どおも 今回は守屋です。
先日のブログ、ウチの新しいスタッフですわ。
まだ若干二十歳。
ワタシのまだ半分程の年齢・・・・ ううぅ
そんな若人と同じ土俵で日々頑張っております。
イイですなぁ、二十歳。
まだビールは苦い飲み物とヌカしております。 信じられん。 ご愁傷様。
我々おっさんは、あの苦味を味わう為に仕事頑張れるのにねぇ。
さてさて・・・
とうとう7月に入りましたで旦那。
今年もいよいよ折り返し。
皆さんは今年立てた目標に向けて頑張れてますか?
震災やらの影響で思い描いた通りに事が運ばない方も多いかな?
でもそんなの言い訳にも何もなりまへんがな。
自分の気持ち次第。
モチベーションだけはしっかり持って行動せんと。
健康も大事やけど人間は半分以上メンタルで動く生き物やしなぁ。
ユルんでたらアッという間にグダグダになりかねない。 怖い怖い
ケツに力入れてユルまん様に後半も頑張りまひょ。
ユルまない。 コレ大事。
て事で今回はユルまないナット(ネジ)の制作の様子を。
緩まないネジ(ロックナット)を専門に製造販売されておられるロックファスナー(株)様よりご依頼。
ウチの会社と同じ八尾市ですよ(http://www.lockfastener.com/)
展示会等で展示する際の大きなナットが欲しい という事で。
ではいつも通り原型から。 お馴染みのスチロールで原型を。
キャラクターでも動物でもこんな工業製品までも原型はスチロール。
ワタシの脳もスチロール製。 スカスカ。
こんな原型彫るのも特殊な機械なんかは使いません。
知恵と技術で制作。
てのはウソ。彫る機械、買う予算無いだけ~♪ 社長~
で、そのスチロール原型から直接型取り。
型を開け、閉じ込められていた原型を無事救出。 ほぼ無傷。
スチロール原型から直接型を抜いた場合は型の表面が少し荒れているので型を磨く。
何個も量産の場合は原型を完璧に磨き込んで型取りするけど今回みたいに一個だけの場合は
こんなやり方が多い。「捨て型」と言う。
石膏でやる場合もアリ。
でもこの型でも頑張れば10個でも20個でもヌケるけど。
スマン・・・・ ピンボケぢゃ。
その型にFRPを積層しとるところ。
型が直角や鋭角に尖がってたりするとガラス繊維の馴染みが極端に悪くなるので
画像の様に切り込みを入れたり樹脂パテを塗ったりして型とガラスが浮かない様にする。
面倒でもこの辺をちゃんとやらんと製品に気泡の空洞が出来、パテ処理が増えるし
製品の強度も悪なるし。
んで一晩放置して硬化したら脱型。
前の工程で手抜きせんかったからご覧の様に気泡は皆無。
この仕事、手を抜くのは簡単なんやが必ず次の工程でしっぺ返し喰らいます。
結局その方が多く時間を取られるのでちゃんとせにゃアカンのだよ。
今回はカットモデル(真ん中でスパッと切ったみたいなヤツ)なので二個抜きます。
合わせた面の段をパテで正確に合わせ微調整。
1つの同じ型から2個抜いたモノを2面ピタッと合わせるのは、実は物凄く難しいというか
技術を要します。原型の精度と型の歪みを最小限に留めなダメ。
樹脂は硬化する時、かなり収縮し歪みが発生し、面が歪んだり直角が狂ったりするので
いろんなノウハウが要求される。
下地の処理が出来たらいよいよ塗装。
資料としてお預かりしているカタログの写真を参考に。
このマスキングが大変やった。
すき間5ミリくらいのV型のミゾを上下に塗り分けなダメでそのミゾの深さが2cm程もあるので
先の細~いピンセットでマスキング。 超肩こり。
本体の塗装。
このテの塗装が毎回悩む。
メッキ加工すりゃ早いんやが高価。 メッキの種類によっちゃ余計にオモチャっぽくなってしまう場合も
あるので慎重に。
シルバーメタリックにも色々種類があるのでどのタイプを使うかかなり悩む。
またシルバーは下地が黒か白でも角度が変わるとガラッと違って見えてくる。
画像で解るかなぁ・・・
メッキのシルバーやからと言って単に一色のシルバーでベタっと塗っただけでは物凄く安っぽい感じになってまう。
ネジ山の部分とか解るかな?極薄ーくグラデーション入れてます。
ユニクロメッキ特有の虹色っぽく輝く感じも出して本物に近づけます。
外側はこんな感じ。
パカッ! こんな感じで展示会で披露されるのかな?
もういっちょ パカッ!
もう書くの疲れた・・・・ おしまい。