おいす。守屋です。
さてGWも明けました。
バッチリ休暇できましたかな?
ワタクシ守屋はここんとこ運動不足で身体が鈍ってたんで、このGWは運動しようと思ってたんで
結構ウロウロと近所を徘徊しておりました。
近所の実家にも普段は車でスィ~っと行くところをわざと歩いて行ってみたり、意味も無く自転車で走り回ってみたり・・。
すると、やっぱ気分が良い。 爽快である。
もっともっと動き廻りたくなる。
自転車で走るっつーてもただの安物のホームセンター製のママチャリなので強く漕ぐとベアリングが
ブッ壊れそうにゴリゴリギリギリうなる。
一昔(20年ほど前)、マウンテンバイクが爆発的に流行った頃、例外になくマウンテンバイクを買った。
標準的なもので5~6万したが、形から入るワタシは12万くらいの当時ならそこそこハイスペックなモデルを購入。 しかも色々改造したりして。
毎日の様に裏山の林道に走りに行ったなぁ。。 若かった。
今なら12万も出したら前後サスペンション付のカッチョイイのが買えるど経済的に無理。
コーナンのママチャリで我慢我慢。
ホンマは40~50万の欲しいけど。
また買える日が来るのでしょか??
アベノミクス、何とかしてくれよ。
インフレで物価だけ上げても我々労働者の賃金は上がるはずもなくぅぅぅ・・・・・・・・・・・・・
でも皆さん、ドンドン買い物しなされや。 特に若者。
最近の若いモン見てたら全然お金遣ってないよな? 物欲無さ過ぎ。
我々が若い頃、みんなローン組んで背伸びして車とか買ってたもんなぁ。
友達らも皆、毎月ン万円のローンの返済があって当たり前の生活してた。
そりゃ経済活発だった訳や。 でも楽しかった、あの頃の世の中は。
「若者よ、大金を遣え。」
会社の若いスタッフらにもいつも言ってます。 カネ遣え と。
恐らく彼女らは、そのうちワタシから高額な壺や謎の絵画やらを売りつけられるのでは?と怯えてるハズ。
怪しいジジィと思っとるんやろな。 そう思うがよい。 ウヒヒ。
老後にお金持ってても遊び方分らぬジジババになるでよ。
さて訳の解らぬお話はやめて、前回の等身大テリーマンの製作「塗装編」を。
完成した真っ白なテリーマン。
このマッチョな身体で白目のままではとてつもなく恐ろしいので先ずは目から。
白目の部分に透明感を出す為、薄いブルーを入れます↓↓
目の下に青いクマが出来て恐ろし感倍増。。 具合悪そです。
ブルーの次に薄いグレーを入れ眼球の立体感を出します。
白目のままではホント恐ろしいので早く瞳を描き込みます。
当然やがこの瞳の位置と大きさで表情が全く変わります。
ホンマに全く別人の様に変わる。
でも塗料で描き込むのは一発勝負なので、予めカッティングシートで大小数種類の瞳を造っておき、
色々貼ってみて位置決めや大きさを把握してから描き込みます。
一番神経を使うところ。
ちなみに下の画像のものがテストで貼ったカッティングシートの瞳。 コレはボツのもの。
瞳の径が小さいので冷たい(恐い)感じがするのがお解かり頂けると思います。
結局、下の画像の瞳より1ミリ大きくしたものがベストでした。
↑↑の画像とは、たった1ミリの差です。 これだけ表情に違いが出ます。
目の塗料が乾燥するのを待つ間に、お次はブーツの塗装を。
コレがまた大変。
靴紐の間をマスキング。
当然、指は入らないので両手にピンセットを持って小さく切ったマスキングテープを貼っていく。
まるで蟹の気分♪
紐の色は白なのに一度真っ黒に塗る。 ↓↓
コレは紐と紐の隙間などを黒くすることにより影が出来、紐同士をより立体的に見せるための技法。
そのあと白(グレー)塗る。
紐の結び目の中央や紐がブーツの穴に入っていく所なんかが黒いのが解るかな?
解らない人は放っておいて次にいきましょう。
今回パンツは「赤」
アニメカラーの青パンに金髪、ピンクの肌が最も馴染み深いと思うんやが
今回は「原作カラー」 赤パンに銀髪なのです。
個人的にはちと残念。
まぁコレには色々大人の事情というのがありまして・・・。
大きな声では言えないけどコレをアニメカラーに塗ると、版権を持つ東映にごっつい使用料を
払わないといけないの・・・・・ だから。
色々あるんですわ。
すでに塗った所をマスキングし、お肌の塗装へ。
さっき申しました通り本来ピンク系のお肌なんやが原作カラーなので薄めの肌色。
あ、話はちょっと脱線するけど、最近の子供らが使うクレヨンや絵の具に「肌色」という色は無いの
知ってた?
その色自体がセットに含まれないのではなく、ちゃんと肌色したのは入ってるんやが
呼び名が変わったそうな。
「肌色」は 「薄だいだい」 とかに変わっているらしい。
まぁ、確かに薄いだいだい色やが・・。
人種の肌の色の違いによる差別なんかでこうなったとか・・。 エエやん「肌色」で。
日本人なんだし。 しょもな。
上の画像はベースの薄い肌色を入れ、2色めのグラデーションをいれたところ。
どんどん色を重ね肌の色の深みを出していく。
テリーの背後に黄金のマスクと銀のマスクが!
この頃、工場の中はホンマにキン肉マンまみれでした。
下の画像のもので5色目くらいかな? ↓↓
おヘソの辺りの微妙な脂肪具合がイイ感じです。
何せ、原型の製作時に見本で手渡されたCCP社製のソフビフィギュア、各超人の体脂肪率や
得意技などから分析された各筋肉の発達具合、生い立ちなども加味されて製作されているのだ!!
凄過ぎへん?
従って、このテリーマンは肩の筋肉や背筋、太ももなんかに特徴が顕著に現れています。
ホンモノの肉ファンならそれらの筋肉を見ただけでストーリーが思い出せる、はず。 恐っ!
ガマン出来なかったので片目だけマスキングを剥がしてしまった。↓↓ のでは無く、目の周りの黒いアイシャドウをどれくらい入れるかをチェックしているところ。
少しでも入れすぎると志村けんのバカ殿様の様なパンダ目になりダサダサになる。
本当に難しい。
自分で言うのも変やが、ワタクシ守屋、きっと女性のメイクさせたらかなり上手いと思う。多分。
メイクと同じです、この作業。
ちなみに、向かって右側の目を見て頂くとお解かり頂けると思うが、下の画像のアイシャドウの量はまだ足りないです。
コレではまだ目ヂカラが足りない。
向かって左側の、まだマスキングを剥がしていない方をみる限りでは既に塗りスギちゃんになって
いる様に見えるがこれでもまだこんなもんなんです。
何回も言うけどホンマ難しいでしょ? 大変なんですよ。このお仕事。
瞳が決まると今にも喋り出しそうで恐いので顔面を塞ぎます。↓↓
お次は頭髪です。原作カラー仕様なので「銀」です。
ここもブーツの紐と同じく、最初は黒系の色から入れ、影を引き立たせます。
おでこの「米」マークを塗り、全体のツヤを調整したあと、やっと最後に目のマスキングを剥がす。
塗装という作業は、工程が進むにつれ、だんだん全身がマスキングテープで覆われて行くので全体との色味のバランスを見ながら各部位を塗る事が出来ないので難しいです。
一箇所だけやけに影がキツくなってたりとか・・・。
ここでやっと全貌が見れます。
バランス良く塗れてた様です。 よかた。よかた。
眉毛は入れ忘れじゃないよ。 設定上「無い」ので描いてません。
でも薄~く有った方が個人的にはイイかと思われ。 だってイカツいやん。
↑↑ この大胸筋のあたりを見て、ここで何色の色が重ねてあるか解るかい?
答えは 教えない。 心で感じ取れ!!
ブーツもイイ感じに。
見よ!この背筋! エエ色出せた。 ↓↓
この様なリアル系の肌を塗るとき、薄いブルーやグリーン色も部分的に入れます。
何故かって?
皆さん、手のひらとか手首の色をよ~く見て下さい。
なぜその様な色を入れるか解るはず。
やっぱテリーマンてカッコいいな、何回見ても。
この腕でパンチ喰らったら北斗の拳みたいにひでぶーやな。
どうでした?テリーマンの製作日記。
通常、このテの有名キャラクターの造形の製作過程の模様は一切、公に出る事は有りません。
つーか出せません。
あのディズニーランドやらの造形品の製作の様子とか見たこと無いでしょ?
これらのキャラクターモノの裏側は版権やら夢を売る商売なので絶対見れないものなのです。
今、鼻をほじりながらサラ~っとこのブログを読んだそこのアナタ!
製作内容の公開を承諾してくださったゆでたまごセンセイに感謝してくださいよぉぉー!
我々はこれが日常ですが、一般の方々にしたらある意味、衝撃映像に近いものかも知れないね。
ではお次、ラストの超人「キン肉マン」 そう!スグル君の製作の模様を紹介します!
お楽しみに!よい週末を~♪