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兵庫県 福崎町シリーズ!  その①

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どうもぉ~。

守屋です。

何だかんだ言うて前回のブログから4ヶ月近く開いての更新でございます。

それでも懲りずに このブログを楽しみに毎日覗いて下さっている皆様、

全く更新されない怒りで腹わたがグツグツ煮えくりかえってる音が聞こえて参ります。

ゴメンナサイ。

 

正月明けから年度末まで、それはもう怒涛の忙しさでございました。

毎月の残業時間は100時間を超えておりました

厚生労働省が定める残業時間は60時間ですよ、社長。

松崎しげるの色よりブラックな企業でございますが、皆さま今後ともよろしくお願いいたします。m_ _m

100時間と簡単に申しますが、俗に言う、「過労死の労災判定ライン」なのですよ!

コレでブッ倒れてもウチの会社は補償してくれるんでしょうか?

まぁ、何もしてくれ無いでしょうね。

エエとこ、ユンケルの一番安いヤツ買うてきてくれて終わりでしょう。。

なぜなら昔、この会社でワタシがシンナーに引火して火だるまになった時も、

スタッフは大焦りだったのに、ウチの社長は焼け焦げたワタシを見て、

「アハハハッ!眉毛全部あらへんやん」 言うて笑ってました。

当然、労災にも申請してくれず、治療費も全額自腹。

この恨み、晴らさでおくべきか・・・  コノヤロウめ。

次、社長に何かあっても笑ってやる。  イヒヒヒ・・・

 

んで、話を戻して。

毎日、家に帰って晩飯食べるのが24時くらい。

用事を済ませ、就寝するのは午前2~3時。

さっさと仕事終わらせて1秒でも早く寝たい訳ですから

昼飯食ってから晩飯までの12時間は何も食べず、3時の休憩も一切無し、

当然 土日祝も休まずひたすら働き続けました。

今年に入り、そんな生活を三ヶ月続けました。

仕事が間に合わないという、神経が異常にピリピリした緊張状態なので

毎朝、イヤでも目覚まし時計よりも先に、6時に目が覚めます。

当然、二度寝など皆無。 3ヶ月、昼夜全く眠気に襲われた事が無かった。。

24時間、ジッとしていても心臓の動悸がバクバク凄かったのが一番心配でした。

その間、ワタクシ守屋とタッグを組んで頑張ってくれたスタッフの垣内サンも

同じく、心臓の動悸が凄い・・と申しておりました。

極限状態で長期間仕事すると心臓がバクバクしますよー♪

一度お試しあれ。

 

でもね、それくらいせんと終わらん仕事量だったんですわ。

某、大阪の有名テーマパーク内の改装の仕事と、表題に記しました、兵庫県福崎町の

お仕事がバッチリ重なり、ワタシを苦しめていた訳です。

某テーマパークの造型のお仕事の内容はライセンスの問題で、こんなクソブログには

絶対に書けない(書くと訴訟問題に発展の恐れ:汗)ので、福崎町のネタを書きます。

 

 

 

兵庫県福崎町と聞けば、皆様 ピンッ!とくる方も多いでしょう。

ここ一週間でもTVで3~4本放送されてたんちゃうかな?

そう、池から飛び出す全くゆるくない、ゆるキャラのガジロウ。

先日、ヤフーのトップニュースにも紹介されてましたな。

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コイツね。もう有名すぎてお腹一杯の人も多いかな?

 

このガジロウの生みの親、福崎町役場地域振興課の小川サンが企画している

「全国妖怪造型コンテスト」なるものが毎年催され、今回で3回目が終わった所です。

優勝作品は、等身大のブロンズ風像で製作し、展示されるというもの。

毎回、お題の妖怪が指定され、そのお題に沿って全国からプロアマ問わず

物凄い作品が応募されます。

第一回目は「天狗」でして、それの最優秀賞の作品の等身大像を作った時のブログも

記憶に新しいところ。(知らない方はコチラ 「天狗まみれ」 )

そのコンテストの第2回の優勝作品がコレ ↓↓

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「山の神」であります。

正直、この作品だけは決まらないでくれ・・・と願っておりました。(作者様ゴメンナサイ)

だって見てよ。 ウジャウジャ子供が一杯ぢゃんか。

こーゆー、数で攻めて来るの、造型屋泣かせと言いまして、イジメ以外の何者でもございません。

でもしかし、世界感が凄いスバラシイ作品でありますなぁ。

 

つべこべ言わず、ワタシはこれを等身大にするのがお仕事。

コレでご飯食べさせて頂いておるのですから。

 

さっさと製作スタ~ト!!

先ずは胴体部分から。

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毎度の事やが、今回も例外にあらず超テキトーな下書きから製作が始まります。

適当に見えて適当では御座いません。

本当に適当にやってますと、沢山いる子供ウリ坊がまともに納まりませんので。

一応、キッチリ見本の人形を事細かく採寸して大きさや位置関係を出しています。

毎回、この福崎町シリーズはワタシ独りで行っていたのですが、今回はさすがに

納期も無く、また若手の育成の為にも、分業で行う事にしました。

今回、山の神以外の小動物は全て垣内サンに一任。

頑張って頂きましょう。

普段彼女が得意とする分野はキャラクター物や、機器のモデルの様な

カチッとした機械的な直線、曲線から構成される様なもの。

今回の様な動物系はほとんどやっていませんが、難なくこなす彼女。

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何でも出来るじゃん。  次から全部頼もうかしら。

 

彼女が頑張って小動物を造っている間にワタシもガンバル。

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まぁ、それにしてもデカいですわ。

座高で2mの設定ですから。

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で、とりあえずスチロール原型完成。

その後、表面をFRPでコーティングしたり、型を取って複製したりと作業は進むむむむ・・・

ホンマにデカいですやろ、コレ。  ↓↓

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全てのFRPコーティング作業が終わり。

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その後、表面のディテールを樹脂で造り込んで行きます。

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お客様が乗っかって来たりぶら下がりそうな所には、原型を一度切り開き、中に補強の金物を仕込み、

ゴリゴリに補強します。

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ウリ坊のセットアップも終わり、やっと全体像を拝めます。

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このウリ坊の間に、ドサクサに紛れて子供の河童もいましたが、

演出上、この子河童は少し離れた所に設置。

観光客の皆様方を、この子河童の居た所に入ってもらってウリ坊と一緒に記念撮影を

して頂く、といった狙い。

 

その後、塗装前に表面に黒いサーフェーサーを吹きます。

通常、白やグレーのサーフェーサーですが、黒いサーフェーサーを使うのは、

キズが付き、万が一塗装が剥がれたとしても、そのキズを出来るだけ

目立たない様にする配慮。

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目玉から塗装します。  先ずは白目になる部分から。↑↑

その後、瞳を描きます。   ↓↓

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何故かここ福崎町のブロンズ像は全て眼球はリアルに塗装します。

そーゆー指示だから。 実にミステリアス。

地域振興課の小川サンの拘りの部分です。  彼の脳内の構造は謎です。

 

 

目が塗り終わり、今度は全体をブロンズ色に塗って行きます。

先ずは下地色から。 image4どんどん色々な色を重ねてブロンズ像特有の金属感を出していきます。↓↓

かなりの色数が重ねられていますよ。  何色重ねか解るかな?

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その後、緑青(ろくしょう: 銅のサビた色)を入れ、エイジングし、完成~。

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銘板はこんな感じで。

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バックのデッドプール像が目立ち過ぎー。

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で、お約束の一枚。

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こーゆー風に記念撮影してほしいそうです。  ↑↑

 

 

早速、現場に運び設置。

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西日で超逆光ですが、バックの柿の木が実にイイ感じに雰囲気を醸し出しております。↑↑

設置場所は例の河童の出る池のすぐヨコです。

池から河童が出没するわ、小屋から天狗が飛んでくるわ、妖怪のブロンズ像がゴロゴロ・・・

完全に妖怪パークに変貌しつつあるこの公園。

第3回コンテストの優勝作品のブロンズ像の制作も始まっております。

夏くらいにお披露目です。

これまた造型屋泣かせの力作。  どんだけ泣かせる気や。  おい!福崎町さんよ。

お手柔らかに・・。

 

実は福崎町、この時期に、この像以外に4種類、計6匹の妖怪を設置しております。

それら6匹をウチで同時進行で製作しておりましたので引き続きこのブログでお伝えいたします。

乞うご期待あれ!!

 

ではーーーーーーっ!!

 

明けましておめでとうございます!

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新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さぁ、明けましたよ。

と言っても、もう今日は1月の6日ですよ。

一年の1/60が既に過ぎ去ろうとしておるのだよ、そこの旦那。

そう考えながら時計を眺めると怖くなる。

時計で言う1秒が過ぎておるのですぞ。

なんと恐ろしい速さ。

歳をとると時間の経つのが早く感じると言いますが、

ここまで早いとは・・・。

去年の正月が、ついこないだの出来事の様に思い出されます。

お餅食って酒飲んでヤフオク見ながらゴロゴロしてても一日。

バリバリ頭と身体使って残業して働いても一日。

まぁ、どっちも生きていく上では大切な事なので

オンもオフも全力でやったほうがイイと思う今日この頃。

 

さて、今年は酉年です。

一般的には酉年は商売繁盛の年ともいわれてます。

どーなるんでしょね?

この人が暴れて上向くのかダメなのか・・

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良い意味で暴れて欲しいものです。

 

 

酉。

鳥ではなく酉だけど、年賀状とかで鳥の絵や写真が多くてテンションが上がります。

何故ならワタクシ守屋、色々と多趣味なのはご存知だとは思いますが、

鳥(小鳥~大型鳥まで)も大好物なのです。

鶏肉も好きですがー。

十数年前には、こんな鳥も飼ってました。

%e3%82%aa%e3%82%aa%e3%83%8f%e3%82%b7-5南国を代表するような有名なフォルムですな。

オオハシという鳥です。

オオハシも数種類おりまして、私が飼っていたのは画像と同じクリハシオオハシという種類。

まぁまぁデカイ鳥です。小型のカラスほどの大きさ。クチバシはドデカいですが。

飼っていた個体は最初は良く馴れて手乗り状態やったんやが、

突如、ある日を境にワタシの事を嫌いな人ナンバーワンに昇格してくださり、

それはもう、手の付けれない程の凶暴鳥に豹変しました。

理由は最後まで解らず。

鳥の飼育の難しさを痛いほど教えてくれた。

 

 

なので、もう大型鳥なんか難しいからやめとこ、と思っていながら

宝くじが当たったら(一枚も買ってないが)、先ずはこの鳥を飼うつもり。

 

 

 

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スミレゴンゴウインコ(ヒヤシンスマコウ)という鳥。

幼少の頃から最も憧れる鳥。

かなり大きな鳥です。尾の先まで1m近くはある。

かなり貴重な鳥でして、国内で買おうと思えば現在700~800万円とかします。

アホか。

でも欲すぃ・・。

個人的には高級車買うくらいなら断然こっちかな。

 

 

 

趣味の話はもうエエか。

 

鳥の造型のお仕事も、年間あたり数個は必ず造りますが、

4~5年ほど前にワタシが造ったこの某パチンコ屋さんの鳥キャラクター。

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実は最も人気がある(?)というか、発注やお見積の際、

お客様がホームページ上の、この鳥キャラの画像を指して、「こんな感じに仕上がりますか?」とか

「こんな感じのキャラクター人形をお店に置きたいんです」とか

仰られる程の人気ぶり。

キャラクター人形をお考えのお客様のほとんどが、この鳥さんに興味を示されます。

何ででしょ?

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どーです?

なぜ、人気ナンバーワンであるのか解ります?

デザイン、色の構成、サイズ感、仕上がり具合・・・・

全てのバランスがイイのかなぁ?

無能なワタシには解析できないですが、こうして

ご指名を頂けるのは造型屋冥利に尽きます。

 

 

でも、日々造るものも こんな風に、お客様の心に響く造型、心に残る造型を目指して

頑張らなアカンなぁ・・ と 改めて思う訳で。

 

今年もポップ工芸、スタッフ一同 力を合わせて他社とは一味違う、

より良い造型を目指して頑張って参ります。

今後ともご贔屓の程、よろしくお願いいたします。

 

ブログも頑張って更新します(?)のでお楽しみに~♪

ではでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年もお世話になりました。  ホント。

DEADPOOL除幕式 (2)

どーもども。 守屋です。

すっかり寒いなぁ、と思いましたら 今年も今日で仕事収めでやんの。

月日も曜日も何が何やら解らんくらいドタバタした一年でした。

 

でもまぁ、こんな事を言えるなんて本来ありがたい話な訳で・・ 。

皆さんは経験した事があるか解らないけど、ワタシは過去に勤めていた会社で

仕事が暇過ぎて閑古鳥が鳴いているのを聞いた事があります。

しかも大合唱クラスの鳴き声を。

その鳴き声を聞きますと、恐ろしい倦怠感、漠然とした不安感、不眠、全身の不調など

それはもう、自分が生きてるのか死んでるのかも解らんくらいです。

かと思えば昨今、過労死や長時間勤務により自害してしまうなど、深刻な問題も耳にします。

こんな事言ったら炎上してしまうかもしれないけど、個人的には経験上、

「仕事が無い方が苦しい」 です。

そりゃ、色々な理由で命を落としてしまうのしょうが、その仕事が本当に好きだったり

やりがいを感じて止まないとか、物凄い高い目標がある、単純に高収入を得いている人などは

なっかなかへこたれないですよね。

疲れて身体はボロボロでも風邪すらひきもしない。

忙し過ぎて儲かってる経営者や、野望の有る人は睡眠2時間でも自害する様な者はあまり聞いた事が無いですもんね。

 

気の持ち様も大事ですけど、そーゆー自らの求める環境に巡り合う努力というか

アンテナ張る努力は惜しんだらダメですな。

運も引き寄せるくらいの。

 

な事より、今時の子は全ての刺激や欲求に飽和状態なんで、逆にどうしたいのか、

何がホントに楽しいのかすら解らない様な気もしますなぁ。

若者達は違う意味で苦しんでるのかな・・

ストレスの発散の仕方も解らないんでしょう。

ワタシなんて単純なんで、ストレスなんてカッ速いバイクに乗って

アクセル全開にしたり、可愛いサボテンでも買って眺めるだけで放心状態になれますよ。

お得な世代ですわ。

 

 

 

これだけ忙しいポップ工芸も私が入社した当時は、閑古鳥の鳴き声を

よく聞きました。

結構ヤバい級の鳴き声も聞こえた事も数知れず。

でも私なりに無い知恵を絞り、またそれに賛同して頑張ってくれるスタッフ達の努力、

金策の為にF1マシンの如く走り回る社長。。。。。

そんなこんなで皆の力が1つになり、今こうして忙しい忙しいと言える会社にようやくなった所です。

本当に有り難いですね。

これからが勝負どころかと。

 

今年一年をの仕事内容を振り返りますと、この2016年はポップ工芸にとって

大きな変化が見られた様に思えます。

この造型屋業界では今までポップ工芸は一匹狼的な存在で通っておりました。

全ての作業や、受注分の仕事のみを完全に自社でこなしておりましたが

ワタシ個人的には一匹狼では仕事内容や受注量などに限界を感じていた為、

今年は重点的に、外交(他社の造型屋との提携)を重んじて動いていました所、

他社からのお仕事を頂いたり、逆に他社にお願いしたり、また技術面のセッションも多く、

作業のやり方の変化や、今まであまり行わなかった作業、たとえば3Dプリンターでの製作や

全身メッキ加工のフィギュアなどなど面白い内容の物が多かった気がします。

中でも今年一番思い出に残った仕事は、やはり「DEADPOOL」像の製作かな。

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とにかく短納期との勝負でもあったし、スタッフ全員投入で1つの大物を製作したのも初めてだったと思う。

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納期が納期故に個人的には全然納得出来て無いんやけど、色んな意味で勉強させてもらえました。

ちなみにこのDEADPOOL像は現在、仕事を終え、弊社のガレージに鎮座しております。

来年早々にも工場の屋根の上に乗せて涅槃の守護神になって頂く予定。

ちょっとしたパワースポットになろうかと。

 

でもまぁ、忙しいのがイイったって、このDEADPOOL像みたいに、のんびりした気持ちで

仕事に望めるのが理想ですけどねーーーー。

 

では

今年も数ある造形屋の中から弊社をご用命頂きまして本当に有難う御座いました。

来年も業界先駆けの料金プランも色々考えておりますので是非ご期待ください!

 

では皆様、良いお年をををををーーーーーーーーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞妓さんキャラクターの製作

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どーも守屋です。

毎度の事ながら、久々のブログ更新でございます。

忙しくて忙しくて書く暇が捻出できないのですが、こんな変なブログでも楽しみにして下さっている

変わり者の皆様の為に、いま頑張って書いてます。

 

これだけ長期に及び更新が無いと、季節はおろか、世の中も大きく

変わってしまう様で・・。

最近の大きな変化ですと、アメリカ大統領が新たに選出されましたな。

下馬評ではクリントン氏有利と報じられてきましたが、あのトランプ氏が

勝ってしまうという、前代未聞の大どんでん返しがありました。

今、アメリカは反トランプの猛抗議デモが繰り広げられている訳で。

記憶に新しいイギリスのEU離脱の時の様に、勢いで投票した国民が後悔するような事態が

起こり始めたりもするんでしょうか?

政治経験ゼロの人間に何ができるのか!と当然の意見もある訳ですが、

逆に、普通の政治家が、あれだけ実業家として成功できるのか?という意見もあります。

氏が大統領になった以上、何が何でも良い結果を出してもらわんとアカン訳で・・。

まぁ、あんまり公の場で政治と宗教の話はするな。 と昔から言われますので

これくらいにしときますが、トランプ氏についてワタクシ守屋的に どうしても

明白にしたい、気になる事があります。

それは  氏の

             「髪型の謎」

これはもう、言わずと知れた謎中の謎。

皆、少なからず気になってると思います。

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特にこの前髪の生え際。

どこから生えているのかさっぱり解らん。

エアブラシで描かれた絵画の様に紗がかかっているし、

サイドの分け目なども放射状に分け広げられている。

こんな謎めいた人に アメリカ、ひいては世界を託しても良いのであろうか・・・。

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以前、氏の髪があまりにも怪しいので地元メディアでも取り上げられていたようで、番組出演中に

キャストにその髪を引っ張り上げられ、間違いなくヅラでは無く、地毛である事を証明していた。

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日本特有の薄毛隠しの方法としてサイドの髪を限りなく伸ばし、頭頂部に覆い被せる

「バーコードヘアー」てのがあるが、

トランプ氏のは その海外版というものなのか?

どうしても仕事柄、人物や物に対して、その体型やデザイン、仕組みを追及したくなる

妙なクセがあるワタシ。

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まったくもって複雑怪奇な構造である  ↑↑

パイ生地の様に何層にも折り重なっているではないか!!

オーブンで焼いたら、かなりサクサク感が出る生地でしょう。

 

 

 

またこれも同じく有名な話で、

冬になると、やたらと恋しくなる食べ物。

マクドナルドの 「グラコロバーガー」

これも仕組みを追求するとこうなる。

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本当に世の中は絶妙な仕組みで構成されているんやなぁ・・・。

よく考えたらウチの造形物だって、すべて 「石油」 から出来ているんやし。

ウチも怪しい職業と言われれば言い返す言葉は見つからず・・・。

 

 

 

またまた くだらない前置きに付き合せてしまって申し訳ない。

ちゃんと製作ブログを書きます。

 

今回は京都の 「舞妓さん」 をモチーフにしたキャラクターです。

北海道は小樽にございます  『小樽オルゴール堂』 様からのご依頼です。

http://www.otaru-orgel.co.jp/index.html

全国の観光地などに支店がありますので ご存知の方も多いと思います。

この度、京都の嵯峨店http://www.otaru-orgel.co.jp/j_saga.htmlがオープンするにあたり、

立体造型のキャラクターを店内に設置されると言うことでオーダーを頂きました。

 

先ずはイメージイラストを頂き、製作開始。

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このイラストを基にスチロールを削り原型を製作します。

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次に、一旦出来上がった原型を切り開き、頭に突き刺さる形で乗っかっている看板を仕込みます。

この扇型の看板は金属製です。

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その後表面をFRPでコーティングしたり、小物や手首などは型を取ってFRP成型します。

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金物を仕込んだり表面を研磨したり・・・ どんどん進めます。

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ベースが完成し、塗装の開始!

まるで拷問にかけているかの様な絵ヅラですが仕方の無い事です。↓↓

舞妓さんには暫く呼吸を止めて頑張ってもらいましょう。

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京都のお菓子で「舞妓はん ひぃ~ひぃ~」という激辛のがありますなぁ。

この舞妓さん造型もマスキングを被せられて同じく「ひぃ~ひぃ~」でしょう。

 

 

やっとマスキング拷問から開放された舞妓さん。

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でもまだこの状態はアイラインもチークも入れてないノーメイク状態。

恥ずかしがって表にも出れないと申しておりますので奇麗にお化粧を施し、

全体のツヤを調整 ↓↓

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そしていよいよ完成です。

元のイラストのイメージに、かなり忠実に再現できたと思います。

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右肩の部分にある黒い筒は、ここに和傘を挿して手に持たせる為です。

和傘はお客様の方でご用意されるとのこと。

元絵のイラストの様に、和傘を持たせたり、巾着袋を持たせたりして

バリエーションを楽しむそうです。

 

 

セクスィ~な うなじも再現。

キミ、カワウィ~ねぇ!

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紅葉が美しい季節です。

京都観光に是非いらして頂き、嵐山にある「京都オルゴール堂」を訪れてみては如何でしょう?

(京都には3店舗ございますのでお間違いなく。嵯峨店にこの舞妓さんは展示してございます)

 

 

ではまた!

ワタクシ守屋は暫くトランプ氏のヘアーについて研究したいと思います。

(解析済みの方がおられましたら、お手数ですが解析レポートを守屋宛にメールにてお願い致します。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラクター量産 の巻

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どーもー! 守屋です。

毎日毎日、納期に追われております。

今やっと、ひとつの案件の塗装が終わり、乾燥待ちの間にブログを書いてます。

この案件も、こちらが提示した納期よりも20日程も短縮して欲しいと言われ

フラフラです。

こないだのデッドプール像の時ももそうやったが、何でこう見積もり時の希望製作期間を

無視されるんですかねぇ。。

こんな納期の無い案件に限って細部の変更がたて続きに。

パソコンの画面上で変更するかの如く簡単に申し付けられます。

造型は一つの変更で、丸一日かかる事がほとんどなのに。

おかげさまで、曜日や時間の感覚が全くございません。

珍しく仏のワタシがブーブー文句連発であります。

 

さて、それはさておき。

先週、弊社へテレビの取材が来られた分の放送が今朝ありました。

関西では人気の朝の番組「おはよう朝日です」 の

「和牛の社長調査隊」というコーナーで取材がありました。

このコーナー、お笑いコンビの「和牛」が超有名な商品や企業の社長さんの下を訪れ

成功の秘訣や、座右の銘などを調査するというもの。

ワタシも朝はこの番組見ながらメシ喰ってるんで、良く知ってるコーナー。

かなり有名な大企業の社長さんが登場し、毎回、物凄く心に残る深イイメッセージや

成功へのプロセスなどを仰ります。

 

最初、局からこのコーナーの取材申し込みの話をワタシが受けた時、

正直 「何でウチみたいな弱小な会社に取材を・・・」と驚いたと同時に、

「エライこっちゃ!はよ社長に取材の事を伝えて座右の銘の一つでも考えといて!」と

伝えないといけないと思った。

何故なら、ウチの社長、座右の銘どころか、コレといった経営方針も一度も聞いた事が無い位の

「なりゆきまかせ主義」  だから。

こんなユルい会社である事が世間にモロバレではないか!

いくら関西ローカルとは言えどもコレはアカン。

早速、社長に番組内容と事情を伝え、皆が感動する座右の銘の一つでも考えておく様、懇願。

「フンフン、解ったー。」  とスマホをイジりながら生返事の社長。

ワタシもこの会社に永い事お世話になっているので、社長の返事の仕方で大体が解る。

「あ~コレ、社長 何も考える気無いわ、アカン。」 と察すワタシ。

 

案の定、今朝の放送を見て予想的中。

和牛の二人に経営方針を聞かれた社長。

何も考えない事ですわ~」

とキッパリ。

 

嗚呼、やっちまった・・・。

思った通りの展開。

嘘でもイイから、こんな時くらいチョット感動すること言ってよ社長・・・。

 

まぁエエか。

ウチの会社らしくて。

いや、アカンアカン!

皆さん、この社長の「何も考えないことですわー」という言葉の意味、実はとても

深イイ言葉なのですよ。

ワタシなりにこの社長の言葉の本当の意味を翻訳(弁解?)いたします。

 

人間の生き方には色々な道がございます。

よくある生き方に、「大きな夢を抱き、それに向けて努力せよ」という考え。

そう念じて頑張れば早かれ遅かれ夢は必ず叶うもの。という考え。

確かに。

 

でもウチの社長の考えは

「日々、時代は変化するもの。一つの夢を追うより、今の瞬間に柔軟に対応できるかどうか?」

大きな夢をもって、今現在を犠牲にしてでも、その夢に向かって努力しても

なかなか報われない この世の中。

だったら今、時代が、世間が求めているものを的確に嗅ぎ取り、後先なにも考えず、

今まさにそれを全力で造り、提供する。

それが次ぎ(未来)に繋がる。

といった考えなのです。  多分。

それらを一言でまとめ過ぎて 「何も考えないことですわ~♪」 てな事になってます。

これでご理解頂けたでしょうか?  実はイイお言葉なんですよ。

(※実はホンマに何も考えていない確率は65%以上。  実にスリリングで楽しい会社です。 てへ)

 

でもね・・・。

ホンマになりゆきまかせの社長なもんやから、ウチの社員達は大変です。

ある意味、社員一人ひとりが社長であるかの如く深く考えながら作業をしています。

ま、社長は反面教師って事で考えないと、普通の会社の社員の様に、何もかも社長や上司任せで

やってるとエライ目に遭いますんでネ。

だからウチの職人達は素晴らしい技術でそれらの「なりゆき」に柔軟に対応する技を身に付けています。

でもまぁ、こんな会社でも番組の制作会社の目に留まって取材の申し入れが有るんやから

何か他の企業とは違うオモロイ匂いがするんでしょうな。

 

 

物凄い長い前置きになってしまったので、今回の製作日記はサラッと行きましょ。

 

ウチの会社、キャラクターなんかの注文が物凄く多いけど、

それらは大体 一体のみの発注。

たまに大きな企業さんなどから一度に複数の発注を頂くこともあります。

今回のケースは5体の発注です。  おーきに。

 

今回は名古屋の建設不動産屋さんのキャラクター「タイセーくん」です。

恐らくキツネさんのキャラクターだと思います。(違ったらゴメンナサイ)

帽子は何と家型をしております。

だいたい、この様な企業キャラクターやゆるキャラってのは、最初に着ぐるみが製作され、

イベントなどで既に活躍しているので、製作用の資料として元のイラストと、

着ぐるみの写真を大量に頂くことが多いのですが、この着ぐるみが

実は造型フィギュアを造る上で、かなり厄介な存在となります。

着ぐるみは概して、元絵のイラストと比べると「似てない」事が多いのです。

しかも人が着て演ずる訳ですから、体型などはイラストとは程遠い形で作られています。

さらに追い討ちを喰らわすかの如く、その「似てない」着ぐるみが先に世に知れ渡って

いるもんやから、元絵のイラストの存在より、着ぐるみのイメージが定着してしまっている。

この様なケースの場合、ウチでは先ず発注元に、「どちらのデザインで製作しますか?」

と聞いてから製作を開始します。

でないと、原型を製作する職人は混乱します。

今回も例外に無く、両方の資料を渡されましたが、キッパリと「イラストに似せてください」

という事でしたので、かなりやり易いケースでした。

最悪な場合、「両方のイイとこ取りでお願いしまぁ~す!」なんて事も。

仕方ないんで、それはそれでやりますが。 ・・・かなり時間を取られます。

 

そんなこんなでスチロール原型もサクっと完成。

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監修のあと、表面に樹脂を吹き付け研磨し、ツルツルに磨き、細部もしっかり造り込みます。

 

今回は量産なので、この原型を型取りし、量産用のメス型を製作します。

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簡単で単純なデザインのキャラクターだと思ったら大間違い。

手や尻尾などバラバラに分割してから型取りしないといけません。

型は合計8面あります。  ↓↓

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この型の内側からFRPを貼る。

凹凸が多いので、貼るガラス繊維のマットが浮き上がらない様に丁寧貼っていきます。

素人がやると型から抜いた時、大量の気泡が表面に出来、月のクレーターの様に

なってしまいます。

バラバラに型から抜かれたパーツを組立て、型の合わせ目に出来た小さな段差の

スジや小さな気泡などもパテで綺麗に埋め研磨します。

この工程は仕上がりを左右する大切な作業です。

(白い部分がパテを盛られた部分です)

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全体のパテ埋めと研磨が終わると、次は表面全体にサーフェーサーという下地剤を吹き付け

細かなキズや目に見えない様な気泡を埋めてしまいます。

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サーフェーサーを吹き付けた後は、更に目の細かいペーパーで磨き上げます。

次の工程、「塗装」の仕上がりにも左右するのでスベッスベに磨かれます。

 

 

いよいよ最終工程の塗装です。

ここは流石にアルバイトさん達には到底出来ない作業です。

熟練の技で望みます。

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最後の最後にトップコートのクリヤー塗装を施します。

テッカテカに塗り終えられたタイセーくん達。

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台座にセットされいよいよ完成!

見よ!この濡れた様な美しいツヤを!

他社の造型品と見比べて頂くとクオリティの違いがお解かり頂けると思います。

社長の思想の基、「何も考えず」に塗っても、さすがにこうは仕上がりません。

コレだけは職人達が考えに考えぬいて編み出した熟練の技です。

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後ろも抜かりは御座いませんよ。

余りのテカテカに周りの風景が全部映り込んでます。

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今回のブログでだいたいウチの会社がどんな会社かお解かり頂けたかと思う。

お察しの通りのユルい社長とユルい社員から織り成されるスペシャルな造型、

それが「ポップ工芸」なのである!!

 

ではまたスペシャルな製作ブログを書きますのでお楽しみに♪

巨大カニ看板

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ど~も守屋です。

久々の更新でございます。

前に書いたのは たしか初夏だったはず。

もう秋の気配がしてきておりますので季節を1つ飛ばしての更新です。

いやいや、大変忙しいくてね。

2人もアルバイトが辞めてしまったもんでねー。

なもんで、ここんとこ現場を離れて打合せや事務的な仕事が多かったワタシも大忙しで作業しとります。

まぁ、この方が精神的にも肉体的にも自分には向いてるんだけど。

この様に、ほぼ毎日12時間ほど勤務する日が続いておりますと、ストレスでいつもなら恐ろしい程の

物欲に襲われ、目をつぶると 「ヤ・フ・オ・ク」 の四文字が浮かび上がる程のワタクシ守屋でございますが、

最近はその様な物欲も特に無く、仏の様に穏やかな精神状態で過ごしております。

ストレスが酷い時はヤフオクで、買えもしないし、大して興味も無いランボルギーニの価格を調べて、高い!とか コレ安い!とかヌカしてるのに。

何でやろか?

推測するに、いまスタッフが必要最低限の人数で作業しているからやと思う。

要するに、人を(アルバイトを)管理するという事が、いかに物凄い目に見えないストレスを

与えてくれているのでしょう。 多分。

恐らく他のスタッフ達も同じ心境だと思う。

明らかに自分1人に掛かる仕事量が多いので肉体的にはしんどいはずなんやが。。

それだけこの仕事、人に教えるのが大変難しい仕事なんだと思う。

上手い子は放っておいてもお給料+αという肥料を与えるとグングン成長するんやけどねー。

ただ怖いのは、上手な子ほど肥料を与えないとダメです。

途絶えると途端に枯れて、肥料を求め他の会社へ行ってしまうんで。

恐ろしい恐ろしい。

右肩上がりの優良企業はその辺り、かなりガッチリ押さえてるんでしょうな。

最高の肥料をバラ撒いて。

ウチの会社はそんな余裕は無いので逃げられやしないか、いつもハラハラしてます。

そんな事を考えると、またランボルギーニとか調べてしまうのでこれくらいにしときます。

 

 

   さて。

今回の製作ブログは、先日納めさせて頂きました、「巨大なカニ」の造形看板でございます。

お店は大阪心斎橋の大丸の裏あたりにございます。

カニ食べ放題の 「かに源」http://atelier405.sakura.ne.jp/kanigen/  様よりのオーダーです。

ゴールデンウィーク明けくらいでしたか、オーナー様より

「ポップ工芸さん、カニの食べ放題のお店するんだけど、とにかく目立つ看板造ってよ!」 と

問合せがあり、現場へ向かい、その空きテナントの採寸やら、デザインの打ち合わせなど

かなりの時間を費やしました。

「道頓堀で石を投げればポップ工芸製作の看板に当る。」と昔からよく言われます(?)が、

心斎橋で開店する以上、その造形看板激戦区の道頓堀には絶対に負けたくない!というオーナー様の

熱い希望に応えるべく、かなり大きな看板だったけど、金額的にはかなり勉強させて頂きました。

店舗の壁面、目一杯の大きさでカニを造ります。

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カニの製作は若手や造形師を目指すアルバイトに全て任せます。

カニの造形はウチの会社では登龍門的な造形です。

ワタシも過去に何体ものカニを製作してきました。

この門を通過した若手達は皆、エビやクモなど「足の多い生き物」が嫌いになります。

それくらい何本もの足を造るのは大変な事です。

しかも、どの足も全て微妙~に大きさも形状も違います。

短気な子や面倒くさがりの性格の若手はここで脱落します。

たかが足。されど足なのです。

適当に造っては、まずイイのが出来ません。

今回も例外に無く、間違った形で彫られた足を容赦なく修正させました。

結果、1人のアルバイトがイヤになって辞めました。

まぁ、この程度でグチグチ修正を言われるのがイヤになって辞めてては何をやってもダメでしょう。

自然界ではライオンに喰われる子鹿の様なもんです。

そんな子は淘汰されて当たり前。

少々厳しい様ですが原型の製作を任されるという事は会社の社運を左右するという責任の大きさを学んで欲しいのです。

今回のカニ造形、歴代ポップ工芸の中でも最も大きいカニではないでしょうか。

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見よ!このハサミのデカい事!!

つーかハサミを支えるワタクシ守屋の疲れきった顔が気になる。 

撮影やのに、どこを見つめてるんやろ・・・・

瞳孔とか完全に開ききってるし。。

 

あ、このハサミ、左右で大きさが違うんだけど、それはデザイン上の演出。

限られた大きさ、限られたスペース内で、いかに遠近感を出し大きく見せる為の

アイデアです。

こーゆー所は造形看板を数多く手掛けたポップ工芸ならではの提案です。

でもそれはバランスが大事。

違和感が出ないギリギリまで攻めます。

無事に原型も完成し、FRPのコーティングを行い取り付け金物の位置決めです。

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カニの下に大きな白い紙が敷いてありますが、この紙には1/1サイズのカニの絵が描いてあります。

この絵に取り付け金物の位置を直接描き込み、現場で建物のどの部分に金物が来るかを把握するためです。

適当に金物を取り付けると、建物には窓や突起やら、金物が付けられない箇所が多数有るので事前にチェックする為です。

 

その後、表面のトゲや凸凹を製作し、いよいよ塗装です。

コレは下地の色(クリーム色)を塗った状態。

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その後、赤く染めて行きます。

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看板としてのカニの塗装は、実物の茹でたカニより、かなり鮮やかな赤で塗装します。

本物ソックリのカニの色だと薄すぎて、現場では周りと同化して看板としては見栄えせず、全く目立ちません。

また、現場での日照の具合なども加味し、日光の照射でどの様な色になるか逆算し、色を決めていきます。

そのあたりの加減が非常にむずかしい。

オーナー様からは 「とにかくリアルに!とにかくリアルに!」 と言われるのですが

そこは少し折れて頂き、看板としての存在感を100%発揮出来る様、実物とは違っても変更が必要な部分は変更させて頂きました。

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ようやく本体も完成し、いよいよ取り付けです。

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現場は一方通行の細い路地の繁華街。

夜間は飲み屋街として通行人が非常に多いので、作業は早朝~午前中に限定されます。

電柱から電線がクモの巣の如く張り巡らされた場所でもあります。

電気の線には絶対に触れてはなりません。

電話回線、テレビのアンテナ線などの安全な線は触れても問題なく、そのあたりも

事前に調べておく準備が必要。

狭い路地、入り組んだ電線の為、クレーンなどの重機は一切使えず、全て手作業で

引き揚げて作業。

こりゃ大変。

大きく造ったカニの右手、どれくらい手前(道路側)に迫り出すかはオーナー様に決めてもらいました。

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本当はもっともっと手前に出したかったそうですが、手前に電線が有る(既に線に当っとるがな・・)のと

境界線の問題、通行車両への迷惑など、色々な大人の事情が御座いますので、これくらいで勘弁してもらいました。

(※電話線やアンテナ線は看板等に接触しても良いとの事。むしろ重みで垂れ下がった線を持ち上げて欲しいと関電が言っておりましたので、特に問題無いとの事)

設置後、オーナー様の更なる挑発で、口からスモークが発射されるギミックを投入。

ヒェ~ッ!!

まさに大阪の看板。 って感じに仕上がりました。

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元祖 「かに道楽」の看板が優等生に見えて仕方ありません。

こんなイケイケなカニ看板、ちょっと珍しいね。  まぁそれが狙いなんだけど。

 

オーナー様より、お店の正式オープン前のレセプションパーティーに招待頂きました。

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もう、耳の穴からカニが出てくるくらい目一杯頂きました。

美味しいカニ料理、本当にありがとうございました!!

このオーナー様、物凄い勢いであります。

年内にもう一店舗オープンさせたい!と仰っておりました。

是非、その際はご用命を!!

   巨大カニ看板の完成にご満悦のオーナー様  ↓↓

 

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遠近法とかアングルとかで物凄く大きく見える様に(実際、ごっつデカいんやが)仕上がった看板。

ワタクシ個人的には、金額や設置スペース対しての大きさ、デザインなど、全てにおいて、

かなり 「攻めた」 この作品。

皆さんはどう感じましたか??

エエ感じやないですかー?

 

次は何のネタ書こうかのぅ。

ほなまたーーー。

エキスポシティ 色々!!

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ど~も 守屋です。

嫌な梅雨ですなぁ。

バイク通勤歴20年以上のワタシにとって最も鬱陶しい季節。

とにかく雨天が何よりも誰よりも嫌いな訳ですわ。

しかも万人が認める雨男。 

朝、家を出ると雨が降り、会社に着くと止む。

勤務中は良い天気。

帰宅時、会社を出ると、ものの3分で雨が降り始める。

もう、このパターンを100回は繰り返してきたと思う。

新しく物事を始める時(初出勤、洋服や新車購入時など)も100%雨。  雨、雨。

はぁ・・・、嫌。

何とかならんもんですかね?

雨乞いのスペシャリストにでもなって副業したろかしら。

 

さて、雨で気分も乗らんので何を書こうか悩んでおります所、テレビで

エキスポシティに建設中だった、高さ日本一の大観覧車が完成し、本日7月1日より運行、とか。

ワタシが生まれた年、大阪万博跡地に出来たエキスポランドがエキスポシティという商業施設に生まれ変わり、そこのランドマークとして建設されました。

このエキスポの前を横切る名神高速は、仕事で毎月の様に走っており、その観覧車が少しづつ完成していく姿をずっと見守ってきてた。

こんな風景、なかなか見れないので結構楽しかった。

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検索画像で見つけた完成予想CG  (このCG、観覧車の芯がズレてて変よなぁ?)

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ゴンドラの中はこんな感じらしい・・・・・。

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アホちゃうか?

誰がシースルーにしろと言った!

高所恐怖症のワタシはこのCG画像だけでも肛門がモゾモゾしてきます。

      しかも

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こんなVIPゴンドラも数個あるとか。

今時こんなシチュエーションで愛を語るおバカさんが居るんですかねぇ?

どんな人が乗るんでしょーなぁ。  全力で応援したい。

 

このエキスポシティにも、ウチで製作した造形看板がありますよ。

この大観覧車のスグ横にあるお寿司屋、「大起水産」様の看板。

(お借りした画像)

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赤い柱に巻き付いたお寿司オブジェ。

怪しく間接照明でライトアップされてイイ感じであります。

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完全に外国人観光客を狙ったデザイン。  アメリカンな感じ。

寿司の大きさは1個40cm程度。

ウチの会社にしたら極小クラスだわ。

だって過去にこんなの造ってんだもの。

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寿司だけで2.5mくらいあったはず。

だから目立ちすぎて物凄い人気の看板。

観光客が写真撮りまくっているようです。

この大型看板も実は最初は大起水産さんの看板のように小さいのをたくさん並べるデザインを頂いたんやが弊社がそれを一蹴。

造形看板の激戦区の道頓堀では完全に他店に負けてしまうので、このデザインを提案したところ

高く評価頂き決定!

今回の寿司看板もこんな大きなのを提案したかったなぁ。

だってすぐ後ろには大観覧車、向かいには巨大ガンダムが戦ってんだもの。

ガンダム

マグロの寿司とカリフォルニアロールの寿司をこのポーズで戦わすパロったデザインを提案したかった・・・  嗚呼、残念。

あ、ちなみにこのガンダムは知り合いの造形屋さんが造ったもの。  スゴイねーーー。

今回の寿司造形はウチの若手さんやアルバイト君たちで製作。

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みんなワイワイ楽しんで造ってくれました。

こーゆーのが若手の練習にはもってこいの案件。

大き過ぎず小さ過ぎずで。

 

エキスポシティに行った事のある人は気付いたかもしれないけど、

ここにはいたる所に立体造形のフィギュアや造形看板があります。

弊社も寿司以外にフードコートにあるタイ料理専門の「TINUN」 (ティーヌン)の看板を造らせて頂きました。

トレードマークの麺を高々と持ち上げるムエタイ選手の看板。

このお兄ちゃんを製作。

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先ずはスチロール原型の製作.

いつもながら適当な下書きのワタシの造り方。

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今回のは壁付けのレリーフ(半身)タイプ。

厚みの制限は25cm。

レリーフではなく、完全な立体なら奥行きは60cmくらいは欲しい所を半分以下の25cmで納めないといけないので、いかに立体的に表現するかが腕の見せ所。

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簡単な様に見えて実はこの人物系のレリーフという造形は非常に高い技術を要します。

色々な造形屋のサイトの作品ギャラリーの人物系レリーフの画像見ますが、上手だなぁ、と思えるのは

ほんの、ほんの一握りだと思う。 それくらいに難しい。

極、極僅かにラインや彫り込む角度を誤ると、全く奥行き感は出ません。

その彫る角度は経験でしかないです。

与えられた厚みの中で一番手前の所と一番奥の所の厚みの配分を間違えてもおかしな事になり、

遠近感がゼロになる。  あ~怖い怖い。

 

特に外国のコイン(横顔のヤツね)やカメオブローチなどのレリーフは究極のレリーフだと思う。

こーゆーやつ。

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こんなのは厚み1~2ミリ程度の高低差で構成されてるんやけどホント凄い。

皆さん、ウソだと思ったら粘土買ってきて板の上で造ってみましょう。

腹抱えて笑う作品が出来上がるはずだから。

 

 

幸いスチロール原型は監修でバッチリOKが出たので、FRPでコーティングし塗装。

麺の所が真っ黒なのは、ここにLEDを仕込んでピーカピカさせる為。

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イラスト原図のままの影の塗り分け。

2Dを3D化したものにイラスト同様のネガポジな陰影を無理矢理入れるのは

本当は無理がある。

最初はワタシも断っていたんやがクライアント様の方が どうしてもイラストと同じ陰影を入れて欲しいと

仰ってこられたので何とかやってみる事に。

何故なら、イラストのままのハッキリ塗り分けられた影を立体物にそのまま描き込むと

正面からは良いが側面から見ると訳の解らぬ形の影の部分が現れる為。

でもその辺もギリギリ変な所が出ないようにアレンジして塗装。

イイ感じにまとまり、無事にOKを頂きました。

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レリーフ造形は裏面を製作しないで済むので、全立体造形より価格は安く提供してるけど

ホントは原型製作の段階で、全立体の原型を製作するするより3倍くらい頭を使う。

なので ごっつ疲れるのだ・・

 

なんだかんだで もうすぐ梅雨も明けるので

皆さんお時間があれば是非エキスポシティに足を運んでみて!

観覧車乗って寿司喰ってガンダム拝んで・・・

その他いろんな造形物があるので結構楽しいかもよ。

ワタシはまだ行ってないんやけど、ニフレルっていう水族館もあるので、ちと気になる。

ただ、このエキスポシティ、週末などは外周道路で どえりゃー大渋滞が起こるほどの人気施設の様。

気合入れて行かないとエライ目に遭うぞよ~。  がんばって~♪

 

ではまた! 次は何を書こうかなー。。

 

 

 

 

歯科造形看板色々あります。

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どーも!守屋です。

夏に近付くと、だんだん朝の目覚めが早くなってきますなぁ。

目覚ましの時間より早くに目が覚めたりして物凄く悔しい。  もうちょっと寝れたのに。

歳をとると、だんだん朝早く起きるとか言うけど、あれはホンマみたいや。

ウチのオカンなんか朝の3時頃からゴソゴソしとる。

どんだけ早起きやねん、ホンマ。

このままやと、あと数年でオカンは夜行性動物になるかもしれん・・。

ウチには夜行性動物がいるので良い遊び相手になるかな。

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何か解ります? この夜行性動物。

 

このアングルやと解るかな。

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ダンゴムシの様に丸まる動物です。

 

そう、アルマジロ。

詳しくは マタコミツオビアルマジロ と言います。

本当に完全な夜行性動物です。

夜の9時過ぎくらいにゴソゴソと活動を始め、朝の6時過ぎ位に就寝します。

なので、意外と夜行性動物というのは 昼間仕事で家に居ない方にはオススメの生き物です。

このアルマジロ(マコちゃん)、物凄く馴れてます。手乗りアルマジロです。

野生の個体は触ろうものなら、すぐに丸まって護身します。

一度丸まると1時間くらい出てこなくなる事もあるみたいやけど、ウチのマコちゃんは

もう丸まる事を忘れてしまった様で、身体のどこを触ろうが全く平気なのだ。

お腹をさすって欲しがり、自らひっくり返って甘えてきます。

柔らかい腹部を外敵から守る為に強固な鎧を身に付け進化してきたくせに

お腹を触らせるなんて、何て可愛いんや。。

約一万年前にこの地球上に生息していたとされる クリプトドン。

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この生き物の末裔を、いま自宅で飼育してると思うとドキドキしてしまう。  しない?  あっそ。

こんな感じで、身を守る為に身体の一部が特別に進化した生物が大好きなのだ。

無類のカメ好きなのも そのせいです。

先日もこんな植物の実を花屋さんで見つけてしまった。

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見つけた瞬間に、もうレジに並んでました。  値札も見ずに。

まぁ、安いもんでしたけど。

ククミスといわれる種子の仲間。 おもちゃメロンとかとも呼ばれる。

イイですねー こーゆーの。

黄色い物と鎧系の生き物、意味も無く集めてしまうなぁ。  病気ですわ。

 

さて本題。

アルマジロの様に頑丈であって欲しい体のパーツ

      「歯」

その歯を守るスペシャリスト、「歯医者さん」。

以前ブログでも書いたことはあるけど、歯医者さんって本当に

立体造形看板が大好きです。

ウチの会社でも毎月と言ってはちょっとオーバーかも知れないが、

ほぼ毎月の様に歯医者さんからの依頼で造形看板を製作させて頂いてます。

少し前、歯医者さんがご家族でウチにいらっしゃいました。

堺市にございます「山西歯科医院」さま。

http://yamanishi-dental.com

ウチの作品例やブログをご覧になり、造形看板をオーダーくださいました。

まだ最初はデザインも何も決まってない状態だったので、ウチの方で

現場調査させて頂きました。

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院の入り口あたりにキャラクター人形をお勧め致しました所、

ご家族会議の結果、この様なイラストを起こしてくださいました。

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弊社へ御見積もりやオーダーの際、特別にデザイナーのもとで製図された4面図などの

イラストがないとダメだとお思いの方が多いと思いますが、そんなことは御座いません。

簡単なラフスケッチ、しかも正面図のみでも製作は充分です。

お気軽にお問合せください。

 

大きさはお任せだったので、設置場所から割り出し製作開始。

スチロール原型が出来上がったところで、一度お越し頂き、実際の大きさ感などを

チェックしていただきます。

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大きさ、形状など、この段階で確認頂き、変更箇所が有る場合、簡単な変更の場合は その場で修正

したりもします。

無事に監修を終え、FRP製に置き換え完成。

 

 DSCN8241

DSCN8242

バッチリ、イラストのまんま立体化されました。

奥様も大喜び頂きました。

その後、院の前の花壇に設置されました。

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造形看板は、その場所の雰囲気を大きく変える力があります。

この院を訪れるお子様方にとっては「歯医者」という存在は恐怖でしか無いのですが、

このフィギュアが有る事によって、その恐怖心を和らげる効果は少なからず有ると信じています。

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ちなみに、このフィギュアのプロフィールが、後ほど山西歯科医院様より届きました。

 

やっぴくん
5月5日生まれ
AB型
体重:25kg
性格:やさしい
すきなたべもの:やさい
ひそかにすきなもの:ハイチュウ
にがてなたべもの:しそのはっぱ
とくいなこと:はみがき(こまかいところをみがくのがとくい)
 

密かに好きな物がハイチュウですよ。

歯科だけに甘いお菓子は厳しく管理されてるのかな?

チャーリーとチョコレート工場のウィリー ウォンカみたいに。

 

 

本当に可愛がって頂いてるのが手に取る様に伝わってきます。

こーゆーの、造形師として一番嬉しいですな。

 

では、他の歯科医院でも同じ様に可愛がられている(であろう)

弊社製作の歯科キャラクターをダダダダ~ッと紹介しましょか。

先ずはネコちゃん

このネコちゃんは院長を模したデザインだそうな・・・。  でもカワイイ!

歯科 例 (2)

 

 お次、

歯科のキャラクターで最も多い「ウサギちゃん」

歯科だけに歯の頑丈な動物をモチーフにするんですなぁ。

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もういっちょウサギさん

この子は院の柱にブラ~ンとぶら下がるコアラさんの様なウサギさん。

歯科 例 (5)

 

 はい次!

ん~・・・・・。 何故ペンギンが歯科のキャラなのか解らないもの。

かれこれ5~6年前に製作したものやけど、何故ペンギンなのか未だ解読不能。 解った人、教えて!

CIMG2450

  

 お次!

この子は歯科だっかかな・・? いや赤十字なので病院のキャラだったかな?

まぁどっちでもイイや、可愛いから載せちゃう。

CIMG2698

 

はいはい次!

このインパクト指数最大のキャラ、超ご立派な眉毛のクマさん。

このクマさんも歯科のご家族様が手描きで描いて下さったイラストを元に製作しました。

勇気を振り絞って、この立派な眉毛の理由を聞きました。

  「院長の眉毛をご覧下さい」とのご回答でした・・・・。  それ以上、何も言えませんでした。

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 次~!!

おっと!この子は いかにも歯科医院なデザインで解り易いデザイン。

右手が動いて歯ブラシで頭をゴシゴシやります。

CIMG2737

 

 次ー!!

実にシンプル。素朴さが良いです。

コンパクトなのでリーズナブルでもありますよ。  如何ですか?

歯科 例 (4)

 

 もうちょい!

こちらは正統派の裏を行く虫歯菌キャラ。 

30センチほどの卓上サイズ。 カウンターなんかに置くとGOOD!

歯科 例 (3)

 

 まだあるよ!

これは歯科医院さんの間で、最も人気のあるデザイン。

でも造形屋にとっては製作が大変な分類の造形です。

この泡の部分がねーーー。  意外と大変なのよ。

歯科看板

  

  ラスト!

これは皆さんご存知のPontaカードのポンタくん。

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歯科 例 (1)

 

 

どーでしたか?

こうやって見ると、結構面白いでしょ?

どの医院も、一生懸命デザインを考え、医院を訪れる患者様に愛される事のみを追求されているのが

よく解ります。

なので造り手としましても、「可愛くなれ~」「可愛くなれ~・・」と念じながら造ってます。

冗談の様ですが、これはホントの話です。

ポップ工芸の作品には念が込められております。  怖っ!!

 

ではまた!!!

福崎町の天狗 妖怪天国

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どーもー  守屋です。

前回、DEADPOOLの製作ブログ書いたら、公式サイトで紹介してくださったり、

皆さんSNSで拡散してくださったりで、最大、通常の15倍ものアクセス数にまで跳ね上がりました。

有り難や有り難や~♪

20世紀フォックス社さんには、もう足向けて寝れないわ。

ホントありがとうございました。

DEADPOOLアドトラックも残す所あと3日ほどの運行です。

関東地方の方は探し回ってちょーだい!

 

さてさて興奮覚めやらぬ状態でお次の造形の紹介しまひょ。

「兵庫県福崎町」と聞いてピン!と来た方も多いはず。

そう、池の中から河童が現れるヤツ、テレビなんかで見たことあるでしょう?

二号機取り替え (78)

コイツね。

テレビ取材とかメディアに取り上げられた事、数知れず。

ナニコレ珍百景でアワードを獲得するなど、全国を暴れに暴れました。

福崎町という小さな町ですが、この河童見に訪れる人はあとを絶ちません。

経済効果は計り知れないそうで、次から次に弊社へ妖怪の造形の発注を下さります。

そもそも、これらの企画の発端は、ここ福崎町役場の地域振興課の小川氏。

この小川氏、昨今流行の「ゆるキャラ」をこよなく嫌い、あんなモン、クソ喰らえと一蹴。

気持ち悪いけど、ちょっとカワイイ、「キモカワ」というものが世間を賑わせ始めた頃、

小川氏は 「んなモン、甘い甘い。アカン!」

       「これからはキモキモの時代や!!!」 と、フガフガ言っておりました。

当初、ワタシはこの小川氏の自論に「??」でした。

だって「くまモン」や「ひこにゃん」が全盛期の時ですよ。

地方自治体など、どこも長い物に巻かれるのが普通でしょ。。

だから、世間にゆるキャラが大繁殖してる訳で・・。

まぁ、ウチとしては造形のお仕事が頂けるのですし、小川氏が鼻息を荒げようが

ゆるキャラを批判しようが、正直どうでも良く、請けたお仕事をキッチリ納めようと、

小川氏と河童造形の打ち合わせ。

小川氏がおもむろに箱から 「コレなんですわ。」  と差し出したのが、

かなりよく出来た粘土ミニチュアの河童。

「へぇ~・・。 こんなの事前に業者に造らせはったんですか?」 と聞くと

「いえ昨夜、徹夜で造ってきました」  と。

  

何を隠そう、この小川氏、相当な腕前のモデラーである事が後々発覚。

過去の作品やらを見せてもらうと、、恐ろしいクオリティのガンプラや、オリジナルの

作品など、完全にプロ。

そりゃ変わった思考回路してはるハズやわ。

となると、こちらもヌケヌケとしてられませんがな。

厳しい小川氏の監修のもと、必死で河童を製作。

鬼の小川氏もこちらの製作する河童の出来栄えに大変喜んでくださり、

もう、小川氏とワタクシ守屋は切っても切れない変態コンビとして現在に至ります。

 

どーでも良い前置きはこれくらいに。

この河童の実績が功を奏し、めでたく予算が下り、次の企画を小川氏から頂く。

「次は天狗飛ばしますんでよろしく~♪」  と、 まるで

また来週呑みにいきましょー。  くらいの軽いノリで、とんでもない事をヌカす小川氏。

もう、あの人の脳はどうなってるのか解らない。ギャラクシーな脳である。

で、今回も早速コネコネと小川氏がミニチュアを造ってきた。

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何やねんコレ?  髪の毛 逆立っとるがな。  ↑↑

 

コレ、何やってるポーズ?  と小川氏に聞くと、

「あ~ それ、逆さまに吊るんよ」 と。  ↓↓

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本来は当然、羽根をパタパタさせて飛ばしたい所なんやが、さすがに福崎町ではディズニーランド程の

資金調達は難しいので、限られた予算の中でのデザインとなります、当然の事ながら。

腕や首の角度などは綿密な打ち合わせの上決定。

右手には福崎町の名産「もちむぎ」を練りこんで作ったどら焼き(実際に販売中)を持たせ、

さりげに物販を意識した欲の塊の像である。

 

ではここからがウチのお仕事。

煮詰まったミニチュアを基に、それを等身大の像へ。

原型は今回も発泡スチロールからの削り出し。

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この天狗は何故か「鬼瓦」にぶら下がっている設定。

「何故」と理由を小川氏に聞いても、「ゴニョゴニョゴニョ・・・」と誤魔化す。

何度聞いても「ゴニョゴニョ・・・・」

多分、ただの思い付きで設定したんやと思う。

ギャラクシーでギャランドゥな脳の彼の発想にこれ以上突っ込むのはご法度。

指示の通りに原型を製作します。

出来上がったボディ部分を福崎町役場の会議室に持ち込み、サイズ感や修正箇所が無いかを協議。

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議長は河童氏に任命↑↑

福崎町PR用の映像を収録するのにウチで製作した着ぐるみバージョンンの河童です。

散々酷使され、開いた瞳孔が元に戻らないくらいにお疲れの様です↑↑

目線がロンドンとパリを同時に眺めておられます。ご愁傷様。

 

無事に一次監修を終え、引き続き製作は続く・・・

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企画当初、重量の問題から(ワイヤーで吊るため)羽根は出来るだけコンパクトに設定してくれ、と

小川氏に懇願して↑↑の様なデザインで一旦は決まったんやが、小川氏はこの画像を見るなり

「もぉ~っと大きくしてぇ~!」と。

小川はん、聞いてましたか?  今回は重量の制限があるのですよ?

最も重量が発生する「羽根」は小さくせんとアカンのですよ、と諭すと

「もぉ~っと大きくしてぇ~!」  しか言わない5歳児に憑依。

アカン、こうなったら企業努力しかない。

仕方無しに氏の希望する形に変更。

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各所、グラム単位での減量で取り戻すしかない。

内部金物の設計から全て洗い直し!

 

内部金物を仕込む為、一度バラバラにされる天狗。

犬神家の一族の如く作業場に放置される下半身。↓↓

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通りがかりの人達は、毎回ウチの工場で何が造られてるのか不思議で仕方ないでしょう。

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出来上がったスチロール原型に内部金物などを仕込み、表面をFRPでコーティングし

表面のディテールを造りこんでいく・・・

 

この段階で天狗の頭に植毛するウィッグの色の色合いを小川氏に相談。

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ウィッグを持つ自分の顔の疲れ果ててる事に気付く。↑↑

そりゃそーだわ、この頃、この天狗とDEADPOOLの製作を同時進行してたのでヘロヘロ。

極度の疲労から頭おかしなって天狗用に取り寄せたウィッグを試着し始めるワタクシ守屋↓↓

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スタッフ達が似合う似合うと言うから、調子に乗って色違いも試す始末↓↓

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ロン毛ウィッグ初体験で興奮し、隣にいた水内クンにも装着させる↓↓

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  「あれ?・・・・。」

ヤバい。どっかの心理教の教祖様にあまりにも似てたので興奮 興醒め。

アカン、アカン。見ちゃいかんものを見てしまったかの様に、そそくさと 皆 作業に戻る。

     ゴメン、水内クン。

 

マジメにお仕事しましょう。   とか言いつつ、あのヅラ、社長にも被せたかった。・・・後悔。

全く懲りてません。

 

 

今度こそ真面目に。

お次は塗装。

お目目や口など、いわゆる小物から。

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塗り終えた部分をマスキングし肌の塗装。

先ずは下地の塗装。

今回の天狗は例外に無く「赤い肌」。

だけど下地の色は普通~に肌色から。

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そのあと赤系を入れていく。

先ほどの肌色が皮膚の透明感を与えてくれます。

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巧く この肌色を残しつつ数種類の赤色を重ねて行きます。

塗る色の順番を間違うと、一瞬で色味がくすんでしまう。

絶対に濁ったりくすませてはいけないのです。

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今回は設置場所が屋外なので、塗装中の物を屋外に出し、太陽光のもとで色味のチェックをします。

通りがかりの子供達やご老人の方にはちょっと刺激が強すぎる光景やな。

 

 

小川氏のこだわりの羽根。

カッコ良く塗りまっせ~!

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多くの謎が込められた鬼瓦もバッチリよ。

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各所のツヤの調整をします。

 

塗装はコレで完了。

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次に福崎町の造形の特徴、小川氏の最も拘る部分「植毛」。

小川氏、前回の河童の時もそうやったんやが、とにかく植えたがります。

そのままウィッグを被せると仕事は早いんやが、そこは小川氏は許してくれません。

ちゃんと毛の生える角度など考慮し、植毛せんとダメです。

なぜそこまで小川氏はヅラはダメで植毛に拘るのか・・・・。

多分、小川さん本人が、アデランスでは無く、マープ増毛法なんだと思います。

今度、福崎町に行って後頭部をコッソリ調べてきます。

冗談はさておき、ここからは笑えない、気の遠くなる植毛作業。

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下穴を無数にあけ、一束ずつ植えて行きます。

狭い部位などはワタシの様な大男では手が入らないので垣内サンにお願い。

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作業は深夜に及ぶ・・・・。

 

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髪型を考え、毛先をカット。

企業秘密の整髪料で毛並みを固定する。

ただガチガチのスーパーハードな仕上がりでは風になびかないので、そのあたりのさじ加減が難しかった。

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天狗本体、やっと完成。

コレで終わりと思ったら大間違い。

この企画、天狗が小屋から飛び出してくる設定なので、その小屋も造らなきゃならん。

アルミフレームで小屋の骨組みを造る。

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この時点で納品4日前。↑↑

あと3日で小屋は完成するのか???

 

 

焼き杉板をフレームに貼っていき

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そのままでは、ただの和風の新築なのでエイジング塗装で古ぼけた感じを出す。

植毛に続き、これまた作業は深夜に及ぶ・・・。

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何とかかんとか納品日に間に合った。

ある意味、DEADPOOLの製作より納期的にはヤバかったかも。

 

 

取り付け当日。

FRP製の茅葺き屋根を現場にて組立。

扉の開閉のモーターやらセンサーやら組み込んで。

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設置場所へクレーン車にて移設。

 

小屋の重さ600kg!!!!!

200kgくらいと思ってた。

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小屋の設置が終わり、ワイヤーに天狗を取り付けが終わった頃は、もう辺りは真っ暗。

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翌朝から細かなセッティングが待っています。

 

ワイヤーはこの様な とんでもない重量のウェイトでピンピンに引っ張られています。

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天狗の飛行(移動)や小屋の扉の開閉などは、こんなスーパーコンピュータ京モドキで制御されます。

スゴイだろー!

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今回の製作の様子はテレビ局が密着取材してました。

最後の作業、「天狗の梱包剥がし」をを番組的に除幕式と捉え、剥がす瞬間を撮影されました。

取材陣より、「除幕は製作者の守屋さん本人の手でお願いします。」 といわれました。

いやいやワタシ、大の高所恐怖症なんですけど・・・。  と言う間もなく高所作業車のゴンドラへ押し込まれ

空中高くぶら下がる天狗のもとへ・・・・。

除幕

高所とか言ってるけど、ほんの4~5mのとこなんですけどねー。

ワタシにとってはスカイツリーの上で作業してるのと一緒。

撮影が入ってるので真面目な顔で除幕しておりますが、もうウ●コもらしそうなくらい怖いのです。

あ~ヤダヤダ。

 

何とか命がけの除幕も終わり試運転です。

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 このワタシを散々苦しめた天狗さん。

記念撮影

毎回、福崎町の案件は本当に気苦労が多いです。

でも自分にとってはカワイイ息子の様なもの。

皆さんに愛されて欲しいものです。

 

もう、来月も福崎町さんから次の妖怪の製作依頼がきております。

小川氏、次はどんな要求をしてくるのでしょう・・・・?

あまり酷い要求の場合は、彼のヅラを引き剥がしてやろうと思います。

 

この天狗や河童の稼動の様子はYouTubeで 「福崎町 天狗」 とか 「福崎町 河童」 とかで検索してみて。

イヤになるくらいアップされてるから。

あと、河童の着ぐるみが登場する超オモロイ福崎町のPR映像もあります。連ねて出てきますので是非見てあげてください!!

あと、全国妖怪造形コンテスト  てのも開催されてます。

http://youkaizoukei.town.fukusaki.hyogo.jp/index.html

これで3回目の開催です。

造形に興味ある人、奮って参加ください!  賞金もあるでよ。

 

ではまた!

 映画「デッドプール」アドトラックの製作 DEADPOOL

DEADPOOL

ど~も守屋です。

ご無沙汰しております。

今日はもう、くだらない前置きは無しにして、皆さんお待ちかねの

6月1日(水)上映開始の映画

   「 デッドプール 」

のPR用巨大フィギュアを製作したんで、その様子を大公開しちゃいますよ。

今回のPRの方法は身長7mの巨大DEADPOOL像を製作し、それをそのまま巨大なトラックの荷台に設置し、街中を走り回ろうではないか!! というもの。

このパターン、覚えていらっしゃる方もいるのでは?

過去にウチでは、、、

映画 ウォーキングwithダイナソー!!! その①

http://zoukeikanban.com/blog/with/

映画 ウォーキングwithダイナソー!!! その②

http://zoukeikanban.com/blog/with_1/

約2年前にこんなバカげたとんでもない企画を20世紀フォックス映画の宣伝担当のO氏から頂き

無我夢中で造ったのを思い出します・・。

まだ前回は巨大な箱型のアクリルケースに恐竜を入れるカワイイ設定やったんやが、

今回は完全に大気むき出しオラオラ状態での積載だという事で、これまた20世紀フォックス映画宣伝室さんのクレイジーな発想に度肝を抜かれました。 (O氏、どうかしてるゼ!)

早速、御見積。

見積時、製作必要納期を「60日」と設定させて頂き提出。

ありがたく発注頂ける事に。

ところが・・・・・・

中間業者の手違いで約40日ほどの納期で製作せにゃならん事が発覚!!

は、は、20日も短縮!?

当然、もうこのプロジェクトは漂流する氷山の如く、ズンズン押し迫ってくるではないか!!

「どうする?」

「どうするも何も造らなアカンのだよ、コレは」

答えは簡単♪

「不眠不休」で60日を40日にするだけ。

ポップ工芸、前代未聞の大ピンチで御座います。

笑えない状況やが、ここは笑って行きましょう。

眉間にシワを寄せていては死ぬかもしれないので。

 

レッツゴー♪

 

え~、先ずは何はともあれ原型の製作をしないと始まらない。

前回のウォーキングwithダイナソーの時は完全に手作業で原型を彫ったんやけど、

今回は3DCADでデータを製作しCNC切削(機械彫り)で製作することにしました。

何故かと言うと、その方法だと、データが出来上がった所から順次切削工程に移行出来る点。

データ製作とNC切削の両方の時間をトータルで考えると手で彫るのと大して変わらないんだけど、

データの監修を部位ごとに画面上でお願い出来る点も時間短縮で利点かな。

 

3DCADでデータを製作する場合、おおまかに分けて2通りの方法がある。

1つは、完全に画面上でデータを製作する方法。

もう1つは対象物を3Dスキャナーでスキャンしてデータを製作する方法がある。

今回はなんと、配給元の20世紀フォックス映画様よりDEADPOOLのコスチュームをお借りする事が出来たので

それを着て3Dスキャンする事に。

但し問題が・・。

そのコスチューム、当然 現地アメリカで製作されたもの。

   「デカい・・」

装着のマニュアルも同封されてたんやが対象身長が190~193cm以上みたいな事が書いてある。

まぁ、ワタクシ守屋も世間的には大型な180cmなので何とかなるやろ・・あとはデータで

チョイチョイと補正をかけて。。 とか余裕をブッこいていたんやが、何が何が。

腹抱えて笑うくらいサイズが合わない。

そこで急遽、20世紀フォックス映画O氏に連絡。

「ダメだこりゃ」と いかりや長介になりきって報告。

速攻で外タレの事務所に連絡頂きモデルを手配して頂く事に。

身長190ナンボのMr.マイケル到着。

どういう経緯で呼ばれたか、もひとつよ良く解ってないマイケルに、つべこべ言わせず、カタコトでスーツを

着させ、押さえつけてスキャン。

DEAD POOL 3D

「ノープロブレム、ノープロブレム」と、丸一日、1回もトイレにも行かず頑張ってくれたマイケル君。

お昼休みもこのままの姿で、コンビニのカラ揚げ弁当食ってる姿には笑ってしまったが

さすが現役モデルのプロ根性見せて頂きました。  さんきゅーマイケル。

マイケルも頑張ってくれたんだし、こっちも頑張らんとあきまへん。

撮ったデータを合成、修正し、どんどん進めて行きます。

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②データ製作1

②データ製作3

本当は靴底にはこんなのは無いんやけど、遊び心で、あえてカタカナ表記(あくまで日本発信の企画)なので「デッド、プール」のロゴとベルトのバックルの形状をを入れました。

DEAD POOLデータ製作(遊び心)

恐らく20世紀フォックス映画の方からは激怒されるであろうとビクビクしてデータ監修に提出すると・・・

「イイじゃないですか!面白い!」と言って快諾。

20世紀フォックス映画、なんとジョークの解る会社なんや。(O氏、どうかしてるゼ!!)

DEADPOOL本人の役柄のイメージも加味して頂いた上での判断だったんでしょうが、

通常、こーゆー事は絶対に有り得ません。

我々造り手も普段からこんなアメリカンなジョークをちりばめて仕事がしたいと思っているんやが

夢を叶えて頂いてホント嬉しいです。

 

20世紀フォックス映画さん、ただただジョークを許してくれるユルい会社と思っていては痛い目に遭います。

当然、細部の監修は恐ろしいくらいに指摘があります。

今回の3Dスキャンデータは、あくまでMr.マイケル版DEADPOOLに過ぎません。

主演のライアン・レイノルズのセクスィ~なマッチョ体型とは程遠い細身なMr・マイケル。

監修ではライアン・レイノルズの頭蓋骨の形状の特徴まで指摘を受け、データ修正に臨みます。

ただ、当然国内では未公開の映画なので資料が乏しい為、肉付きなど細部のデータ製作は大変。

画像検索で色々かき集めて参考にします。

特に背部の資料は皆無・・・・。

20世紀フォックス映画さんより、この様なポスターやパンフなどの資料を頂いたりして参考にします。

 

 

DEADPOOL_Launch_OneSheet

画像検索していると、映画撮影中のスパイショットのリーク画像なんかも色々出てくるんやけど、

以外や以外、これらのスパイショットが一番参考になったりします。 皮肉な話ですが。。

 

 

そうして何とか鬼監修を経て出来上がったデータを基に、NC切削機でギュンギュン彫り出します。

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1枚の大きいスチロールブロックからこんな風に彫り上がります。 ↑↑

小さい手に見えるけど、ホントはこんなにデカいのだ!!  ↓↓

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実寸の約3.7倍の大きさ。

マシンで彫り上がったパーツは細かい部分はユルく彫り上がっているので、そこは手作業で手直しを入れないと使えません。エッジを深く削ったりピンピンに尖らせたり。

手直しを入れたパーツ群に、お次はFRP(繊維強化プラスチック)を貼って行きます。

薄いガラス繊維を樹脂を用いて貼って行きます。

ここでも巧くガラス繊維を貼らないと折角エッジを立てた部品もユルユルな仕上がりになってしまう。

この工程は仕上がりに大きく影響します。

普段、仏の顔で接する事を念頭に置いているワタシですが、

職人達に対し、かなり厳しく怒鳴りつけてしまった。

ピリピリムードで作業は進みます・・。

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おケツに群がる職人達。

今回、20世紀フォックス映画さんが顔の次にこだわっておられた部位。 それは 「お尻」

丁寧~にFRPを貼る様に指示。

この様に一つの案件にスタッフ全員投入して一ヶ月も作業するのはポップ工芸史上初の事です。

大抵、数人は違う案件を造っているんやが今回は別。

全員の意思や技量、モチベーションなどを一つにまとめる事の難しさを改めて勉強させて頂きました。

小分けにされたパーツにFRPを貼り、表面にパテを入れ、平滑に研磨した後、各パーツを

組み立てていく。  ↓↓

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いくら高精度で切削されたパーツ群も微妙な寸法公差があります。

そのまま組み立てると上手く合わなかったり、パーツが大きい故に、ほんの数ミリのズレが先端では数センチの大きいズレになるので少しずつ削って修正を入れながら合わせていきます。

 

 

納品後、走行中に万が一外れては大事故に繋がり兼ねない重要なパーツは自分で取り付け。

未来のある若手職人達に責任を負わす訳にはいきません。

最もジジィである私が裁かれれば良いのです。

背中の刀などがそれにあたります。

内部に強固な鉄骨を入れて補強します。  ↓↓

ぶら下がっても大丈夫なくらいに補強しときました。

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やっと全体が見えてきました。

この段階で、納品一週間前。  何とか予定通りに進んでいます。  ↓↓

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全体に組み上がってはいるんやけど、そのデカさから全体のバランスを工場内で遠目に確認する事が出来ない。

頭の方からか、つま先の方からしか眺める事が出来ない。

真正面から遠目に眺めて確認出来ないので、最後の最後までドキドキな心情で製作。

お陰で抜け毛が止まりません。

健康診断で胃にポリープが複数見つかりました。

私の魂が擦り込まれたDEADPOOL像。

皆さんどの様な心情でこのブログを読んでいるのでしょう・・・。

鼻をほじりながらお菓子食べて適当~に読んでるでしょうけど。

まぁイイや。

暫しお付き合いを。

 

最終のサーフェーサー(下地剤)を吹きつけ、いよいよ塗装の工程へ・・・

塗装は最も重要な工程、と唱える造形屋、原型師も多いと思います。

どれだけ緻密に製作された原型でも、この塗装工程でヘタをこくと、

ただの学芸祭の装飾品と何ら変わりません。

慎重に行かなければなりません。

当然、塗装は弊社工場内で行なわれるんやけど、蛍光灯の灯りの下での

調色、塗装となる。

この蛍光灯の灯りがクセ者で、屋外の太陽光の下で見た時に、全く違った色味になってしまう。

その辺りの補正は職人の経験と勘だけが頼り。

通常、小さな人形とかなら1色塗っては屋外に持って行き、太陽光の下で確認出来るんやが

このデップー様は7メートル。

デカすぎて容易に出し入れできないのは当然、シークレットな製作状況下もありそれは出来ない。

今回、その調色を、冒頭で紹介したウォーキングwithダイナソーで小さい方の恐竜を製作した

垣内サンに一任。

何の迷いも無く調色してきたので若干心配っだった。

その下地色となる赤を塗る垣内サン。

1463212334621 誰もが鮮やか過ぎるのではないか?とも思われる色で塗装を始める彼女。

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この画像を20世紀フォックス映画、O氏へ転送するや否や、早速、電話が・・。

「ちょ、ちょ、ちょっとこの色、明る過ぎやしませんか??」と。

「いやいや大丈夫。お任せください。」

きっとO氏は不安で一杯だったでしょう。

当然、デップー様はこんな色では御座いません。

もっともっと薄汚れてボロボロなのです。

ちゃんと次の工程を計算した下地色。

お次の工程は、このDEADPOOLのスーツの生地の特徴、

メッシュ地のラバーの様なレザー生地の様な質感を出す作業です。

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製作当初は納期の関係から、このメッシュ調塗装は諦める様に他のスタッフから言われていたんやが、

私自身、どうしても諦めきれず、何とか時間を作って行なった作業。

スタッフのみんな、頑固ジジィの我侭を聞いてくれて本当にありがとう。

お礼に胃のポリープを一つずつ差し上げようぞ・・。

 

この7メートル像のサイズに合ったメッシュ生地を探しに何軒もの生地屋さんを手当たり次第に回ったんやが

結局イイのが探せず・・。

知り合いの、衣装などを製作する職人さんに相談。いくつもの候補を探し出してくださり、何とか

このデップー像にピッタリのピッチの生地を入手する事が出来ました。

お礼にこの職人さんにもポリープを・・・

もう、ポリープネタやめとこ。 しまいに怒られるわ。

 

何とか貴重な納品ギリギリな一日を頂きメッシュ調塗装を終え、次の色へ。。

⑥塗装3(マスキング塗り分け)

赤い部分をマスキングし黒い部分の塗装へ。

画像では普通に黒一色で塗っているかの様に見えるけど、実は各パーツで黒のトーンを変えています。

画像で見える範囲だけでも5色の黒に塗り分けられています。

微妙な違い、解るかな? 解んねーだろーなぁ・・。

こーゆー誰も気付かない様な所やけど、モノが大きいだけに、単色で塗ってしまうと、物凄く安物臭い仕上がりになります。

先ほどのメッシュ塗装もやけど、たった数メートル離れると、メッシュ調であることは誰にも解りません。

でも、それらの色が重なって初めて出る色合いはベタ塗りや普通のボカシ塗装では絶対に出ないのです。

本物のメッシュ生地と同じ構造の塗り分けで初めて出る色合いです。

恐らく、今 全国を走り回っているこのDEADPOOL像が、この様な凝った塗装をされている事実を

誰一人知らないと思います。

でも本物のスーツとウリ2つな色合いである事は誰もが感じ取ってくれていると確信しています。

それでイイのです。 我々のお仕事はこーゆーものなのです。

ウンチクはこれくらいにして次行きまひょ。

 

次はエイジング塗装と呼ばれる塗装。

その名の通り年月が経ち、古ぼけた様な雰囲気や汚れた感じを出す塗装。

この作業は全体の統一感が重要な為、何が何でもワタシ独りで行なわせて頂く作業。

凹凸感も数倍に見せる事が出来る魔法の塗装。

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でも一歩でもやり過ぎると取り返しの付かない恐ろしい作業である。

もし、万が一、この作業をやり過ぎてしまうと、極端な話、一旦 真っ白に塗り戻して1からやり直しです。

でも怯えて少な過ぎると特有の質感は出ません。

 

お次の工程。

エイジング塗装は、非常に塗膜が薄いのでキズ付き剥がれ易い為、それを保護する為、

クリヤー塗装を行ないます。 そう、女性のマニキュアで言う所のトップコート。

テカテカでご覧の様にローションまみれの様な変態チックな雰囲気が漂っております。

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この状態では下ネタ大好物なDEADPOOL様でもさすがにご立腹でしょうから、ツヤの調整を行ないます。

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上の画像をご覧になって、お解り頂けますでしょうか?

部位によって微妙にツヤが違う事を。

顕著なのはふくらはぎの所や肩パッド部分などのツヤ感。

本物の衣装は、これらの部分は完全にレザー素材でして、レザー特有のツヤ感が御座います。

ブーツも然り。但し靴底のゴム部分はツヤを控えてあります。

時間も無いのに大変だけどウソはつけないのよ。本物がこうなっているのだから。

 

次に予め造っておいた小物パーツも塗装し、貼り付けます。

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DEADPOOL 完成 (1)

ベルトや帯類は実際に布を縫製して製作。

時間が無いのに時間の掛かる事ばっかやってます。

でも、こーゆーところで質感がグッと高まるから。

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DEADPOOL 完成

やっと完成でございますー!!

DEADPOOL 完成 (10)

どのアングルから見ても抜かりの無い様に最終チェック。

グローブのカーボンケブラー繊維の様な模様もキッチリ再現。

これも大変やったなぁ・・。

スタッフみんなイライラしてたのを思い出す・・・・・・・・

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DEADPOOL 完成 (9)

アップで見られても大丈夫。

この質感に20世紀フォックス映画 O氏も太鼓判を捺して下さいました。

完成したのは納期当日。トラックが到着する直前まで色々やってました。

間髪入れずトラックへ積載です。

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思いの他   「重い・・・」

手積みとなるのは解っていたので最小限の重量になる様、FRPの厚みを調整したけど、

デカものは重い。

お陰さまで積み込みの際、ウチのスタッフの水内君の腰が玉砕。

使い物にならないお爺さんになりました。

約3週間休んでおられます。

どーしましょ。

 

そしていよいよ旅立ちの時がやってまいりました。

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最近はメディアへの露出がめっきり減ってしまった「せんとくん」が、ここぞ!とばかりにカメラ目線で自分アピールしております!

皆さん、デップー様もだけど、せんとくんも応援してあげてくださいな!

今の所、せんとくんの方が国内では知名度高いんだから。

 

翌日、大阪駅のグランフロント内で除幕式が行なわれました。

体調不良で入院されてた第64代横綱 曙 太郎氏が入院先から駆けつけてくださいました。

DEADPOOL除幕式 (5)

当日はあいにくの雨模様で除幕がスパッ!と出来ず、ズルズルと除幕でしたが、それがまた焦らされて

ドキドキしました。

この時、初めて真正面から遠目に眺める事が出来ました。

DEADPOOL除幕式 (2)

やっぱデカいわ。

物凄いモノを任されてたんやなぁ・・と今更ながら実感。

3Dスキャンの時、扮してくれたMr.マイケルも京都から式典に駆けつけてくれました。

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DEADPOOLに合わせて真紅のシャツを着てくれましたよ。

粋な計らいですな、さすがモデルさん。

 

このアドトラックは6月5日まで巡航します。

運行スケジュールはTwitterなんかで確認できます。

#デップー発見  #デッドプール #DEADPOOL なんかで追跡してみて。

日本の映画の公式ツイッターでこのアドトラックについてライアン・レイノルズ本人がリツイートしてくれたんやで!

それと、コミック原作者のロブ・ライフェルド氏もTwitterでネタとして取り上げてくれたり!

も~コレ凄すぎと思わない!?

世界もが注目するこのトラック、是非追っかけて目に焼き付けてちょーだい!

ポップ工芸のスタッフの魂がすり込まれたDEADPOOL像です。

ギックリ腰で死にかけの水内クンにもエールのお言葉を頂戴できれば

きっと回復が早まるはずです。

ライアン・レイノルズ氏にこの気持ち、届かないかなぁ・・・。

届くとイイなぁ。

 

映画 「デッドプール」 は6月1日(水) TOHOシネマズ日劇ほか

 全国ロードショー です!!

http://www.foxmovies-jp.com/deadpool/

世界120カ国でぶっちぎりNo.1の大ヒット作!

みんな!映画館へ急げ!!!!

 

ポップ工芸のブログ史上、最も長文になり申し訳ございませんでした。

少々熱くなり過ぎた様です。

長々とお付き合いありがとうございました。

守屋でした。

 

次は何のネタ書こうかな。

© 2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

 

天狗まみれ

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はいどーも!

早速ブログ放置気味で全国からお叱りの声を絶賛受付中の守屋です。

 

いや~忙しかったのよ。

まぁ、年度末は毎年こんな感じで干からびたスルメイカの様になっておる訳ですが・・

年度末までに片付けないといけない仕事ってのは、だいたい役所や自治体などからの発注分ですわな。

何とか今年も、その呪縛から開放され枯れ枯れスルメイカから一夜干し程度に身体が回復し、今こうして

パソコンに向かってブログが書ける余裕があります。

しかし・・・

次の波(しかも大波)が直ぐ目の前に来ております。

詳細はまだ明らかには出来ないんやが、ザックリ言えば巨大な人物(キャラかな)を造らないといけません。

見積時、60日の製作納期を提示していたんやが、間に噛んでる業者の手違いか、それを30日程で製作せにゃならん事態が目の前にあります。

当然五月のGWなんぞワタシには解読不明なワードになってます。

前代未聞の納期で納めないといけない。

チームワークがモノを言うので、ここは巧くコントロールせんとね。

頑張るしかないので頑張ります。

心の頼りはキューピーコーワゴールドα のみ。

この小さい錠剤に命を懸けないといけないなんて。。。。。。。

我ながら、なかなかのギャンブラーやな。

昨今、スポーツ界の賭博問題でマスコミは騒いでおるが

そんなのに比べりゃワタシの賭けの方がヤバい賭けなんちゃうか?

嗚呼、今回も助けておくれキューピーさん。

 

 

さて、今回のブログは冒頭にも書いた、ワタシの天敵、お役所からのお仕事です。

随分前に兵庫県福崎町役場から河童の造形の依頼を受け製作、その河童が物凄く有名になり

マスコミに大注目されてYAHOOニュースのトップに出たり、ナニコレ珍百景では優勝したり、

それはもう世間を騒がせた、と言ったら過言かも知れんが、それくらい騒がした造形物。

知らない方は「福崎町 河童」などで検索を。

その福崎町役場で第1回妖怪造形コンテストっつーのを開催しまして

http://youkaizoukei.town.fukusaki.hyogo.jp/

(現在、第2回も無事終了。第3回も決定しております、是非ご参加を。)

そのコンテストで優勝した作品は等身大FRP像で製作し福崎町の河童の横に設置される、というもの。

第1回のお題は「天狗」

一般部門での優勝作品がコレ

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素晴しい作品です。

この作品を等身大にします。

元のミニチュアがある場合、3Dスキャンで読取り機械彫りで行なう場合もあるし、そのまま手作業で彫る場合もあります。

今回はアナログ手作業にて製作。

ブログみて下さってる方は手作業の方が見てて楽しいと思います。

では製作開始!!!

先ずは下書きを。

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ワタシの場合、下書きなんてこんなもんです。

良い子はマネしない様に。

よく色んな造形屋のブログありますが、見ていますと、まぁ几帳面に丁寧な下書きをされている方を

よく見かけます。ほとんどの方がそうされているようです。

でもね。

丁寧に描いた下書きなんて一撃で消えてしまいますのよ。

こんな風に。

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必要な情報はアウトラインのみ。

丁寧な下書きなんてクソ喰らえです。、無駄無駄。

私達の様に造形師と呼ばれる職に就く人間は大まかに分けると二種類に分類されます。

ひとつは、ただただ感覚のみで彫る(造る)タイプ。

もうひとつは、その都度 採寸、採寸採寸・・・でキッチリ造るタイプ。

出来上がりは同じだとしても後者は物凄く時間が掛かる事がほとんど。

ワタシは顕著な前者。感覚だけで生きる変態。

ポップ工芸の職人は感覚タイプがほとんどだと思う。

なので、たま~に応援で呼んだ職人さんがウチの原型彫りの速さに驚愕する事が多々あります。

ウチらはこれが普通やと思ってやってるんで逆に驚いたり。

よそはどんだけ時間掛かってるんやろ? て。

あとスチロールの彫り方も職人によって大きく分けて二通りあると思う。

 

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ひとつは上記の画像くらいまでニクロム線、と包丁でザクザク、バリバリと一気に彫り、その後ワイヤーブラシとサンドペーパーなどで粉まみれになりながら細部を削り出すタイプ。

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もうひとつは、物凄く良く切れるナイフ(自作ナイフが多い)で仕上がりギリギリまでナイフ一本で切り出し、最後のほんの少しだけペーパー類で丸めて仕上げるタイプ。

もうお解かりの様にワタシは完全な前者で全身スチロールの粉まみれで奮闘。

帰宅後、風呂に入るとスチロールがプカプカ浮かぶ事も。

パンツの中の恥部もスチロール祭りな事も。 あー恥ずかしや。

 

後者のナイフ一本でやるタイプは神経質な職人が多い気がする。

下書きもしっかり描くヤツが多い。

潔癖でスチロールにまみれたくないんやろね。

そんなヤツ、スチロール頭からブッ掛けたくなります。

当然、仕事メッチャ遅いです。早い人も知ってますが。。

 

まぁ、人それぞれ。

どーでも良い話。

次行きまひょ。

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ボディ部はだいたい完成。

次は頭部

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見よ!この適当な下書きを   ↑↑

でも大丈夫。感覚人間だから。

ツボは押さえて下書きしてます。

ワタシにしか解らない下書き。暗号みたいなもの。

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で、だいたい本体はこれで完成。

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今回の造形、一番大変なのは、意外と「羽根」の部分。

人の手の触れない所への設置だと大した事無いんだけど、子供らがガッツリ触る可能性ある場合、

羽根の様な薄いパーツは中に強固な金物を入れないと、いくらFRPは強化プラスチックとは言え

折れる時は折れます。

ゴッツい金物を中にいれなとダメです。

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この羽根だけで40kgくらいあります。

この金物全てが天狗の中に納まります。

微妙な羽根の角度など溶接時にきっちりとミニチュアと合わせる事が必要です。

こんな時に『感覚』で生きる人間は強いです。

適当(当然、物凄い考えはしますよ)にフィーリングで決めます。

『キッチリ派』の人間ならこの鉄骨も丸1日かけて一から図面を引くでしょう。

 

 

さっきのスチロール原型にFRPをコーティングし、表面の細かいシワなどはパテで造りこんでいきます。

この場合、スチロールで基本形を造りパテで細部を造って行くパターンか、粘土で一から造るパターンか

いくつか方法はあるんやが、デザインの内容、仕様などでパターンは決めます。

今回は仕上げがブロンズ像風なので、極端な細かな造り込みは不要なので、こーゆー造り方です。

とにかく、どんな造り方が一番早いかがカギです。

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全身も同じくFRPコーティングしたのちに台座に乗せ、目線などを設置現場を想定して決めます。

福崎町の担当の方と幾度と無くメールにてやり取りし、目線、固定角度を決めます。

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詳細が決まったら表面の処理をしていきます。

黒いサーフェーサーを吹いて表面を鋳物特有のザラついた梨地に仕上げます。

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そして塗装。

先ずは目玉から。

ここ(福崎町)のブロンズ像は何故か目玉だけは生き生きと生きている様な仕様で塗ってくれ、と

注文があります。

詳しい事は解りません。

どーしても気になる方は福崎町地域振興課へ行って聞いてください。

多分、「内緒ょ、ウフフ・・」と言われるでしょう。

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ミニチュアに合わせた色合いで塗ります。

 

その後、塗った目玉をマスキングし本体をブロンズ調に塗る。

ご存知の様にブロンズ像も色んな色のタイプがあります。

おはぐろ調の真っ黒の物や、緑青(ろくしょう。銅の青サビ)の物、黄金色などなど。

今回のケースはお任せだったんでカッコよくなる色味で塗りました。

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そして台座には銘板を入れます。

銅板製エッチング仕様。

銘板完成

この優勝作品の作者、稲村さん、有名映画の小道具なんかも手掛けるプロでした。

映画のエンドロールに名前が出るくらいの方でっせ!

最近まで全然知らずに造ってました。(ちなみにこの天狗は去年の秋に製作したものです)

知ってたらプレッシャーで押しつぶされていたかもしれないので逆に良かったわ。

 

設置の様子は次回書こうかのぅ。

タイトルが「天狗まみれ」となっとりますが、この案件の後も、同じ福崎町役場より、違う天狗の製作の依頼があり、それも立て続けに書きますんで暫く天狗にまみれて頂きます。

覚悟しといてください。

 

ではまた!