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生き物シリーズ  その①

おいす。守屋です

 

先日、髪型をモヒカンにしてみた。

つーてもパンクロッカーみたいなスコーンっ!てんじゃ無く、

もっとユルい感じのヤツ。  でもモヒカン、 みたいな。

会社での反応は、社長が、「それ、こないだ造ったビリケンさんやん」て。  確かに図星。

どんなんか知らん方は9月2日のブログ参照のこと。

他のスタッフらは「守屋サン、デカいからコワい!」と怯えて目を合わせないわで、あまりエエこと無し。

・・・よし、当分この髪型でいたろ。

そー言えば色んな髪型したなぁ、過去に。

ドレッドみたいなツイストやったり、時には坊主  ・・・最強はアフロかな。

アフロは以外に好評で周りのみんなは意外と普通のリアクション。「エ~やんそれ!」みたいな。

さすがに今、この仕事してたらアフロなんて絶対ムリ!!

スチロールの粉が大量に絡んで、絶対に「歩くプラネタリウム」と呼ばれるやろし。ビッグバン!

でも今でもアフロはまたちょっとやってみたい髪型のひとつ。

給食のオバチャンみたいな帽子かぶったら出来るかなぁ・・・

 

さて今回は髪型とは一切関係ない生き物シリ-ズを紹介。

色々ネタが溜まってるので今後数回は続けて生き物シリ-ズで通します。強引に。

第一弾は「カジキマグロ」

釣具ショップなんかによく飾ってありそなアレですわ。

ウチのホームページのフォトギャラリーの中の「壁付け造形看板」の左下にもカジキマグロある

けど、これは過去にウチの若い衆が造ったもの。

造った本人は最高の出来!と自我自賛しとる様なのでワタクシ守屋が一発、腕の違いを見せ付けてやりましょうかのぅ。

今回はスチロール造形です。一部FRPっすが。

先ずはスチロールブロックにお絵描き。

k1.jpg資料はクライアント様から頂いた参考写真とネットで探したカジキのイラスト。こんだけ。

ただそのまま真っ直ぐに造ってはただの剥製みたいになるんで、ある程度の「動き」を加える↓↓

頭を左に少し振った感じ&反り返った感をプラス。(↑↑上の画像のイラスト画に描きこんだラインがそれ)

ちょっとしたことやけど、これだけで活きた感じが出るねん。

k2.jpg昼から始めて夕方でだいたいこれくらいかな↓↓

k3.jpgんで翌朝、ヒレやらを付けて・・・↓↓

k4.jpgスチロール造形は強度が弱いんであちこちに補強を入れたり素材を変えたりしますねん。

このへんは当然サービスですわ。  ・・トホホ。

今回の補強サービスは各ヒレと鼻に6ミリの鉄筋を打ち込み↓↓

鼻の先端、解るかな?

k5.jpg

裏側も補強サービス。

取り付け金物はFRPで固定するんやが、ヒレの裏側にまでFRPを貼ってあげました♪

k6.jpgこの後、全体を樹脂でコーティングし、

眼球や極細腹ビレなど、スチロール削り出しでは限界の部分をパテ&FRPで造作↓↓

k7.jpgいよいよ塗装です。

メタリック調で幾重にも濁らぬ様に(コレ重要)塗装し、色味に深みを出していきますー。

見る角度や照明の当たり具合で色味が変化する様に、吹き付ける角度にもこだわってます。

k8.jpg    どんどん重ねろ守屋!!

k9.jpgコレで完成☆

       ・・・・ではないよ。

まだツヤが無いでっしゃろが!

サメとかの造形ならこんなツヤ消しがGood!

でもマグロなんでテッカテカにします。 濡れた様な。

k10.jpg       てな感じで↓↓

k11.jpg      照明変わると見え方も変わる。

k12.jpg     人形は目が命  と昔から申しますなぁ↓↓

     表面を少し梨地(ザラザラ調)にしてメタリックが乱反射して、よりギラ付く様にしてます。

CA3H0284.jpg    エラ周りのビロビロも↓↓

    こういう部分、手を抜くと確実にショボくなるので面倒でもちゃんとやります。

    腹周りやら虹色ぽく光ってるの解るかな?  それだけ色んな色を重ねてまする。

k13.jpg   納品(お引取り)時の図。

   太陽光の下だとまた違った色合いを見せる↓↓  今度はブルー系が派手に現れる。

      これぞ守屋マジック。

k14.jpg引き取りに来られた業者様のテンションの上がり方、今でも忘れられません・・・

     「コレはヤバい!コレはヤバい!」の連発でした。

          喜んで頂けて何より。  これがあるからやめられない。このお仕事最高。

 

ではまた「生き物シリーズ」でお会いしましょう・・・・