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経緯 2

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生まれて初めて造った龍です 胴体に乗っているのが私です この後ろに胴体部分があります

 

 

始に何で造るか  大きさが16mぐらいあるので原形は発泡スチロールが造りやすいのではないかと

次に表面の素材は当時材用に関してまったく解らなかったので 出入りのペンキ屋さんに相談すると

 

『FRPという材料らしいとの』情報を得 ペンキ屋さんの紹介でFRPを扱っている資材屋さんを探して

もらいました (今ならnetで簡単に情報が入るが) 

いざ造ろうとスチロールがどれくらい必要か計算すると凄い量が居ると解り 何とか安くならないかと考え ふと金網で胴体の基礎を造る事を思いつきそして ウロコ・腹部はスチロールでつくり金網の胴体に貼り付ける方法を取りました

この大作を1人ではとても無理なので嫁さんを借り出しました 

 

毎度!

まいど! 守屋です。

かなりご無沙汰しておりミイラ化しておりましたこの製作日記、

社長がこの怠けた守屋にしびれを切らし、頑張って時々日記を書いて

くれて助かりました。

何とか首の皮一枚で繋がって頂いていた愛読者の皆様、また気持ちを

入れ替えて再開です!  ご期待あれ!

 

さて、震災の影響、我々造形屋に打撃をもたらしたのは「塗料」。

震災直後はどこの造形屋も、塗料が・・・塗料が・・・・・とゾンビの様にさまよってた。

幸い、遅れはしてたものの、最近はぼちぼち順調に入手できる様になりましたが。

ガラスマットも栃木に工場があったらしく、一時は違うメーカーのマットで作業するハメに。

今は普通に入手できて一安心。

何よりコイツらの顔を見かけなくなって一安心。。。。。。。↓↓↓

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当初は1日テレビを見てると軽く数百回は見せ付けられたもんなぁ。

ぽぽぽぽ~ん♪  言うて。

オマケに最後「エ~シ~♪」の一撃で我々撃沈。

辛かった。完全にトランス状態やった。

ウチのオトンなんか頭おかしなってACに抗議の電話しとった。 アホちゃうか、我慢せい。

 

さ、製作日記。

社長の日記にもあった様にワタシ1人ではかなり負担が大きいという事で、

この日記、スタッフによる輪番制となります。 なる予定です。

スタッフによっては製作日記とはかけ離れたごく普通のブログになるかもなので

ワタシのは今まで通りちゃんと製作内容やらをカキカキしたいと思ふ。

 

ではスタート!

 

以前、社長のブログやらでフライング気味に紹介されていたかと思うんやけど

映画「ナルニア国物語 第三章」に登場する帆船「朝びらき丸」(へんなのー)を

製作。

つーても丸々船全体を製作したんじゃなく先っちょの舳先部分のドラゴン。

コイツを大阪港(海遊館の裏ね)から出航してる周遊船「サンタマリア号」に

くっ付けて映画の宣伝しちゃえ!て企画。 結構乱暴な企画。

ヤルなぁ・・・さすが20世紀フォックス社&大阪水上バス。

 

では開始。  スチロール原型から。 これは横に付く羽みたいなヤツ。

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で、コレがその頭部。コイツを無理矢理サンタマリア号に・・・

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かなりスリムな感じやろ?

本物はもっと幅もありデカく、イカツい感じなんやがそのまんまのスケールで製作すると

当然予算オーバーやし、何より実際に船の視界に悪影響が出るそうな。

よって幅は60センチ以内!と厳しく決められておるのだ!

そりゃそうやわなぁ・・前が見えんとヤバいわ、あの船は。デカいもん。

操舵を誤って海遊館に突っ込んだら水槽割れてジンベエザメが大阪港に・・・ 楽しそう

 

でもこんなにデカいんやで。何メートルやったかなぁ。軽く5メートルは越えてたかと。

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で、短期の使用やけど船からモゲてはならないのでFRPでコーティング。

表面はパテでザラザラにしてます。

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いよいよ塗装。

まさにこの時でした。 ワタクシ守屋、インフルエンザでブッ倒れて白目むいて寝込んでました。

 

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スタッフの助けによりめでたく完成。  な、デカいやろ?

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   出荷。当然手積みで。  重っっ

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見えるかなぁ?トラックの後方でマスクしてボ~ッとしてつっ立ってんのがインフルエンザ3日目のワタシ。

まだ高熱で脳内はお花畑をお散歩中♪

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おっと!!  現場ではサンタマリア号がドック入りしてお待ちかね。  待たせたな。

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ナ11.jpgこの取り付けの模様はYouTubeでもアゲてたはず。ポップ工芸で検索を。

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気が付けばとっくに日は沈み・・・・ご苦労様です。

 

翌日、就航記念イベントが盛大に行われた様で。

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ドラゴンの羽根のすぐ後方、見えるかぁ?   ↑↑↑

なんと当日、NMB48もこのパーティーにゲスト出演!

つーてもワタクシ守屋、この辺のアイドル、全く知らん。興味無し。

AKBですら前の方の2~3人の顔しか解らん残念な人デス。

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NMBの後ろにさりげに写りこんでるライオン、これもウチで造ったんやで。

ネズミのチュー太郎(名前知らん)もセットで。

コレの製作の様子は次回紹介するでよ。

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ダラダラとエライ長長ブログになってしもた。   スミマセン。

 

ではまた!

次は誰が日記書くのかのぅ・・・・・・zzzzz

 

造形を始めた経緯

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初めてFRP立体造形看板に携ったのが この巨大龍です もう12・3年も前になります

当時は1人で平面の看板を造る普通の看板屋でした ある日得意先の看板屋から立体の龍を造ってくれと頼まれました 当然断りました(今までに立体の物を造った事が無かった。小中学校の工作の時間ぐらいで全くの未経験です)

 

 

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色々有りまして結局
 無理矢理頼まれ 造るはめになりました

 さて如何して造るのか 何で造るのか どんな形か等全てが無知の世界でした

当時はネットも普及してなく誰に相談していいか全くあてがありません

 

 

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つづく

再スタート 龍

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人間一度休むと再スタートを切るのがどうも億劫になります

このブログも今年からほとんど休眠状態でした

如何にしたら長続きするのか

以前私(中村)が書いてましたが 守屋が代わって書いてくれるようになましたしかし

やはり1人では難しいようです

そこで数人で輪番制にすることにしました

今工場では 私が全く無知なFRP造形を始めたきっかけになった 道頓堀の金龍ラーメンの

龍を造っています この龍も道頓堀の本店ビルに設置します