まいどポップ工芸です。
昨日までで細部も完成し、全体にサーフェーサーを吹いていました。
真っ白な黒毛和牛が出来上がりました。
が、、、、
社長のチェックで、お目目がボツになりました。
瞼が不自然で、目の上が盛り上がりすぎているのも不自然と。
ふだんはのほほんとしている社長ですが、ちゃんとチェックしています。
そして指摘がはいると、言われてみれば確かになぁというものばかり。
やはり元テレビチャンピオンです。
せっかく時間をかけて作り上げたお目目を一からやり直し。
さくっとやり直しと口では言うが、作る方はそれこそ一日仕事。
大変だけど、いいもの作るには仕方ない。
妥協せずに真心こめて一体一体製作させて頂いております。
上の写真と比べて、大きな変化ではないですが、変わったの分かりますかね。
目を修正しつつ、全身の傷や穴などを綺麗にしていきます。
サーフェーサーを吹くと粗が浮き出てきてよく見えるのです。
全て綺麗にしたら2回目のサーフェーサーを吹きます。
なんで2回も吹くのかというと、サーフェーサーにはいろんな意味があるのです。
まずは上で書いたように粗が浮き出て目立つので修正しやすい。
研磨がしやすいので、修正が簡単。
また塗装の下地になります。白で統一することで真っ白なキャンバスとなり、塗装における色ムラがなくなります。
そして今回最も大切なサーフェーサー2回目の意味が、表面の表情を付けること。
牛の体は毛なので、本当にリアルを追求すると毛並みも再現しますが、ご予算がとんでもない料金になります。
超リアルを追求することに意味がある用途でしたらいいですが、基本看板というのはそういう性質のものではありませんし、予算も限られています。
表面ガタガタだったらもちろんダメですが、牛さんなので表面がツルっツルでもおかしいでしょう。
その中間の丁度いい感じの表面をサーフェーサーの吹き付けで作り出します。
イイ感じの表面になってます。
今日はサーフェーサーを乾燥させないといけないのでこれで終了。
つづく