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10センチの重圧 その5

昨夜の亀田の試合、アカンかったなぁ。

まぁ別に亀田のファンちゃうしエエんやけど。

それより個人的にはミノワマンvsチェホンマンのカードがオモロかった!

あの体格差で勝ってまうんやもん。

あの試合観て、そういえばワタシも幼少の頃、アントニオ猪木には勝たれへんけどジャイアント馬場には何とか勝てるんちゃうか?ってずっと思ってたんを思い出した。今でも少しは思ってる。やっぱ勝たれへんかなぁ・・。関根勉のモノマネの馬場やったら楽勝なんやけど。

 

さて、おバカな話はやめにして本題。

昨日は顔の部分の説明やったけど今日はその他のパーツを。

また同じ画像やけど
楽屋原型2.jpg

前回まで口がすっぱくなるほど立体感、立体感と言ってきたけど、この様なレリーフ状のものを造る際、一番肝心なのは、実は「遠近感」なのだ。

こんな10センチほどの厚みの中で遠近感を出さなアカンのやから、これまたテクニックがいるんですわ。

まず、遠近感と聞いて誰でも解るのは手前にある物が大きく、遠くにあるものがより小さく造る。

コレ基本。

でもそれだけやと、この厚み10センチという限られた範囲で遠近感は僅かしか出まへん。というか一歩間違えると、ただ単に大きさのバランスが取れてないヘンテコ造形やと思われます。

上の画像の手の指の形状をよ~く見て。特に下に折りたたんだ中指(薬指?)を。

チョット画像では解りにくいけど、ただのカマボコ型に削って無いの解るかなぁ?

解らん人の為に、今回もご親切に指の断面のサンプルをこしらえてみた。

それがコレ↓↓

説明2.jpg

①は普通のカマボコ型。ヘタクソな造形屋ならこう彫ってるはず。確かにモコモコして指の立体感を出す事は出来るけど、絶対に遠近感は出ないよ。

②は芯をずらして変形させて彫ってる。向かって右側を手前、左側を奥になる様に彫るとアラ不思議、遠近感が出るのよね。

で、改めて上の手の原型画像見てくれたら一つ一つの指にも奥行きがある様に影が出て、遠近感が出て小指側が少し遠くにある様に見えるのが解るはず。

解るかなぁ・・解んねぇだろうなぁ・・イェ~イ!

それプラス、昨日書いた彫り方、カドの部分をストン!と丸めてある。

こんなチョットした事なんやけど、こんな駆け引きがが一つの造形の中のいたる所に駆使されてんねん。

こうやって解説したら何でもない誰でも知ってる事の様やけど、いざ、製作を始めるのに原図の平面のイラストを1枚のみ渡されて、彫る直前にここまでの事を頭の中で一瞬で計算してるんやで、我々造形師は。

だから普段からイメトレは欠かせない。

でも特別な方法なんか無いねん。

その辺に置いてあるお皿をジ~っと観察したり、着てる服のシワを見たりして、どんな曲線の集合体なのか、とか、どう彫ったらどう見えるのか?をいつも考えたりしてる。

あと、マンガとか挿絵のイラストとかのキャラクターなんか見つけたら、立体にするんやったらオレならこう彫るなぁ・・て、いつも妄想してる。

だから人と話してて、「どこよそ見してんの!」ていつも怒られる。

お勉強してるんですぅ~♪

要は「観察力」ですわ。

 

さ、はよ帰らんと台風接近で外はエライ暴風雨や!急げ!!

バイバイ!