本体後部分の小さなヒレです
尾ひれの部分の塗装仕上げです大きさ比較のため人物と一緒に撮りました
胸ビレで1800 背ビレw2300 尻尾の尾びれw3100あります
補足 ヒレ等パーツだけでも 40こ近くあります
全てパーツごと仕上げて あと付けします
接続部分などは木 フラットバーなど仕込むことも有ります
どぉーーーーーー も。
覚えていらっしゃいますか? 守屋です。
エライ永い事ご無沙汰しておりました。
あまりにブログ書いて無いので守屋退社説や死亡説などが飛び交っているのでは?
大丈夫です。 元気です。 しかも涼しくなってかなり元気です。
最後にブログ書いたのが5月24日。
何しとんねん、ホンマ。
その間、社長が大昔のポップ工芸(まだ社長が独りでやっていた頃の)のブログを
引っ張り出して貼り付けてこのブログを繋いでいてくれました。
やっぱ皆さん最近のポップ工芸の作品のブログ見たいでしょうから、またがんばります!
「2020東京オリンピック」
開催決定しましたなぁ。。
内心、福島の原発冷却水漏れの問題やらで、もうアカンやろなぁ・・・と思っていたら、何が何が。
他に大きく差を付けて圧勝やん。最後のプレゼンが効いたんでしょうな。
でも・・・。
2020年だで。 2020。
あと7年後でっせ旦那。 永っっ!!
爺さん婆さん連中は「もう、ワシャその頃には死んどるかも」とか言うてるし。
何を隠そう、このワタクシ守屋も大阪万博年生まれ。
開催年には50歳の大台に乗っかるではないか!!!
あまりウカウカ喜んでられんな。7年先って。
皆さんも今の年齢に7も足してごらん?
微妙な心境にならへん??
その頃の自分ってどんなんやろ?って。
ま、未来の話はこの辺にして、今ワタシがせにゃならんのは等身大キン肉マンの塗装ブログを
書かないといけないのだよ!
5月24日にキン肉マンの原型の記事をかいてそのままだから。
お手数ですが5月24日の記事から、もう一回読み直してくださいませ。。
前回のまでの記事では原型までの完成。今回はそれを塗装し納品までを書きます。
では。
原型が完成し監修を無事に終えたキン肉スグル君。
早速塗っていきます。
眼球と歯にホワイトをいれます。
でもそれだけじゃ立体感に乏しいのでそれぞれに違う色をグラデーションで入れます。
目には薄いブルー、歯には薄いグレーをいれます。
どちらもあえて控えめに。やってるかやってないか位にやるのがミソ。
ディズニーのドナルドダックの目なんかは結構濃い目のブルーを入れてますねぇ。
お次は唇。
キン肉マンの顔で最も目立つ部分。
色味のチョイスは決してミスってはなりませぬ。
調色は慎重に。 しかし凄い色やな。
その唇をマスキング。
口をふさがれ怒っているかの様。
この腕で殴られたら頭飛ぶわっ!
そして、おパンツとブーツに赤を入れます。
同じ色の様ですがおパンツとブーツの赤は微妙に変えてあります。
どこの画像か解るかな ↓↓↓
さすがのキン肉マンも、この部分のどアップは恥ずかしいであろう・・
そう、おケツの部分です。
太ももと太ももの隙間の幅は約2ミリ!!
当然、指も入る余地もないのでピンセットでマスキング。
この2ミリの隙間、同じ造形屋なら解ってくれると思うが、この隙間を残して型取りするのは
かなりの技術を要します。
太もも同士をくっ付けてしまえば簡単な事やが、そこはこだわっています。
マニアはこういう部分、ちゃんと造りこまれているか覗きます。
ヘンな世界だ。 ヤダヤダ。
さてさて細かな部分の塗装は終わり、身体(肌)の塗装へ。
キン肉マンは黄色人種。
そのへんをよく弁えて。
同時にテリーマンも塗ってました。
テリーは白人なのでベースの色から微妙に違います。 解るかな?
コレで2色目 ↓↓
身体の色がある程度出来たら、お次はマスク。 ↓↓
同じ肌色系やけど、あくまで覆面の素材感を出さないといけない。
身体とは違い、ラバー素材の様な無機質な素材感を表現します。
色味、ツヤ感などを駆使し独特の風合いに持っていきます。
ゴムの様な伸縮性が有りそうな質感、解るかなぁ・・・。
硬いプラスチックで出来た本体を塗装で違う素材の様に見せなければなりません。
腕の見せ所です。
そして命とも言える「肉」マークに筆入れです。
少しの線ブレも許されません。
この時ばかりは息を止めて。
一分間の呼吸回数はおよそ5~6回か。
プチッ!と脳の血管が逝ってまいそうです。
そして全体のツヤの調整をします。
瞳は潤んだ様にツヤツヤ。
マスクは完全な艶消し。
身体はツヤ消しですがほんの少し汗でテカってる感を出す為に部分的にツヤを調整してます。
試合後みたいに、あえて汗かいたみたいにツヤ出すのもアリかな。
本来、人の身体いくら鍛えてモリモリになっても、こんな暗い影は出ません。↓↓
でも造形物として、それをそのまま真似すると、何かノッペリして迫力が出ません。
フィギュアはその辺り、デフォルメ(誇張)させる必要があります。
ちょっとヤリ過ぎかなぁ・・ てぐらいが丁度◎
自分で造ってて言うのも何やが、しかしエグい筋肉やな・・・。
何やねんこの太ももはボコボコして・・・ って思うかも知れんけど、
トップクラスのボディビルダーの筋肉はこんなのデス。 キモいねー。
こうやって見るとキン肉マンとテリーマンで体脂肪率の違いが造形で表現出来ているのがよくお解かり頂けると思う。 ↑↑↑
ここまで考えて造られているのだよ。
目の周りと歯の周りに1ミリほどのラインを入れました。 ↓↓
コレを入れるのと入れないのでは見え方が全く違ってきます。
うっとり眺めてる暇もありません。
間髪入れず目隠しです。
この状態でトラックに積み込み現場へ。かなり強引。
現場(通天閣そばキン肉マンショップMUSCLE SHOP)に到着!
この日、マスコミに初披露です。大勢のマスコミ関係者、ファンが殺到!
キン肉マン、テリーマン、ロビンマスク、ウォーズマンが怪しげにその時を待ちます・・・。
除幕はかのゆでたまごセンセイにより盛大に行なわれました。
あまりの人ごみで除幕の瞬間の画像、うまく撮れず(泣)
このあとどさくさに紛れ、ワタクシ守屋もこの中に乱入!
ドヤ顔で新聞に載りました。エエやん。産みの親や。関係者や!
なんだかんだで超大変だったキン肉マンプロジェクト。
製作に大幅な時間を割いた為、全く儲けが無く赤字の物件でしたが、お陰様でコレが色々な業種の方の目に留まり、
「通天閣のキン肉マンの出来栄えが素晴しくどこの造形屋さんが造ったのか調べて来ました・・」と
ホントにお仕事が舞い込んで来る様になって来ました。
社運をかけて造ったと言っても過言ではない。
頑張った甲斐がありました。
数日前に書いてます大昔(9年前)の社長のブログ見て頂いたらお解かり頂けると思いますが、
当時、小さなガレージでコツコツお店の造形看板を社長独りで造っていたウチの会社も、ここまで皆様に認めて頂ける様になりました。
これからも皆様の心、歴史に残る作品を造って参りますんで宜しくお願いいたします。
な事よりワタクシ守屋、マメなブログ更新を心掛けます・・・ほんまスミマセン。
ではまた!!!
1004年5月
コーヒーカップのパテ処理をします
FRP樹脂を塗っただけでは 表面は凸凹だからパテで滑らかにします
全体に塗って硬化後研き表面を滑らかにします
パテはポリパテ又は樹脂にタルク(粉)を練り合わせた物を使用します
2 3時間で硬化します
パテの研き作業です 部品を先に着けると研き難いので 後付けします
あらまし研いてから もう一度細部をチェック悪いとこらは直します
磨き上げると各部品をつけます(パテ付け)
塗装の前にサーフェイサーで全面塗装します
これは樹脂とウレタン塗装をなじませるためです しかしもっと大事な事は肌目が揃います
塗料はウレタン塗料(車用)を使用します 耐侯性があり早く乾く為色数の多い時などとても便利です
最後にクリヤーを塗ことによって艶と耐侯性が増します
写真はまだクリヤーをかけていません(雨の為)
ケーキはぼかしがあるためエアーブラシで行います
後日機会がありましたらエアーブラシを取扱いたいと思います
続きです
今日急に関西テレビの方が取材に来られました
写真撮影とインタビューで2時間ほどおられました15日土曜十時半の放送との事です
暇な方はご覧になって下さい
本日の製作はスチロールの上に樹脂を塗り込みします
道具は塗りこみの為のローラー だけです
白い布状の物はガラスマットでガラス繊維を編みこんだものです
ポリエステル樹脂は液状で硬化剤を入れる事により固まります
これをスチロールの上に載せたガラスマットに塗り込んで行きますこれを何回か繰り返します
ガラスマットの取扱には注意が要ります後日説明します
FRPの製作にはほとんど道具は要りません
趣味の範囲で 又は試しに造る場合は市販のローラー(綿製)か刷毛で好いでしょう 容器なども使い捨ての空き缶などで好いでしよう
材料はエステル樹脂とガラスマット それに固めるための硬化剤と促進剤(これらはセットで東急ハンズなどで揃います)(スチロールを使用する時はスチロール用の樹脂)近くの人は工場まで取りに来てください
すべての作業においては保護具を付けましょう是だけは必ず守ってください
ガラスマットを扱う時は特に手袋 マスクは必ず着けますそうしないと「チクチクし又いつまでも痒くなります」
スチロールの下にはゴミ袋を引くと固まっても引っ付きません
製作中の写真は月曜日になります 明日十時半はテレビですよ
木目模様の塗装の仕方についてのご質問がありましたので
土 日曜の欄を使用しました
今日やっと樹脂が全部塗りあがりました
表面はガラスマットを重ね合わせているので凹凸があります
ケーキはこの凹凸をうまく利用して本物らしく見せていきます
明日はコーヒーカップをパテ処理をして表面を滑らかにします
きょうはココまで
9年前の日記なので大変初歩的なことを書いてますので
初心者にはよく解ると思います
2004年5月
明日からコーヒーカップとケーキの製作に取りかかります
これがイメージ図です
すこしアレンジして作ります
お楽しみに
マフィンカップ
今回のカップとケーキは形が単純なため 粘土ミニチュアを造らず直接スチロールを削っていきます
カップの場合スチロールのブロックから熱線(ニクロム線)で円柱状に切り出します
次にカッターナイフで大体の形を荒削りします
次にペーパーで磨いて形を整えなす 上から樹脂を塗りこむので丁寧に磨きこむ必要は有りません ペーパーよりナイロン系の鑢が磨きよいでしょう
この写真は道具の刃物と鑢類です 円柱は型紙(半円)を造り上下に張った熱線で切ります
下の写真はカップの胴体です あすへつづく
ケーキの削りだしです
ナイフはオルファーが一番使いやすいです
ペーパーはコーナンなどで売っているスポンジ状 ナイロンやすりなどが曲面を磨くのに適しています
今回は図面などないので自分の思いのままに削っています
スチロールを削ると大変スチロールくずが散らかりますのできおつけてください
今日は午前と午後2組の見学者が来られました
大変興味を持ってもらえたと思っております
みなさんも ご遠慮なくお越し下さい
お待ちしています
今日は他の仕事が入ったので コーヒーカップの研きがあまり出来ませんでした
成るべく数点に分けて各部品毎に製作する方がやりやすいです
磨きは荒めのナイロンペーパーorワイヤーブラシ等である程度のラインをだし 其の後少し荒めのナイロンペーパー等で磨き上げると楽です
写真の取っ手 少し小さいので作りなおします
失敗を恐れず だめな時は作り直す方が 早く上達します
ケーキとコーヒーカップの研きが仕上がりました
次の樹脂塗りこみの時には各部品にばらして行います
前にも言いましたがこの段階ではあまり丁寧に研く必要はありまっせん
いよいよ明日から樹脂塗りこみに入ります
本日ココまで
9年前の製作日記です 工場も守口市に有りました
従業員も無くワタシ1人で気楽に製作してました
2004年4月
今朝早くからクマさんの造形看板のスケッチを書いています
施主さん(西欧風居酒屋)の条件は入口上に取付け 上半身 サーフボード 及び店名を入れること 高さ1m以下 です
下記のスケッチでこれから打ち合わせます
okが出れば次に粘土でミニチュアを作ります
スケッチから粘土である程度の形にします
これをベースに本番の形を決めます
1回ではたいてい決まりません
この粘土の原型は実際製品を作る時の寸法取りに使います
そのためあまり正確には作りません
立体の為 採寸は正確に出来ないからです
次の行程はこれから作る製品の原型を作ります
原型には スチロール 金網 粘土その他色々あります
今日は発砲スチロールを削って原型を作りました
ナイフ等で荒削りし ペーパーやすり等で形を整えました
今回ははじめての報告なので製作順序だけにしておきます
今後はスチロールの簡単な削り方 道具 その他技術的な事を
順を追って詳しく説明させていただきます
ご質問などございましたら 掲示板等でお尋ね下さい
今日の作業はスチロールの上に樹脂を塗り重ねていきます
写真に有るようにガラスの繊維で出来たマットにローラーで樹脂を染み込ませていきます
スチロールの段階で幾等細かく細工しても樹脂を塗り重ねていくとほとんど細部は埋まってしまいます
細部はパテなどを利用して再現します
雌型などで製作すると後のパテ処理はいりません
詳しくは後日順を追って説明致します今回は手順まで
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今日は塗装をしました
塗装前にサーフェイサーで下地処理を施それからウレタンを吹き付けます
何色か有る時は乾いてからマスキングしそれから次の色を乗せます
最後にクリヤーでコーティングします
リアルさを出すときはエアーブラシを使いはす
やっと仕上がりました
サーフィンとくまは塗装後接着しました
この後お客さんのご要望で 目と鼻を一回り大きくしました
撮り付け写真は後日載せます