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生き物シリーズ  その⑤

こんばんは守~屋です

 

すいません10日ぶりで。

年末にかけ、ごっつ忙しいです。

忘年会とか、どの日に入れれるんやろ・・・ってくらいに忙しい。

毎年この時期はこんなこと言うてる気がする。  有り難い話やけど。

人員増やすのにアルバイトさん探したりもせにゃならんなぁ、こりゃ。。

このブログ書くのも、作業終わってからなので、けっこうキツい。

最近やったネタをさっさと書きゃエエんやが、溜まりに溜まったネタ、放って置く訳にもいかず、

こうやって過去の(相当昔の)ヤツをほじくり返して書くもんで、画像の収集から始めるので

1つのブログ書くのに2時間以上かかってまう事もしばしば。

みんなこのブログ、サラッと1分程で読んでしまうんやろけど、書く方にしたら結構大変なんすわ。

先ず、何のネタを書くか午前中考えてとく。

で、昼からはその時にどんな思いをしてそれを造ったか作業しながら思い出し・・・

んで仕事終わってから、そのネタの画像を大量にあるファイルから探し出し、

昼間ある程度考えた流れに合わせて適切な画像を引っ張り出す。

画像が足らない時は検索サイトから必要画像を探し出し取り込んで・・・・  と、マジ大変。

でもそれくらいやらないとムリです。

こうやってワタシの様なおバカブログでさえ続けて読んでもらうには。

何の世界でもリピーターさんをがっちり掴むってのはウラでは大変なんですよねぇ。

   がんばろ。

 

さてさて。

引っ張りまくりの生き物シリーズのいよいよファイナル。  第五弾。

よくまぁ、ここまで飽きずにお付き合い下さいましてど~もデス。

魚類、哺乳類、昆虫、甲殻類とくればあとは爬虫、両生類ですな。

ワタシの一番大好物ジャンル。

プロフィールにも書いてる様にワタクシ守屋、大の珍獣マニア。  特に爬虫、両生類の。

色々飼ってきたなぁ・・・  亀、蛙、トカゲ、カメレオン、ヤモリにイモリ・・・

でもヘビはダメ。  どーもアカン、ヘビだけは。  見るのは好きなんやが・・

今まで飼ってきた生き物で一番面白かったのはカメレオン。

卵を孵したり産ませたりもしたし、でもやっぱ、独特の進化をしたスタイルがイイね。

目ん玉は左右別々にグリグリ動くし、体長よりも長く伸びる舌で餌を捕らえ気分や環境の変化で

体の色を自在に変える・・・

みんなテレビなんかでそれを見る事があるやろけど、日常でそれを毎日ヤラれたら凄い楽しいよ。

でもカメレオンという生き物は弱い。とにかく飼育が難しい。

やたら神経質でメンタル的なストレスでもあっけなく突然死します。

夏の暑さもダメ。 要エアコン。

よって相当な覚悟で飼育に臨まないとダメなので、今は自粛中。

今は陸ガメとカエルを飼ってる。 いっぱい(笑

どーでもイイ話を書いてしもたな・・・失敬

 

あ、今回の造形は「カエル」

    ケーキ屋さんの看板やけど(謎

前回までの生き物シリーズは、基本「リアル系」やったけど、今回はガラッと違うキャラクター系。

       こんなの  ↓↓↓

 

か1.jpgこのペアのカエルさんの造形。

こーゆーイラスト、実際に3D化するの、結構難しかったりする。

女の子の方なんか首浮いてるし、奥行き感とかでイメージ狂ったりするから。

オーナー様より頂いたのはこのイラストのみ。

では始めまひょか。

おっと!!

その前にこのお店の紹介から・・・・

1993年~1999年にフジテレビ系で放送された『 料理の鉄人 』で、中華の鉄人

陳健一を初めて降した 台湾料理「龍潭(リューダン)」のオーナーシェフ「程一彦」がプロデュースした、芦屋ホームメイドスイーツ 『Mamann Yuki 』  です。

 

か2.jpg

JR芦屋駅から徒歩数分ということなので皆さん是非!!

 

では製作開始~♪

打ち合わせの段階で、大きさをどうするか、かなりお悩みになったそうで。

当初、1メートルくらいのデッカイのを検討されてらしたがお店の雰囲気やデザインに合わせ

ミニサイズに変更。50センチくらいだったかな。

手足のパーツやらは共通なので型をおこし複製。

か3.jpg 胴体はスチロール原型にFRPコ-ト。

だんだん形になってきたねー。

か4.jpg   ゲッ!!いきなり塗装かよ・・

   前半しゃべり過ぎたので割愛です。

か5.jpgまつ毛もリボンもちゃんと原図に忠実に再現。

イラストから3Dにするとこーゆートコが大変になる。

か6.jpg                            こーゆ-ヤツも・・・↓↓

か7.jpg絵で表現するのは簡単やけど3D化はとにかく手間がかかるのよ。

 

か8.jpgホイッ完成★

イラストのまんま、ちゃんと3D化出来てるでしょ。

         男の子も↓↓

か9.jpg高所に取り付けられるのを予め考慮して、若干顔を下向けにセット。

そ-ゆーの、ちょっとした事やけど結構重要やったりする。

か10.jpgこの後、いつもの赤帽さんにお願いしてセレブの街、芦屋へ発送。

さぁ、このビビッドカラーのカエルさん達、お上品な芦屋の街に巧くマッチするのでしょうか・・・・?

どんな店構えなのかしら  ・・ちと心配。

か11.jpg     ワオッ!!  こりゃイイ!!

      真っ赤な壁ときたか!  納得。

か12.jpg

 

か14.jpg        ひぃ~っっ!!!ウマそぉぉぉぉ

か13.jpg       こんなカワユイ手提げに入れてくれるんやややややっ!!

                      た、た、たまらんなこりゃ。

か15.jpgで、肝心なお味はど-なのでしょ・・・・・

まだ食べてないんで解りませぬ(泣

全国のカエル&スイーツ好きな方、是非お足を運んでオーナーのYukiさんと

熱いゲロゲーロトークをしてみては??  ん、 何か汚いな。

《訂正》

熱いケロケーロトークをしてみては??    よし。

 

      生き物シリーズはこれで  「完」    おーきに。

                   でわーーー

 

 

 

 

生き物シリーズ  その④

こんばんはー 守屋です。

だいぶん寒なってきましたなぁ・・・  ってカレンダー見たらもう11月中旬なのね!!

知らんかった。  もう年末やないの。

早いねぇ。

もう既に年末にかけて大忙しになりつつあるポップ工芸。

つーか大忙し確定。 量産モノやら色々決まってます。

ワタクシ守屋、年明けも既に大忙し確定。

年明けから等身大アニメキャラを4体も立て続けに製作せにゃならん。

みなさんご存知のオデコに「肉」のマークが入ったマッスルマンシリーズを。

これらは業界では恐ろしくチェックが厳しいので有名なキャラクター。

容赦無しの修正を迫られるそうで・・・・

今から胃が痛いデス。

胃に穴が開くのか円形脱毛になるのか一皮むけて神に近づくのか・・・

多分ズルズルのハゲ散らかしやろなぁ。   うぅぅ・・

 

さて、独断と偏見でしつこく続ける生き物シリーズ、第四弾は 「海老」。

道頓堀やらでよく見かけるのは「カニ」

ウチもカニはたまに造る。  海老も然り。

でも看板としての製作が多いウチで造る海老はキングオブ海老こと「伊勢エビ」がメイン。

でも今回は違う。

今回は「車エビ」だべ。

旨いねぇ・・車エビ。  焼いても揚げても。

ヘタこいたら伊勢エビを超えるとワタシは思ふ。  うん。

 

  では製作スタ~ト!!!

 

伊勢エビの製作の時なんかは参考資料としてクライアント様よりホンモノの活きた伊勢エビを送って下さる事があります。

今回も若干期待はしてたんやが・・・・  アカンか。

そりゃそやな。車エビくらいスーパーで買って来い!てなモンやわな。

いつまで待っても車エビは届かない様(笑)なので自分で資料を集めコツコツ製作。

毎度のスチロール原型。

車エビは簡単なラインなのでチョイチョイ!と30分ほどで胴体完成。

足やらが無いと、ただのひらがなの「つ」やな。 可哀想に。

え1.jpg今回は屋外の看板(仕出し屋さんの看板です)なのでコレをFRPでゴリゴリに固めます。

触角は金物。

え2.jpgんでここからが大変。エビは。

何せ足は10本、しかも細いし、お腹というか何というか解らんが腰から尻尾にかけてピロピロも10本。

幸い今回は壁付けのレリーフ(半身)なので5本ずつやから少しは気が楽やが。

ゴム型を使い足を量産。

足やらは細いので面倒でも中に鉄筋を仕込んでおきます。

え3.jpgウジャウジャ量産した足やピロピロをバランスを見ながらボディに固定。

ごく自然~な感じに配列。

綺麗~に並べすぎると死んだ様に見えるしグワッと並べてしまうと恐怖感がでるので結構慎重に配列します。 たまには真面目にやります。

そのあと全体にパテを入れ、エッジを立てたり磨いて丸めたりして雰囲気を高めます。

え4.jpg最後にサフェーサーを吹いて下地を整えペイントへ・・

え5.jpg今回、クライアント様よりの塗装へのご要望は「茹でた色」

そう、みなさんが食卓でよく見る、あの赤~いヤツね。

個人的には茹でる前の活きたベージュ色みたいなので塗りたかったんやが。。

コレも塗り重ねる色の順番を間違えると濁った色になってしまうんで慎重に重ねる。

ただ、この系統の赤や朱色系は紫外線による色褪せが激しいタイプの色なので、本来とは若干塗る重ね方が違う。

よって、どうしても濁りが出てきてしまうんで、その辺の攻防戦でかなり気を使う。

この様なグラデーションのボカシ塗装はどうしても塗膜が薄く色褪せ易いので屋外ではあまりオススメはしないんやが何とか技術でそのへんをクリアしてご希望に添える努力はしてますョ。

え6.jpg屋内仕様やと、もっともっと澄んだ色で可能なんやけどなぁ。

まぁ、これだけは仕方ないわな。

え7.jpgお店の看板なのでホンモノより若干赤みを強くして景観に勝つ様にしてアイキャッチに貢献させてます。

足の配列や色味とか、色々考えなアカン訳ですわ造形屋も。  ますますハゲ散らかしてしまいそや・・

コレ見てたらなんか、かっぱえびせん食べたなってきたのはワタシだけ? ↓↓

え8.jpgさぁ、塗り終わったら即発送!!

   エビは鮮度が命!! スチロールで専用ケースを製作しクール宅急便で直送 (ウソ

え9.jpgさぁ、これでもか!と続いた生き物シリーズ、これにて終~了~♪

 

   てのはウソ。  次も生き物シリ-ズだだだだ。  あはは。

        でも次で終了にします、エエ加減に終わらせにゃ飽きられる。  コワイ!

 

      ではーーーーー

 

 

 

生き物シリーズ  その③

こんばんはー守屋です

 

先週の土曜、会社で昼飯喰ってたら、社長がいきなり「今日の夕方、仕事早よ終われるか?」

と聞いてきた。

「ここんとこ残業続きやしごっつ急がしいんで、出来たら今日も遅くまで作業しよかな」・・・て答えたら、

「どうしてもアカンか?」て。

「何すか?」 て聞いたら 「今日の夕方、少し早よ終わって工場でバーベキューしよ思て」 と。

「ほな何とか段取り付けますわ、社長」

そのわずか数分後、社長の奥さんがお肉満載ので~っかいコロコロ引っぱって自宅より来社。

わおっ!!オレの返事なんか関係無いぢゃん!  もうとっくに奥さん準備して来てはるしっっ!!!

これ、ホンマにオレ、作業終われない日やったらどうなってたんやろ・・・

まぁ、間違いなくオレ抜きでバーベキュー大会開催やろな。  チッ!!

奥さんが「仕事早よ終わってさっさと準備せんかい!!」とやたらせかすんで、大急ぎで作業を済ませ、 着替える間もなく作業着のまま炭に着火。

「何しとんねん早よ焼かんかい!守屋くん!」 とまた奥さんから怒鳴られ大急ぎで肉を並べる。

乾杯の挨拶もそっちのけで、また奥さんから「どんどん喰わんかい!守屋くん」「どんどん焼かんかい!守屋くん」・・・・と怒鳴られまくり。

内心、「いやいや奥さん、まだ網の上によく焼けたお肉いっぱいでみんなゆっくり食べたそうなんスけど・・・」て思ってたんやが「早よせい!」 「は、ハイッ!!」 て感じで焼肉喰ってんだかわんこそば喰ってんだか解らなくなってきた・・・

その状況がよく解る画像をスクープ!  ↓↓↓

もうみんな箸を置いて落ち着いてるが奥さんに怒鳴られ焦ってお肉を並べる水内クン の図 (笑

GEDV0003.jpg怒鳴られ、もうネギなんか切る暇も無いくらい大急ぎで丸呑みですすり込む水内クン。 

一部の人は「カレーは飲み物」と言うが「ネギは飲み物」とは初めて知った!

横で心配そうに見つめるパートのE島さん。

GEDV0005.jpgなななんと、このバーベキュー大会、たったの1時間で嵐のように終了。

片付けながら皆一様に「何でこんなに急ぐんやろ・・・・」  とつぶやき始める。

そうすると奥さんから「何しとんねん守屋クン!さっさと着替えんかい!」  「ははハイッ!」

「今からカラオケや!カラオケ行くでぇ~!!!」  と奥さん。

 

       なるほど。。。。奥さんは焼肉よりカラオケ行きたくてウズウズしてたんやな。

間髪入れず「もうスナック予約してるから急げ~っっ!!」  と奥さん。

いつの間に予約まで!!!!

後片付けを済ませ大急ぎで着替えてスナックへ・・・

すると既に奥さんら、カウンターで一杯引っ掛けて歌ってるではないか!  早っ!!

この日、奥さん絶好調♪ 声のツヤがいつもと違う・・・コンディション完璧。

カラオケの得点、ブッチギリで1位。  誰も足元にも及ばず完敗。

そして夜は更けていく・・・・

 

さて、生き物シリ-ズも第三弾となりました。

動物ばかりが生き物じゃ無い! 虫だって!

つーことで「虫」 今回は。

しかも幼虫。  キモッ!

この仕事してたらホンマに色々造らなあきません。

何に使われるのか解らんが「カイコの幼虫」のオーダー。

20センチくらいのヤツ。

今回はガラスケースの中に入れるらしいので強度は要らない て事なので、作業性の良い

石粉粘土(紙粘土みたいなヤツ)で製作。

原型から。

乾きが遅いので芯はスチロール、外側に粘土で造作。

とにかく時間が無い!

明日出荷やし!

CIMG4322.jpg モスラの幼虫みたい。

蛾の幼虫て、何でお尻にこんなツノがあるヤツ多いんやろ? 武器?

CIMG4333.jpgやっぱキモいなっっ!!

CIMG4331.jpg昆虫って足は6本やのに幼虫は何本足でもOKなんか!?

キモいからさっさと塗って発送してしまえ!

貴様、新幹線か?
CA3H0267.jpg

何か横には小窓とかあるし・・・

CIMG4337.jpgあんまり画像載せてもキモいだけやからこれでおしまい!

強制終了!!  

では!  次回も生き物だ!

 

 

 

 

 

 

生き物シリーズ  その②

こにちは守屋です。

 

最近ど-も身体がスッキリせん。

完全に運動不足的な感じ。 すごくハイキングがしたくてたまらん。

ウォーキングに憧れる日々。

電車通勤ならまだしも、バイク通勤となるとホンマに歩かない。

朝、自宅マンション3Fからバイク置き場まで降りてバイクにまたがり会社に到着。

そのまま作業。

こりゃアカンはずやわ。全く歩いてない。

しかもここんとこ一ヶ月ほど、ずっと座りっぱなしの細かな作業を担当してるので尚更。

ヤバイなこれは・・・エコノミー症候群みたいなのにならへんやろか。

会社の周りをウロウロ散歩したらエエんやろけど、こんな汚い作業着姿やと即通報されるなぁ。

どーしたらエエんやろ・・・

 

さて、前回のブログで申しました通り、「生き物シリーズ」でしばらく行きまっせ。

第一弾はカジキマグロ、第二弾は「らくだ」を書きますわ。

 

実はコレ、もう随分昔の物件ですがががが。  (8ヶ月前。ゲッ!)

設置される場所は名古屋の中心、栄の「ラシック」てトコ。テレビ塔のすぐ近所。

このラシック、過去にお世話になってます。

一回目は「西郷隆盛像」を制作(2010年4月12日ブログ参照)

二回目は「巨大携帯電話」  (2010年7月28日ブログ参照)

何故に今回は「らくだ」かと申しますと・・・

このラシックさん、毎年恒例の駄洒落シリーズを企画してはります。

二周年目は「二歳だ~」てことで、歳だ~・・・・サイダー・・・・巨大サイダーの瓶を設置。

ちなみに「西郷像」は五歳、ゴーサイ、サイゴー・・・西郷てな具合。

さて、問題の「らくだ」は・・・・らくだ・・・らくだ・・・ろくだ・・・6だ。  6周年万歳~♪みたいな。

 

どうでしょ・・・  あえてコメントは差し控えて頂く。

 

     製作開始~♪  今回も前回に続きスチロール造形です(一部FRP)

CIMG3395.jpg

クライアントの電通様、このらくだの資料を集める為、わざわざ鳥取砂丘まで実際に行かれ、

資料を提供してくれはりました。凄い。

鳥取砂丘には数頭のらくだがいるらしいんやが、その中でも飛び抜けてベッピンさんのらくださんをチョイスしたそうです。 名前は何やったかなぁ・・忘れてしもた。 何とかチャンです。

この頃、恐ろしく忙しく、原型彫ってるのはワタクシ守屋では無く、ピンチヒッターで来てもらった造形作家のW氏。  ↓↓↓

CIMG3404.jpgで、一応彫りあがり、クライアント様による厳しいチェック。

2度修正を受け、彼に直してもらいましたが、まだOKは出ませんでした。

これ以上の修正は信用問題に関わる恐れがあるんで、超多忙で引き篭もっていたワタクシ守屋が三度目の修正を社長から任命されました。

毛並みの修正、コブ形状の変更、顔と尻尾に関してはほぼ造り直し。  ひぃっ!!どんだけぇ~!

      確かにまだ顔は宇宙人の様です。  ↓↓   守屋必死に修正の図。

CIMG3424.jpg        修正後↓↓  そう、らくだの目はとてもやさしいのデス。

 何とか一発でOK頂きました。   ・・やれやれ。

 顔の中央あたり、くぼんだラインが縦横に入ってるけど、ここは後で手綱(たづな)を取り付ける所。

 この様に前もってくぼませておかないと不自然になりますから。     

   CIMG3437.jpgお客様の手が触れない様に設置しますのでスチロール造形で、と言うことでオーダー頂いたんやが、現場では何が起きるか解りません。

特に小さなガキんちょなんかは絶対に触りまくり、破壊して逃げます。

予めクソガキどもが触りそうなトコへはFRPで補強しときます↓↓  当然サービスなのでウチとしては痛いところやが・・・

CIMG3438.jpgその後、全体にコーティング用の樹脂を塗り、表面を保護します↓↓

部分的に白いの解るかな?コレは原型製作時にスチロールのブロック同士を張り合わせたトコの隙間や出っ張りをチェックするため。

白く塗ると隙間や歪みがよく解ります。お腹の下の方、横一文字にスジが見えるかな?それ。

パテでそれらをキレイに修正。

CIMG3451.jpg哺乳類などの毛で覆われたモノの造形は毛先が大変モロいので念の為、もう一度樹脂でコーティングします。

今回、FRPで補強した所は尻尾、四肢。そして運搬時にトラックへ積載する時に固定用のロープをかける所(コブとコブの間と首の付け根)にもFRPを積層してガチガチにしてある。

よってスチロール造形やがホンマに乗れる強度出てます。記念に乗りゃよかった・・・

何回も言うが、これら全てサービス。  チクショウ!

CIMG3476.jpg   やっと塗装ですぅー。今回も前回のマグロ同様、何色も重ねて深みを出します。

   単色ベタ塗りやと、いくら原型が良くてもオモチャになるからね。

CIMG3477.jpg焦らず少しずつ何色も重ねる↓↓  重ねる色の順番を一つでも間違えたら、色はすぐに濁ってくすんでしまうので経験だけが頼り。
CIMG3480.jpg前回も書いたが、やはり「目が命」

画像じゃ解らんが、瞳にはブラウン系のグラデーション入ってます。透明感や奥行き感が出ます。

CIMG3485.jpg手綱を付けて本体は完成!  今にもまばたきして口がモゴモゴ動きそう。

鼻の穴や唇辺りには若干ツヤを付けて鼻水感やヨダレ感を出す。  これ重要。

この後、土台と合体して完成!

CIMG3494.jpgんでトラックに積んでいざ現場へ!! と言いたい所やが、何回も言うがこの頃、工場は大忙し・・

このまま現場へ直行出来るはずはありません。

この日は朝8時に知多の半田市に巨大ウサギの取り付けが入っていたので朝4時に自宅を出発!

    この状態↓↓で名神高速爆走!!!  移動動物園かっ!!

    サービスエリアでホンモノのラクダと見間違う人多数。  これマジ。

CIMG3497.jpg       コイツを朝から取り付けっっ! ラクダにウサギ・・まさに動物園状態。

CIMG3511.jpg夕方遅く、ギリギリ日の入り前に無事にウサちゃん取り付け完了。

名古屋ラシックへのらくだの搬入は閉店後の午後11時。

再びラクダを乗せたトラックは現場へ向けて爆走。  疲れた・・なんて言うてる暇もない。

軽く夕飯を済ませ、無事ラシックへ到着。

帰宅途中のOL達が搬入待ちのトラックの周りで写メりまくり。  そりゃ異様な光景やわな。

CIMG3539.jpg入館手続きを済ませ、いざ搬入。

この様な冊子も刷られ、現場はいまや遅しと万全の体制。

CIMG3537.jpg    らくだちゃん、初めての都会に少しキョトンとしてます。

CIMG3540.jpgこのお話はもう、8ヶ月も前のお話です。

もう撤去されたのかな?まだ会えるのかな?

設置当時はたくさんの人達を喜ばせてくれた事でしょう・・・  こんな風に。

img19204_1.jpg次回も動物シリーズですよん・・・  まだまだ

 

ではでは。

生き物シリーズ  その①

おいす。守屋です

 

先日、髪型をモヒカンにしてみた。

つーてもパンクロッカーみたいなスコーンっ!てんじゃ無く、

もっとユルい感じのヤツ。  でもモヒカン、 みたいな。

会社での反応は、社長が、「それ、こないだ造ったビリケンさんやん」て。  確かに図星。

どんなんか知らん方は9月2日のブログ参照のこと。

他のスタッフらは「守屋サン、デカいからコワい!」と怯えて目を合わせないわで、あまりエエこと無し。

・・・よし、当分この髪型でいたろ。

そー言えば色んな髪型したなぁ、過去に。

ドレッドみたいなツイストやったり、時には坊主  ・・・最強はアフロかな。

アフロは以外に好評で周りのみんなは意外と普通のリアクション。「エ~やんそれ!」みたいな。

さすがに今、この仕事してたらアフロなんて絶対ムリ!!

スチロールの粉が大量に絡んで、絶対に「歩くプラネタリウム」と呼ばれるやろし。ビッグバン!

でも今でもアフロはまたちょっとやってみたい髪型のひとつ。

給食のオバチャンみたいな帽子かぶったら出来るかなぁ・・・

 

さて今回は髪型とは一切関係ない生き物シリ-ズを紹介。

色々ネタが溜まってるので今後数回は続けて生き物シリ-ズで通します。強引に。

第一弾は「カジキマグロ」

釣具ショップなんかによく飾ってありそなアレですわ。

ウチのホームページのフォトギャラリーの中の「壁付け造形看板」の左下にもカジキマグロある

けど、これは過去にウチの若い衆が造ったもの。

造った本人は最高の出来!と自我自賛しとる様なのでワタクシ守屋が一発、腕の違いを見せ付けてやりましょうかのぅ。

今回はスチロール造形です。一部FRPっすが。

先ずはスチロールブロックにお絵描き。

k1.jpg資料はクライアント様から頂いた参考写真とネットで探したカジキのイラスト。こんだけ。

ただそのまま真っ直ぐに造ってはただの剥製みたいになるんで、ある程度の「動き」を加える↓↓

頭を左に少し振った感じ&反り返った感をプラス。(↑↑上の画像のイラスト画に描きこんだラインがそれ)

ちょっとしたことやけど、これだけで活きた感じが出るねん。

k2.jpg昼から始めて夕方でだいたいこれくらいかな↓↓

k3.jpgんで翌朝、ヒレやらを付けて・・・↓↓

k4.jpgスチロール造形は強度が弱いんであちこちに補強を入れたり素材を変えたりしますねん。

このへんは当然サービスですわ。  ・・トホホ。

今回の補強サービスは各ヒレと鼻に6ミリの鉄筋を打ち込み↓↓

鼻の先端、解るかな?

k5.jpg

裏側も補強サービス。

取り付け金物はFRPで固定するんやが、ヒレの裏側にまでFRPを貼ってあげました♪

k6.jpgこの後、全体を樹脂でコーティングし、

眼球や極細腹ビレなど、スチロール削り出しでは限界の部分をパテ&FRPで造作↓↓

k7.jpgいよいよ塗装です。

メタリック調で幾重にも濁らぬ様に(コレ重要)塗装し、色味に深みを出していきますー。

見る角度や照明の当たり具合で色味が変化する様に、吹き付ける角度にもこだわってます。

k8.jpg    どんどん重ねろ守屋!!

k9.jpgコレで完成☆

       ・・・・ではないよ。

まだツヤが無いでっしゃろが!

サメとかの造形ならこんなツヤ消しがGood!

でもマグロなんでテッカテカにします。 濡れた様な。

k10.jpg       てな感じで↓↓

k11.jpg      照明変わると見え方も変わる。

k12.jpg     人形は目が命  と昔から申しますなぁ↓↓

     表面を少し梨地(ザラザラ調)にしてメタリックが乱反射して、よりギラ付く様にしてます。

CA3H0284.jpg    エラ周りのビロビロも↓↓

    こういう部分、手を抜くと確実にショボくなるので面倒でもちゃんとやります。

    腹周りやら虹色ぽく光ってるの解るかな?  それだけ色んな色を重ねてまする。

k13.jpg   納品(お引取り)時の図。

   太陽光の下だとまた違った色合いを見せる↓↓  今度はブルー系が派手に現れる。

      これぞ守屋マジック。

k14.jpg引き取りに来られた業者様のテンションの上がり方、今でも忘れられません・・・

     「コレはヤバい!コレはヤバい!」の連発でした。

          喜んで頂けて何より。  これがあるからやめられない。このお仕事最高。

 

ではまた「生き物シリーズ」でお会いしましょう・・・・

 

 

 

NU茶屋町のぬ~

こにちわ守屋です。

 

暖かい。

大阪、昼間は25℃超えの夏日。  どないやねん一体、もう11月でっせ!!

通勤途中にヒマワリの花が満開で咲いてるトコがある。

もう訳わからん・・・

ココはどこの国?  季節は何?

昼間ごっつ暖かいので油断して薄着してたら夜は激寒やったりで。

おかげで先月はウチの会社、みんな風邪ひいてしもて大変やった。

皆一様にノドの激しい痛み、微熱、全身がとにかくダルいといった症状で・・

そしてしつこい! なかなか治らない。  処方された抗生剤飲んでも。

しかも一旦回復したと思いきや、再び頭痛が発症するなどして完治するのに

2週間はかかったか・・・

何か風邪とは違う病気やったんかな?

社長は家で飼ってる小鳥から鳥インフルエンザもろたんちゃうか?とか言い出すし、

スタッフの一人は製薬会社が空中から謎の耐性菌をバラ撒いて風邪薬の売り上げを

UPさせる為の策略や!  とかヌカし出す始末。  なんてこった・・・

おかげで何とか皆回復したんやがメチャ忙しい最中やったんで一時はどうなるか 思た。

皆さんも気ぃ付けなはれや! そろそろホンマにインフルエンザの時期到来やしね。

 

さて今回の製作日記、早よ書かな書かなっ!! って思ってて、とうとう間に合わなかった

記事を書きます。 ゴメンナサイ。

間に合わなかった、つーのは秋のSALEのお仕事だったから。

    コレ  ↓↓↓

ぬー5.jpgそう、NU茶屋町のオータムフェアの期間の展示造形品だったもんで・・・

あぁぁ・・・・9/17~10/23までやんか。

えらいこっちゃ。今更紹介しても、もう現場にあらへんがな。

ま、しゃーない。書きますわ。

 

今回はこの缶からデロ~ってしたたるペンキの造形。

色々造ってますやろ(^^;

 

先ずはまだ見積もり段階でプレゼン用に製作したプロトタイプ。  ↓↓

コレを持って営業マンが他社と競い合うのでヘタをこく訳にはいきません。

しかしプレゼンモデルはサービス同然なのでウチの儲けはありません。むしろ赤字。

でも儲けが無いと言って手を抜くと確実にそのお仕事は他社へ流れます。確実に。

クオリティがとにかく問われるので、いくら儲けは無いといって弊社アルバイトや若手に

任せる訳にはいかず、ワタシら主要メンバーが造る訳やから、その間の作業はストップするわで

さらに赤字必至!

でもココで踏ん張らないと次に繋がりませんから。

ぬー1.jpg頑張った甲斐あり、無事に本番製作開始のGoが出ました!

プレゼンの段階で細かなデザイン変更を済ませ、原型の製作。

この缶を2セット製作(両面)なのでこの画像に見えてる範囲を4セット製作します。

ぬー2.jpg4セット必要やからこの原型をシリコンで型取り

シリコンが流れ出ない様に油土で土手を付けます。

ココにシリコンを流します~。

それだけではフニャフニャなので上からFRPでバックアップ(補強)を入れて型は完成。
ぬー3.jpg

次に型の裏からFRPを積層していく。

形状的には樹脂を流し込んでもイイんやがある程度の強度は欲しい、という事だったんで面倒でも

ガラス繊維を入れ強度を上げます。

かなり細いデザインなので通常のガラスマットではうまく貼る事はできまへん。

よって今回は「ロービング」というガラス繊維を使う。

普段使ってるのは数センチにカットされたガラス繊維を不織布状にバインダー(糊)で固めたモノ。

このロービングつーのはまだカットされていない長~いガラス繊維をある程度の束でまとめてヒモ状にグルグル巻いたモノ。

コイツを画像の様に丹念に何本も沿わせて樹脂で固めます。

 

ぬー4.jpg鉄筋を入れて補強する場合もあるんやけど、この細さじゃ針金程度しか仕込めないので強度が

上がらないんで面倒でもコレが最強かと。

このあとバリを落とし下地&塗装で完成。

缶にもロゴペイントを入れて。

本来、ペンキはこんなにデロデロしたものじゃ無いんやけど、コレくらいオーバーめに厚みを付けてやるのがディスプレイ造形としてはベストなのです。

わっ!まるで妖怪人間のオープニングのヤツみたいやっっ!

ぬー8.jpgで、コイツをどの様にディスプレイするかと申しますと・・・・

     こんな感じで。    ↓↓↓

 

ぬー6.jpgNU茶屋町の名物門番のヌー君の足に突っ込んじゃいました(笑

狛犬の様な迫力は皆無やが左右一対でかなりのインパクト。

ぬー7.jpgこのヌー君(ちゃん?)季節ごとに色々とイジられてます。

何頭も量産して身体に派手なペイントされたり、夏は浮き輪を被せられたりして。

この遊び心、さすが大阪といったところでしょうか・・

 

ではまたー!