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★Q&A★ 補修修繕はできますか?

メリークリスマス!!

ポップ工芸です!

気づけばもう今日はクリスマスイブですね~。

今日は早く帰宅してさっさとクリスマスを祝いたいので前置きは省略します(笑)

 

久しぶりのQ&Aですが、今日の質問は、

『補修・修繕はできますか?』

です。

 

素人の意見からすると作れるんだから補修もできるに決まってるだろうと思うでしょう?

 

答えは、実は、、、、

 

そりゃ当然できますよ(笑)

 

直近ですと、12年くらい前に製作したイノシシの補修修繕に行ってきました。

弊社が製作したイノシシですが、4階建てのビルの屋上に、文字通り野ざらしで設置されていました。

こちらが12年前に設置したときの様子です。

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こちらのイノシシの12年後がこちら。

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色が落ちてきて、色が緑っぽくなっています。

汚れもひどく、ところどころに苔まで生えていました。

野ざらしでまったくメンテされていなかったことがよく分かります。

 

工場に持って帰り作業したかったのですが、巨大サイズで、かつ高所といこともあり流石に持って帰るのは大変だろうということで、現地での補修作業を行いました。

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このとおり足場を組んでの作業です。

 

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写真では伝わりにくいですが、落ちたら死ねる高さでの作業。

 

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写真の彼(直田君)は実は大の高所恐怖症。泊りがけでの作業だったのですが、夜中突然彼が叫びながら布団から起き上がりました。

なんだなんだと話を聞くと、イノシシの作業中に足場から落っこちる夢を見たんだとか(笑)

普通の造形屋さんはこんな高所作業出来ませんが、ポップ工芸なら可能です!

 

 

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直田君の頑張りもあり無事新品のように戻ったイノシシ君です。

 

脱線しますが、弊社の看板は改めて凄いなぁと思ったのが、12年間ほぼメンテされることなく台風の日も雪の日も野ざらし状態にあったこのイノシシですが、塗装は色褪せはしていたものの、中身の素材(FRP)はぼほ無傷でした。

思ったよりも修復箇所がなく、ほとんどの作業は塗装のみ。再塗装すれば新品同様にもどりました。

普通の平面看板なんて金属部分が3,4年くらいで錆て使い物にならなくなりますが、弊社の立体看板は12年たっても健在です!平面看板に比べて費用は多少高くても、3,4倍長持ちすることを考えたら断然立体看板の方がお得じゃないかと思います。

ちなみに塗料も弊社では車に使用する塗料と同じものを使っています。塗料としては最も耐候性のある塗料です。色褪せするとは言え5年くらいは軽く持ちますよ。

 

 

お話を戻しますが、補修修繕はなんだって可能です。いざとなれば一から作れるんですから当然です。

ただただ、一つだけ注意があります。

それは現地での作業には限界があるということです。

弊社はハンドメイドでの製作ですが、いくらハンドメイドだからといって多少の機械や電気工具は使います。それら設備が必要なものは現地では出来ません。

設備の要否は物によって変わるので、何なら設備なしで出来るのかは一概にお伝えは出来ませんが、あるかないかで仕上がりに大きく差が出ます。

やはり工場と同じクオリティを出すには設備が必要ですので、そのクオリティをお求めでしたら現地での補修・修繕は出来ません。

工場に持ってきてもらえればなんだって出来ますよ!

 

 

それではまとめますと、今日のQ&A『補修修繕はできますか?』ですが、

回答は『なんだって出来ますよ!現地での補修も可能ですよ!ただし現地では限界がありますよ!難しいものは工場に持ってきてね!』

 

 

ということで残り数日ですが皆様よいお年を!

メリークリスマス!

50cmの違いが大きな違い

こんにちは、ポップ工芸です!

 

前回の記事から1ヵ月くらい空いてしまいました。。

ずっとバタバタしていて記事を書く時間がありませんでした。

ただ、コロナがどんどん大変になっていくなかで忙しくさせて頂いているというのは本当に有難いことです。

皆様お苦しい時節かとは思いますが、力を合わせてコロナ禍を乗り越えれればいいですね。

 

さてさて、バタバタしているなかで色んなものを作っていましたが、今回は歯の造形を紹介します。

実は歯医者さんというのはこのような業界にとっては大のお得意様なんです。

子供が怖くて行きたくない歯医者。そんな歯医者の前に可愛らしいキャラクターを置く事で、楽しい場所だと子供をだまして連れて行くって魂胆ですね!

 

この短い期間になんと歯医者さんからの依頼が2件ありました。

 

一つはこちら。

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ツルっと可愛らしい歯。

 

もう一つはこちら。

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本物のように歯茎が出たカッコイイフォルム。

 

 

この二つ、デザインが違う以外に大きな違いがあります。

それは大きさ。

前者は100cmの大きさに対して、後者は50cmです。

たった50cmの違いですが、これがとっても大きな違いを生み出します。

百聞は一見に如かずということで、

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どうです、1m側の方が圧倒的に大きいでしょう!

写真では厚みが分からないですが、実際に見たら全然違います。

50cmは女性がひょいと持ち上げれますが、1mは一人じゃ無理です。

重さは大したことないですが、大きくて手が回らないので持てません!

 

たった長さ50cmの違いですが、その差は歴然です。

なぜそんなに違ってくるのか。それは体積です。

長さが2倍というのは、面積だと4倍、体積だと8倍になるのです!

 

よくお客様に聞かれる疑問の一つに、大きさ(長さ)が2倍になったら価格も2倍ってことで大丈夫ですか?というものがあります。

答えはもちろん『NO』なのですが、その理由がお分かりになられるかと思います。

材料費も4倍、8倍になって手間も4倍、8倍になるんですよ。価格も2倍以上になっちゃいます。

 

 

ただ大きくても小さくても基本的な作り方は同じです。

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大きなスチロールに歯の形をした型紙をセットして、型紙通りにカット。

こんなのが出来上がります。

 

 

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綺麗に角を落としてまとめていって、

 

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歯ブラシなんかも作ったりして原型は完成!

 

 

あとはFRP加工してガッチガチに固めて、表面を綺麗にして、塗装をすれば(説明雑過ぎてすいません(笑))、

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完成です!

今回は香川県のアリーデンタルクリニック様まで宅配させて頂きました。

とっても可愛いですね!

 

全国の歯医者の皆様、オーダーお待ちしておりますよ!

 

では!