はぁ・・・・
アカン。
暑すぎる・・・
ここんとこ大阪では連日の猛暑日が続いとる。
毎日普通に35~37℃や。なんで沖縄が連日31~32℃やねん。
大阪の方が暑いなんて。
まるで体温やんけ。
元々体温低めのワタシには外気の方が絶対高いという地獄絵図。
しかもまた相変わらず忙しいのなんの。
普段、滅多な事では外注に振らないポップもさすがに仲良しの造形屋さんに振ってる状態!
しかもハンパ無い量。
毎月、百ン十万円の請求書が届き、外は暑いが社長の顔は真っ青なり・・・・
さてさて。
これくらいで暑い暑い言ってちゃいけないよ。
今回の日記は日本一暑い都市、岐阜は多治見市のゆるキャラの紹介。
そう、この多治見市、山に囲まれた盆地の上、名古屋あたりの都心の熱風が流れ込み、
どえりゃー暑いそうな。
2007年には日本最高気温の40.9度というありがた迷惑なレコードを保持しておられます。
この夏も例外に無く、ニュースなんかで「本日は多治見市でン℃を記録しました」てのをよく見かけるでしょ。ホンマに暑い所みたい。
日本各地ゆるキャラブームで、何処もかしこも専属キャラがいます。
お陰様でウチでも色々造らせてもろたなぁ。
この多治見市のゆるキャラは、その名も「うながっぱ」!
そのまんま、うなぎとカッパのハイブリッド。
神の悪戯にしてはヤリ過ぎであろう・・
いや、うなぎ犬のパクリか?
デザインは、かのアンパンマンの作者の「やなせたかし」 ・・凄いやんけ。
その「うながっぱ」を多治見市のお祭りでお神輿にして街をねり歩こうではないか!
という企画で製作依頼を頂きました。
河原に座った形のお神輿でデザインしてください。との事。
たまたまウチにお手伝いに来てたデザイナーさんに描いてもらった。
その1
その2
でキャラ自体も、やなせたかしデザインのものを若干ディフォルメも必要、との事(・・エエんかよ)
ちゃんと公式サイトもあるでよ(www.unagappa.com/)
個人的には、やなせ氏のデザインに忠実なシャープな感じで造りたかったけど、
すでに製作済みの「着ぐるみ」があり、それのイメージにあわせて欲しいとか。
こんな感じ↓↓
着ぐるみは原作より、かなりやさしカワイ感に仕上がっております。
実はこの着ぐるみの野郎が毎回造形師を悩ます種なのだ!!!!!!!!!
大概、ゆるきゃらのデザインが上がると、まず最初に着ぐるみが製作され各イベントで紹介される。
当然、初めてそれを目にする人がほとんど。
その着ぐるみのデザインが本当のデザインだと、皆思うでしょう。
違う!!
着ぐるみというのは、あくまで中に入る人間の体型を考慮し、その上、動き易い材質や強度なんかを考えて原作に比べると、かなりトンチンカンなバランスに仕上がってる。
せんとくんも然り。
あのせんとくん、着ぐるみのとイラストのではかなりの違いがあることがお解かり頂けると思う。
で、我々造形師がフィギュアを製作する際、先方様からお預かりするのは、原作と着ぐるみの両方の資料。
これを巧く考えて造らないといけないのが最近の悩み。
ホンマにツラい。
ただし、せんとくんに関しては着ぐるみは一切無視してやらせてもらえたので実に爽快やった。
さすが平城遷都1300年協会。 解ってるねぇ~♪
本題に戻ろ。 この話になると、ついエキサイトしてまう。
今回の「うなっがっぱ」君は、原作、着ぐるみ半々のいいトコ取りで製作。
本番製作前に、そのバランスを決めるのにいくつかのミニチュアを製作し、多治見市さんが決定されたのがこれ。
このプレゼン用ミニチュアはスチロール製。15センチ程度。
本番は、これを基に座高120cmで製作します。
その模様は次回紹介しまっさ。
ではでは。