穴などを綺麗にしていきます。

サーフェーサーを吹くと粗が浮き出てきてよく見えるのです。

 

全て綺麗にしたら2回目のサーフェーサーを吹きます。

なんで2回も吹くのかというと、サーフェーサーにはいろんな意味があるのです。

まずは上で書いたように粗が浮き出て目立つので修正しやすい。

研磨がしやすいので、修正が簡単。

また塗装の下地になります。白で統一することで真っ白なキャンバスとなり、塗装における色ムラがなくなります。

 

そして今回最も大切なサーフェーサー2回目の意味が、表面の表情を付けること。

牛の体は毛なので、本当にリアルを追求すると毛並みも再現しますが、ご予算がとんでもない料金になります。

超リアルを追求することに意味がある用途でしたらいいですが、基本看板というのはそういう性質のものではありませんし、予算も限られています。

 

表面ガタガタだったらもちろんダメですが、牛さんなので表面がツルっツルでもおかしいでしょう。

その中間の丁度いい感じの表面をサーフェーサーの吹き付けで作り出します。

 

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イイ感じの表面になってます。

 

今日はサーフェーサーを乾燥させないといけないのでこれで終了。

 

 

つづく