ども!どーもどーも守屋です。
あまりのブログ更新の無さに「もう守屋死んだんじゃね?」と皆さん
思っておられたでしょう。
死にません。死んでられません。公私共に忙しすぎて。
お仕事は相変わらずパンパンに忙しいんやがワタクシ守屋は自宅の売却&購入で
銀行走ったり書類そろえたり、当然引越し作業でてんてこ舞いでござる。
まだ自宅の部屋はダンボール屋敷なのだ。
何とか日曜日に休みが取れても引越しの後片付けやらでドタバタ。
ホッとコーヒーすら落ち着いて飲んだ記憶が数ヶ月御座いません。
もう心身共にスカスカのボロボロなので昨日、工場の片隅に「花壇」を一瞬で作り上げ
心のオアシスにしようと社長にお小遣いもろてお花を大量に買ってきて植えました。
エエもんですなぁ、お花も。
ホンマに癒されます。画像に写ってるのが花壇の左半分です。
全長3メートルの花壇を作ってます。
右半分は何も植えずに空けてあります。
疲れてワタシに万が一の事が合った時、この花壇右側に土葬して頂く為に・・・。
この会社は土葬されてる私ですら掘り起こして働かせると思いますが。。。。。。。。
さて!もう数ヶ月も放置していた前回のゴジラブログ、スチロール原型まで書いていたと
思うので、その続き、表面の仕上げを紹介します。
出来上がって一次監修でOKを頂いたスチロール原型、頭部はスチロール造形では
細かな部分の再現に限界があるので、そのスチロール原型の表面に粘土を盛り
細部を造り込み、シリコンで型を取りFRPで成型します。
粘土を盛る事を想定してスチロール原型は数%小さく造っておく必要があります。
眼球はパチンコ玉くらいに小さい!
ボディ部はスチロール原型にFRPをコーティングして強度を高めます。
独り寂しくFRPを貼る守屋テツシ44歳。
頑張って全体コーティング。
尻尾にまだ白い部分ありますが、ここでボディと尻尾を分割する部分になります。
さぁ、ここから泣く子も黙る怒涛のウロコ貼りが始まります。
適当に大小さまざまなウロコを並べている訳じゃないのよ!
ちゃんと資料を穴が開くほど観察し、ウロコの位置、大きさ、形状を把握したのちに一枚造る・・
といった作業が永遠と続く・・・ 続く。
ほぼ造り終えた状態。
一体何枚有るんやろ?ってスタッフと話してたら、本当に東宝の広報さんから
「ウロコは何枚あるんですか?」って電話で質問されましたので、
「数えに来てください・・・」て答えたらそれっきり連絡が途絶えました。
ここで一旦、白いサーフェーサー(下地剤)を吹き付けます。
白く染める事によりウロコの形状、隆起の具合がハッキリ見やすくなります。
そして細部のチェックを行ないます。
色々な形状のウロコが有るのがお解かり頂けると思います。
今回のゴジラは基本、「ワニ」の皮膚をモチーフにしているのが見て取れます。
上記のチェックで問題が無い様なので、今度は黒いサーフェーサーをしっかり吹きつけます。
黒を使う理由は塗装後、万が一キズを付けられた場合、下地が黒だとキズが目立たない為。
それだけ。
細部のウロコもちゃんとやってますョ。コレはゴジラの内股部分。↓↓
見えないトコも拘らないと全国のゴジラファンに怒られちゃうから。
ウロコと並行して、冒頭で触れた頭部もFRPで成型。
アゴは別パーツで成型。
牙を1本1本植え付けいく。
簡単には折れない様に全ての牙にはピアノ線の骨芯を仕込んでおきました。
ガンバレ守屋!
もう気力のみで動いていた気がする。この頃。
頭部をボディと接合。一番テンションが上がる瞬間。↓↓
テンション上がって喜んでいられるのも束の間。
また接合部のウロコ造り。。。。。 嗚呼ウロコ、ウロコ。
で、永かったウロコ造りから開放され、やっと塗装。
瞳から塗ります。
何回も言うけど、まぁ目の小さい事、小さい事。小指の爪ほども無いくらい。
口や爪などを塗り身体全体の塗装に入ります。
ただ黒い身体に見えるけど、物凄い色数が重ねられて出してる黒なので
照明の具合により深~い色合いに見えるようになってます。
ツメも汚~くネ。
パチンコ玉程の大きさの目に恐怖を抱いて頂ける様に塗装をするのは
大変でした。
ワルそぉ~になりました。
カッコイイねぇ。この画像はスポニチ誌に掲載されましたわ。↓↓
下からのアングルもよろし。
約二ヶ月、ゴジラに振り回され3キロも痩せ細ってしまったワタクシ守屋。↓↓
可哀想に。。ホンマにガリガリやがな。
もう今はプリプリだけどー(笑
この後、即座にトラックへ積載しフェリーに乗って福岡へ納品しに行ってきました。
その展示の様子も時間があったらお伝えします!
時間無いくせに!ホンマに書くんか!? って声が聞こえて来そうですけど。
まぁ気長に待っててくだされや。
ではまた!!