ブログ

10センチの重圧 その4

急に寒なったね。

気温の変化は樹脂の硬化時間を大きく左右するんで、この時季かなわんわ。

まぁそんな事に文句タレてもしゃーないので昨日の続きを。

 

簡単なひらめきで数センチゲットした守屋、水を得た魚の如くスイスイ原型製作♪

下の画像はキャラクターの頭部。デカいやろ。1.5mあったんちゃうかな。

楽屋頭部原型.jpg

んで、下の画像が手足のパーツ

楽屋原型2.jpg

これもデカいんやで。靴なんか1mくらい。

↓こうやって見ると、厚みが10数センチには見えへんくらい立体感というか奥行きがある様に出来てますやろ?足の付け根の所の断面を見たら、その薄さが良く解るはず!

これにはちゃんとしたワタシなりの彫り方というかテクニック、そう守屋イズムが惜しみなく注ぎ込まれているのだ!

楽屋原型3.jpg

ではそのテクニックのいくつかを紹介するとしよう!

まずは頭部。

楽2.jpg

頭部は特に厳しかった・・・

胴体と違い取り付け面が決まっていたんで、ココだけは10センチのままでいくしかなかった。

それでも丸みというか立体感出てますやろ。この部分のマル秘テクニックはこれ。↓

説明1.jpg

文章だけでは よー説明できへんので解り易くサンプルを造ってみた。

Aは10センチを一杯一杯使って限界まで高低差をつけたもの。

Bはゆっくり下がって行き、矢印の所でストン!と丸めたもの。

一般的な考えならAの様に高低差を最大限に活用して彫ったほうが、より立体感が出ると思いがちやけど、Bの様に高低差は無いものの、カドを急に丸める事で、Aより奥行きがある様に見えるんですな、コレが。

簡単な様に見えるけど、矢印の丸いところまでのユル~いアールの部分の丸め方がポイントで、ココをヘタこいたら全然ダメ。いくらカドをクルッと丸めても全然立体感出ません。

次は手足の部分の説明に移りたいんやが、今日はボクシング、亀田の試合があるから、はよ帰ってテレビ観なアカン!つーかもう試合始まってんちゃうか(汗)

続きはまた明日!スマン!!