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生き物シリーズ  その④

こんばんはー 守屋です。

だいぶん寒なってきましたなぁ・・・  ってカレンダー見たらもう11月中旬なのね!!

知らんかった。  もう年末やないの。

早いねぇ。

もう既に年末にかけて大忙しになりつつあるポップ工芸。

つーか大忙し確定。 量産モノやら色々決まってます。

ワタクシ守屋、年明けも既に大忙し確定。

年明けから等身大アニメキャラを4体も立て続けに製作せにゃならん。

みなさんご存知のオデコに「肉」のマークが入ったマッスルマンシリーズを。

これらは業界では恐ろしくチェックが厳しいので有名なキャラクター。

容赦無しの修正を迫られるそうで・・・・

今から胃が痛いデス。

胃に穴が開くのか円形脱毛になるのか一皮むけて神に近づくのか・・・

多分ズルズルのハゲ散らかしやろなぁ。   うぅぅ・・

 

さて、独断と偏見でしつこく続ける生き物シリーズ、第四弾は 「海老」。

道頓堀やらでよく見かけるのは「カニ」

ウチもカニはたまに造る。  海老も然り。

でも看板としての製作が多いウチで造る海老はキングオブ海老こと「伊勢エビ」がメイン。

でも今回は違う。

今回は「車エビ」だべ。

旨いねぇ・・車エビ。  焼いても揚げても。

ヘタこいたら伊勢エビを超えるとワタシは思ふ。  うん。

 

  では製作スタ~ト!!!

 

伊勢エビの製作の時なんかは参考資料としてクライアント様よりホンモノの活きた伊勢エビを送って下さる事があります。

今回も若干期待はしてたんやが・・・・  アカンか。

そりゃそやな。車エビくらいスーパーで買って来い!てなモンやわな。

いつまで待っても車エビは届かない様(笑)なので自分で資料を集めコツコツ製作。

毎度のスチロール原型。

車エビは簡単なラインなのでチョイチョイ!と30分ほどで胴体完成。

足やらが無いと、ただのひらがなの「つ」やな。 可哀想に。

え1.jpg今回は屋外の看板(仕出し屋さんの看板です)なのでコレをFRPでゴリゴリに固めます。

触角は金物。

え2.jpgんでここからが大変。エビは。

何せ足は10本、しかも細いし、お腹というか何というか解らんが腰から尻尾にかけてピロピロも10本。

幸い今回は壁付けのレリーフ(半身)なので5本ずつやから少しは気が楽やが。

ゴム型を使い足を量産。

足やらは細いので面倒でも中に鉄筋を仕込んでおきます。

え3.jpgウジャウジャ量産した足やピロピロをバランスを見ながらボディに固定。

ごく自然~な感じに配列。

綺麗~に並べすぎると死んだ様に見えるしグワッと並べてしまうと恐怖感がでるので結構慎重に配列します。 たまには真面目にやります。

そのあと全体にパテを入れ、エッジを立てたり磨いて丸めたりして雰囲気を高めます。

え4.jpg最後にサフェーサーを吹いて下地を整えペイントへ・・

え5.jpg今回、クライアント様よりの塗装へのご要望は「茹でた色」

そう、みなさんが食卓でよく見る、あの赤~いヤツね。

個人的には茹でる前の活きたベージュ色みたいなので塗りたかったんやが。。

コレも塗り重ねる色の順番を間違えると濁った色になってしまうんで慎重に重ねる。

ただ、この系統の赤や朱色系は紫外線による色褪せが激しいタイプの色なので、本来とは若干塗る重ね方が違う。

よって、どうしても濁りが出てきてしまうんで、その辺の攻防戦でかなり気を使う。

この様なグラデーションのボカシ塗装はどうしても塗膜が薄く色褪せ易いので屋外ではあまりオススメはしないんやが何とか技術でそのへんをクリアしてご希望に添える努力はしてますョ。

え6.jpg屋内仕様やと、もっともっと澄んだ色で可能なんやけどなぁ。

まぁ、これだけは仕方ないわな。

え7.jpgお店の看板なのでホンモノより若干赤みを強くして景観に勝つ様にしてアイキャッチに貢献させてます。

足の配列や色味とか、色々考えなアカン訳ですわ造形屋も。  ますますハゲ散らかしてしまいそや・・

コレ見てたらなんか、かっぱえびせん食べたなってきたのはワタシだけ? ↓↓

え8.jpgさぁ、塗り終わったら即発送!!

   エビは鮮度が命!! スチロールで専用ケースを製作しクール宅急便で直送 (ウソ

え9.jpgさぁ、これでもか!と続いた生き物シリーズ、これにて終~了~♪

 

   てのはウソ。  次も生き物シリ-ズだだだだ。  あはは。

        でも次で終了にします、エエ加減に終わらせにゃ飽きられる。  コワイ!

 

      ではーーーーー