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等身大の和牛製作 DAY8

まいど、造形看板、立体看板、オブジェを手掛けるポップ工芸ですー。

 

なんやこの説明と思われますが、最近HPのアクセスが減ってきていて、業者の人にちゃんとブログの中に、キーワード入れておきなさいと言われ、無理やり突っ込みました。

 

 

ということで造形看板、等身大の和牛製作の8日目です。

 

 

7日目はFRP加工までを終えたところです。

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FRPの加工が終わったら、表面を綺麗に加工していきます。

FRPってガラスなので、ローラーで塗りつけただけでは表面がガッタガタ。ガラスなのでそれで手を切ってしまうこともあるくらいにガッタガタ。

アップするとこんな表面です。

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汚い肌してるでしょう。これをツルツル卵肌になるようにきれいにしていきます。

研磨して綺麗にしようと普通は思うでしょうが、FRPはただのガラスではなく強化ガラス。削ろうとしてもなかなか削れません。

なので、簡単に削れるサーフェーサーを塗り込んでいきます。

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白いのがサーフェーサー。

サーフェーサーを塗り込んだら、あとはひたすら研磨。

つるつるになるまで研磨。

もう根性で研磨。

 

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するとこんな感じに見た目にもツルツル肌に生まれ変わります。

 

正直この作業は時間もかかるし手間もかかる。

そして簡単そうに見えて技術もいる。へたくそがやると、研磨しなくていい所を研磨してへこましたり、逆に無駄にサーフェーサーを盛り過ぎてしまったりしてしまう。

お見積りをするときに表面加工代という項目があります。ここの金額がかなり大きく、この工程が大変なんてやったことない人にはわからないものだから、なんで表面加工代ってこんなにするの?と聞かれることがあります。

やってみれば分かりますよ!

 

そして今日はもう一つ工程があります。

取り付け用の金具付けです。造形物を設置する際に必要な金具を造形物内に埋めます。

取り付ける場所や、造形物の形や大きさ重さによって金具の付け方も様々。

このあたりは経験で学ぶしかない。

 

今回は4本足の牛が地面に置かれるだけなので簡単。

この写真のように足に鉄板を地面に平行に取り付けるだけ。そもそも固定しなくてもちゃんと自立するので大そうな金具なんて不要。

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ついでに、ちょっと足の部分のFRPが足りない感じがしたので厚くもって保険かけておきました。

 

そんなところで本日の作業はおしまい。

ということでつづく