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歯医者さ~ん!教えて!

今日は何か奥歯がうずく。

たま~にあるんやが、親知らずが何かうずく日が。

ワタクシ、もう人生を半分過ぎようとしている年齢なんやが、この歳にしては珍しく、虫歯らしい虫歯は無く、銀歯などのかぶせ物も無い。  プチ自慢。

しかし、ずいぶん昔、歯の検診を受けた時、先生が「あ~・・親知らず抜かなアカンわコレ」とヌカしよった。

普通に生えてる歯、何で抜かなアカンの?て聞いたら、キミの親知らず、上に向かって生える所が前に向かって生えてるし。  と言われた。

 

はぁ?何それ?

 

レントゲンを撮ってビックリ。

一番奥の親知らず、キッチリと90度前(アゴの先目掛けて)に向かって生えとるがな!!

よって当然現状では奥歯をはじめすべての歯を前へ前へと押しやっている!

何でやねん・・・どうやったら前に向かって生えるんや?骨はどーなっとるんや?

訳解らん。

 

そして先生が一言、「このテの生え方、抜くの難儀やねんなぁ・・ゴッツ大変や。痛いでぇ・・顔パンパンに腫れるかも知れんから仕事のスケジュール、余裕を持って日程を調整して来てな」  だと。

 

な事言うか?普通。

怖~て行けるか!

 

て事で何もせずほったらかしで数年が過ぎてます。

 

そしたらこないだ、ニュースでこんな記事が。

 

親知らずの「歯胚」の細胞から、さまざまな組織の細胞になるとされる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ることに産業技術総合研究所のチームが成功した、と。

 通常使われる皮膚の細胞から作るよりも100倍以上効率が良く、できたiPS細胞から腸や軟骨、神経、心筋の細胞ができることも確認した、やって!!

 

おいおい!コレ、抜かん方がイイんちゃう!?

詳しい事はよく解らんが、とりあえずこのまま様子みたろ。

でもうずく・・・・・アカン!我慢や。

 

で、歯医者の事を思い出したんで、歯医者さんの看板に乗っけるフィギュア造形の製作の様子を書こうかの。

 

以前にも何回か歯医者さんの物件の記事を書いたけど、ホンマ多い、歯医者関係の造形は。

理由は簡単。

歯医者=怖い というイメージを払拭するために歯医者さんは必死なのです。

もちろん治療技術の進歩で痛みはかなり軽減してはいるんやろうけど、まだまだ子供達にとっては恐怖の館。

いろんなカワイイ造形物で飾られた所もあります。

ウチの会社の近所の歯医者なんかデカい鉄人28号置いてたり。 逆にコワイと思うんやが・・・

 

今回発注頂いたのは何故かペンギン。ハブラシを持って。

普通は強い歯のイメージのある動物、リスやウサギのキャラが多い中、ペンギン。  何でや?

理由は解らぬまま作業開始!

大きさは80cmほど。

ペンギン1.jpg

しかも凛々しいイワトビペンギン。 胸を張って男前であります。
ペンギン2.jpg

ペンギン3.jpg

ペンギン4.jpg

後姿なんかおっさんの様な貫禄さえ感じます。

ペンギン5.jpg

いつもの様にこれをFRPで固めます。

うわっ!原型にペンで目を描いてたからインクが流れて黒い涙が!

アカンアカン!子供が余計に怖がってしまう・・

早くパテで隠してしまわなければ!

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でもまだ怖いなぁ。

ペンギン7.jpg頭の羽(?)も綺麗に仕上げ。

普段ならこんなパーツは子供が怪我したり壊されたりして危険なので尖らせる事は無いんやけど、

今回は高所に取り付けるのでピンピンに尖らせてあげました。カッコいいし。

ペンギン8.jpg

歯ブラシを握るお手手

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で、ようやく塗装して完成。

ペンギン10.jpg

やはり何故、歯医者にペンギンなのかは解らないまま・・・

ペンギン11.jpg

おそらくこのペンギン君も何故歯ブラシを握らされるかは解ってないはず。

先生、教えて!

ペンギン12.jpg

 

皆さん、親知らずは抜いた方がイイのか、今後の医療の為に抜かない方がいいのか解ったら教えて下され。

ではまた。