新年 明けましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします。
妖怪7体の製作の様子を紹介しましょか。
兵庫県福崎町役場さんから 以前に縁台で将棋をする河童と
パソコンを打つ天狗の造形を造らせて頂いたが、その2体がえらく好評で
7体もの追加製作を頂きました。
ラインナップは雪女、猫また、海坊主、一反もめん、油すまし、鬼、一つ目小僧。
今回のブログでは雪女、猫また、海坊主の製作の様子を。
上の画像は福崎町役場より提供された資料原型模型。
妖怪造形コンテストの入賞者や上位入賞者の猛者に原型製作を依頼して造られたもの。
この原型ミニチュアを元に等身大にて製作。
先ずは何はともあれスチロール原型の製作から。
ミニチュアを忠実に再現するのは当然やが、大きさ感がかなり重要で、この猫またに関しては
一度、身長150cm設定で製作するも妙にデカく、結局身長120cmがベストと判明。
実際に立体にしないと解らない難しい問題。
それぞれのスチロール原型が完成したら石膏による型取り。
ジャングルジムの様な補強を入れます。
造形屋によって、この辺りの補強の入れ方は皆違う。
補強をほとんど入れずに石膏の厚みを厚くする所もあるが
脱型の際、非常に大変。
ウチの場合は補強でしっかりさせて石膏は極薄にします。
脱型の際、簡単に崩せてとても楽だから。型の変形も無く、石膏も半分で済むし。
石膏の型が出来るとお次はFRP貼り。
FRP成形の後、スチロール原型では表現出来ない細かなディテールをパテで造り込む。
必要に応じ、体内はゴッツい鉄骨を仕込みます。
雪女にはオプションで氷塊が付きます。
下心で雪女に近付いた愚かな男達がフリージングされドクロになっています。
中央に穴が開いているのは顔出しパネル式にしてある為。
これらの妖怪は全て観光客の皆様に喜んで頂く為の物。
遊び心はバッチリ随所に散りばめてあります。
で、いよいよ塗装の工程。
雪女の冷たい無表情な目付きを塗装で再現。 怖っ!!
猫またの目 ↓↓
眉毛は筆描き。毛の生え方に注意して描く。
失敗出来ない一発描き。
この頃、既にワタシの体温は39℃超え状態。
高熱で凄く手がプルプル震えながらの作業だったのを覚えている・・。
皆で協力してドンドン塗装。
しかしワタシはドンドン弱っていく・・・。
やっとの事でとりあえず3体完成。
我ながら見本のミニチュアに似て、よー出来とる。 パチパチ。
さて、間髪入れず次回のブログでは残りの4体の製作の様子をお伝えしましょ。
残りの4体もクセがすごい!
乞うご期待!!
半年後にまた会いましょう!
ウソウソ。 今回は直ぐ書きますますから見逃さない様に!!!
では~♪