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彫り進め!

ヘラ原形1.jpg

原形製作開始1日目でだいたいこれくらい進みます。

あと1日で胴体部分は完成予定。

全身スチロールまみれで雪男の様になります。

一箇所に集中し過ぎるとダメで、左右対称にも気をつけないと、

取り返しのつかないことになります。

 

昆虫も何でもそうですが、かなり複雑な曲線の集合体なので周りをウロウロ

しながら観察し、時には手を止めてわざと時間を空けてみると間違った部分が

よくわかります。

この「時間を空ける」というのがとても大事なんです。

決してサボッてる訳じゃないのよ社長ーっ!!

ヘラ開始!

ヘラ下絵.jpg

製作開始

大きなスチロールの塊、大きさは1.8×0.9mもあります。

そこに比率で割り出した線をけがき、極簡単なアウトラインを書き込みます。

この段階で、あまり細かい細部を書き込んでも無意味です。

そしてこのアウトラインに沿ってニクロム線でカット。

ヘラクレスぅぅぅ~!

生ヘラクレス.jpg

泣く子も黙るヘラクレス

 

そう!チビッ子永遠の憧れ、ヘラクレスオオカブト

中米~南米に生息する世界最大(最長)のカブトムシ。

新潟県三条燕のカブト、クワガタ専門店、丸寅ファーム様より直接製作依頼を頂きました。

 

専門店様からの直接依頼・・・

店主は言わずと知れたスーパーマニア。

造形のクオリティにはとことんこだわりを持っておられます。

そんな店主様、色々造形屋に問い合わせた結果、当社のクオリティと価格面で太鼓判を押して下さいました。

昆虫マニアでもあるわたくし守屋、発注書を頂きワクワクして打合せ。

 

そこは専門店、「あれこれ資料を集めて頂くのも何ですから実物を送ります」と一言。

 

翌日、当社に小包が到着。

開けてビックリ!「活けヘラクレスっ!!!」

てっきり死骸か標本を送って下さるものだと思っていたのでド肝抜かれました(汗)

 

さぁ、暴れる活けヘラ、どうやって落ち着かせ原形の製作に入るか・・

ケースに閉じ込めては細部が観察できないし・・

 

考えた結果、スチロールの棒(あくまでスチロール!)に餌のゼリーを仕込んでみた所、

これが大正解!朝から晩までモデル立ちで微動だにせず、ジックリ観察できるではないか!

 

原形が完成するまでの3日間、彼は頑張ってくれました。

 

ミニジョニーその後

ジョニー(小)現場.jpg

納品後、展示会等で活躍したミニジョニー君はその後、男前豆腐店の

事務所にて、社員のみなさんが常にガンバっているか、高いところから

睨みを効かせているとか・・・怖っ!!!

ミニジョニー完成

小ジョニー完成.jpg

もう完成(^^)v

やっぱ後姿がカッコイイ。

個人的にもちょっと欲しいかも。作って玄関に飾ろかな。

 

今回、ジョニーの修理とミニジョニーの製作を担当したのはウチの水内クンです。

彼への激励のお言葉、ファンレターや差し入れ等、随時受け付けております。

 

ミニジョニーその3

 

 

小ジョニー型取.jpg

通常、2個という受注数は作り手にとっては微妙な数なんです。

 

3個以上になりますとたいていの場合、原形から型取りをして複製するのですが

2個の場合は型を取らず1つずつ単品で製作します。 が、

今回は男前豆腐店様からのご依頼ですので、更なる男前な追加発注を

勝手に期待させて頂き型取りを行いました。

 

男前豆腐店様 更なる追加発注、社員一同心よりお待ちしております。

ミニジョニーその2

 

 

掲示板にも社長が書き込みましたが、イヤな事がおきてしまいました・・・

警察官や検察官も来られて徹底的に調べて帰りました。

幸い、被害は少なかったのですが、工場内で金庫を壊して、

しかもコンプレッサーの電源まで入れてエアー工具を使い、しかも

最後はその電源をちゃんと切って帰るというのが気持ち悪い。

警察側はそのあたりの手際のよさからある程度の犯人像は

掴めている感じでした。

あとは警察の捜査に期待しましょう。

 

さて、気分を切り替えて製作日誌を。

画像は完成した原形です。

80cmというサイズはチョット置いておくには丁度いいサイズですね。

デカすぎず小さすぎず で。

小ジョニー原形.jpg

 

ミニジョニーその1

ジョニー小原形.jpg

有り難い追加注文をいただき、早速原形の製作へ。

 

大きさは80cmという指定

小さい物は粘土で原形を作る事も多いですが、何せウチはTVチャンピオン発泡スチロール王の

居るお店。

少々の物ならスチロールでサクサク彫ってしまいます。

あれこれ話してるうちにもすぐ完成です。

これくらいの造形だと、だいたい1日で彫ります。

ウチの職人、皆、原形彫るのは異常に早いです。

見学にいらっしゃったお客様はその早さに大変驚いて帰られます。

このあともう少し細かい部分も削り出し、表面に樹脂をコーティングし、パテを塗ってまた磨き

細かい部分(表情等)もパテで造り込み原形の完成です。

 

ジョニー現場

ジョニー現場.jpg

完成後、即、現場に搬送されたジョニー

 

現場は先日行われた夏フェス「京都大作戦」

男前豆腐店の出店ブースにてかなり目立っていたそうで。

やはり立体造形物の集客力は物凄いものを感じます。

 

当然、男前豆腐店の豆腐、グッズ類は完売!

ジョニー君イイ仕事してくれました。

 

その後、男前豆腐店様から電話・・・

「ついでに小さいジョニー像2体ほど作ってくれませんかね?」と。

 

さすが男前豆腐店、「ついでに」ってトコに男前を感じます。

 

その後ミニジョニーの製作過程へと続きます・・・・・お楽しみに

ジョニー像 続き

 FRP積層のあと、パテを塗り、ひたすら研磨し表面の平滑を出します。

この作業が正直、一番キツイです・・・

その後塗装に入ります。

大きいですが比較的簡単な塗り分けです。

塗装はマスキング作業に大部分の時間をとられます。

でも少しずつ完成体が見えてくるので徐々にテンションが上がってきます!

男前4.jpg

男前豆腐店ジョニー像の修理その2

次に破損した脚部を切断し、正しい姿勢で本体を固定したうえで

新たにスチロールで足を製作します。

3メートルもあるので全体のバランスをよく確認しながら作業を進めます。

 

次にFRPの積層。

これだけ大きな造形物を支える脚部ですので、当然、中には強固な鉄筋を 

仕込んであります。

FRPは積層するガラスマットの枚数を増やす事で強度が上がります。

このクラスの造形物ですと5~7枚は重ねます。

厚さにして約5~10ミリに達します。

大変根気のいる作業ですが、手は抜けません。

 

この日の工場の気温33℃!

そこに通気性の悪いツナギを着ての作業です。

バケツで水をかぶったかの様な汗。

楽しそうな仕事に見えますが実は大変なんすよ。

楽しいですけど(笑)

男前豆腐店ジョニー像の修理

 

長い間、製作日誌の更新が遅れてご迷惑をおかけしておりました。

 

今まで製作日誌の担当をしておりました代表中村は超多忙の為、代わりに現在

現場にて製作を担当しておりますわたくし守屋が書き込んでまいります。

毎日更新(多分)しますのでご期待下さい!

 

記念となる第一回目は、以前当社で製作させて頂きました男前豆腐店の

「ジョニー像」の修理です。

画像で解る様にかなり派手に破損してますなぁ・・・。

壊れた詳しい原因は聞いておりませんが、担当の方から何とか修理

お願いします。。。。という事なので、ここはひとつ、ポップ工芸の技術により

再び男前にさせて頂きましょう!!

男前1.jpg

修理後、夏のイベントで使用されるということでかなりタイトなスケジュールで修理は進みます・・・・