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等身大キン肉マンシリーズその① ウォーズマン!の巻き 後編

どぉーも守屋です。

チョイとご無沙汰です、すんません。

怒涛の忙しさやったけど7月に入り少し落ち着いて来た感じ。

だから最近はわりと早く帰宅してる事が多いです。

今年に入ってず~っと遅くまで仕事してたんで、家でテレビみる事がほとんどなくバラエティ番組なんか全く見てなかった。

いま話題のスギちゃん(もう落ち目か)もテレビでネタをまともに見たのはココ最近。

 

ゴールデンウィークに1日休みもらってオカンらとバーベキューした。

その時にオカンがしきりに「・・・だぜぃ。 ・・・ワイルドだろぉ。」と語尾にそれらを付けてしゃべりやがって、当時多忙すぎてスギちゃんなど全く知らないワタクシはただただ「?」だった。

バーベキューしてたんでウインナーを焼いてたら、オカンが今度はウインナーを指差し「ごてあらぽー♪」と叫ぶ。

しかも何回も叫ぶ。

  ワイルドだろぉ・・ ごてあらぽー・・・・   実に楽しそうである。

「アカン。。 しばらく見ん間にとうとうオカン、ボケてきたカモ・・・・」とマジで思った。ホンマに。

まだまともに親孝行も出来てないのに・・・。

 

「スギちゃん」「御殿場あらびきポークウインナー」を知ったのがその一ヵ月後。

 

忙し過ぎるのもよくないね。 こんな事で余計な心配事が発生しますがな。。。。

オカンはまだボケては無さそうです。  多分。

皆さん、たまにはテレビも見なあきませんよぉー。

 

さて前回のブログの続き、完成してゆでたまご嶋田センセイに太鼓判を捺してもらったウォーズマンのスチロール原型。

そのままでは幼稚園児のチョップの一撃で粉々になるくらいにモロいので、コイツをFRP(強化プラスチック)に置き換える作業を紹介しまふ。

 

 

いきなりやってしまいました・・・

スチロール原型を樹脂で型取りしてる画像が見当たらない・・・

すみません。

下の画像はスチロール原型にFRPを貼り「型」を取ったものデス。

それを今まさに開けるところ。「脱型」  だっけいと言います。

型を開けてるのはこの日アルバイトで呼んだ専門学校生たち。

その人数8人!通常彼らはとある専門学校のフィギュア科の学生。

普段は手のひらサイズの人形ばかし造ってるんで、いきなりの「等身大」に悪戦苦闘!!

何をするにも腕力が必要であることを実感したようでw

DSCN0879.jpg脱型が終わると、お次は型の研磨がございます。

スチロール原型から直接型を取るとどうしても型の表面が少し凸凹してます。

それらを綺麗にペーパーで磨きます。

ここからは人海戦術。

根気よく磨いてもらう。

ココでサボるとこのあと泣くことになるので。

脱型チームと研磨チームに分かれて頑張って頂く。

DSCN0878.jpg型の内側にしっかりと離型剤で離型処理をし、ガラス繊維を置き、そこに樹脂を塗り、これを何度も繰り返し厚みを付けていきます。コレを積層と言います。

無駄に重ねても強度は出るが死ぬほど重くなるので何層重ねるかは経験で判断。

部位によって重ねる数が違う。

設置時、人がぶら下がったり、中には蹴飛ばす人も必ずいるので強度が必要なところは多く、さほど力が掛からない所(頭部など)は比較的薄くて大丈夫なり。

DSCN0957.jpg手などはみんなぶら下がるのでゴリゴリに固めます。

DSCN0959.jpg腰から下は中にゴッツい鉄骨を仕込む。

デザイン上、足首は非常に細いのでココに応力がかかるのでFRPだけでは持ちません。

かなり肉厚のスゴイ鉄パイプが入っているのだ!  重い!!

このパイプだけでも20キロ近くあったはず。

コレくらいやらないとあの新世界の商店街には酒パワーを身にまとったツワモノがいるので・・・

DSCN0966.jpg両面の型にFRPを貼り、その両方を樹脂で接着し一晩置き、翌朝脱型。

産まれたてのウォーズマン。

まだ赤ちゃんなので腕や顔は生えてません。 

数日後ニョキニョキ生えてきます。  キモいです。

DSCN0969.jpg生えてくる予定のパーツたち↓↓

 

DSCN0975.jpg全体のバリを取り、表面を軽く磨いた状態↓↓

仁王像の様。  後ろにフライングでロビンマスク写っちゃってます。

首が無い状態でもワタクシ守屋よりデカいです。

この状態で190センチはあります。

DSCN0978.jpg      セミの抜け殻↓↓

コレさえあれば何個でも量産できます。  イイだろぅ、欲しいだろぅ?

自分用にヌイて部屋に飾ろうかと思ったが玄関に入らない大きさである事が判明。チクショウ!!

DSCN0980.jpg数日後、腕が生えてきました。  凶悪ですな。。。↓↓↓

黄色い部分はパテを入れたところ。

研磨&パテの繰り返しで綺麗な美肌が生まれます。

この右手の武器のベアクロー、個人的にはもっとピンピンに尖らせたかったんやが、設置後の安全面の指導により泣く泣く先を丸める事に。  クソッ!

肉ファンはみんな、このベアクローでケガして流血しながら帰りたいのが本音なのにねぇ。。

肉ファンのみんな、期待を裏切ってスマン。

DSCN0989.jpgこのウォーズマンのベストアングルがこの角度↓↓↓

でもまだ頭が生えてこない。

DSCN0992.jpgおっと! 頭が生えてきたね!

    お祝いに頭をナデナデされてるの図↓↓

DSCN0997.jpgまだ生まれたての赤ちゃんなので首が座ってないのでテープで固定↓↓

DSCN1000.jpgようやく首も座り、早く試合がしたいと申しております。

やはり何度見ても凶悪である。  自分で言うのも何やがイイ感じに仕上がりましたワ。

DSCN1010.jpgんー・・・・  やはりベアクローのツメの先の丸さが悔やまれる。  クヤシイ。。

DSCN1022.jpgこのあと仕上げの塗装に入るんやが前編、後編だけでは収まらんかった(汗

塗装は次回、「塗装編」にて!

ひっぱり過ぎか!  

まぁエエか!

 

ではまた次回お楽しみに!!

 

守屋でした。