今朝、出勤前、注射してきた。
別に体調悪い訳じゃない。もっと元気になりたい訳でもない。
理由は「迷惑かけない為に」
そう、インフルエンザのワクチンを打ちに。
当然、季節性インフルエンザのワクチンやけど。
我々の様な脂の乗ってる年代には新型のワクチン、いつになったら巡ってくるんやろ・・・
なんか余り物しかまわしてもらえない気がして釈然としないけど。
ワクチンはちゃんと毎年接種してる。
上にも書いたように「迷惑かけない為に」
車のシートベルトみたいに思ってる。
シートベルトは当然自分の身を守るもんやけど、実際、自分か相手のどちらかがシートベルトしてなかったら、両方に被害も損害も数倍、いやそれ以上被るもんやしね。
ワクチン接種したからってインフルエンザにかからない訳じゃないけど、このポジションになると、正直何日も寝込んでられへんしね。もしかかっても一日でもはやく復帰する為に。
ワクチンよりも日ごろの体調管理のほうが大切なんやろけど。
さ~て粘土のおっちゃんのヤツ、いよいよ最終工程の塗装やで。
普段はごっついスプレーガンでドパ~ッ!!て塗るんやけど、今回のは小さいのでエアブラシという細かいトコ向けのスプレーガンで塗ります。
コツは一気に塗らないで少しずつ色を重ねていく感じで。
さらに細かい所は筆塗りで。
で、全体が塗り終わったら、クリアーをしっかり吹きます。
エアブラシで塗った塗装は、塗膜が非常に薄いので、ちょっとしたことで、すぐキズが付くので、全体が塗り終わったら、クリアーをしっかり厚く吹き保護します。
でもこれだとテカテカして何か陶器の様な感じ。これはこれで綺麗なんやけど、光が乱反射してダメです。つーかローションまみれの怪しいキャラになり兼ねない(失礼!)のでツヤを落とします。
ハイ!これでOK。
スーツの部分は生地の光沢感を出すため半ツヤ。あと画像では解りにくいけど口まわりはツヤを残してあげてます。
そして、あらかじめ造っておいたベース板に裏からビス留めで完成。
この方、ワタシは存じ上げませんが結構有名なお方。
いろいろ出版や講演をされてます。気になる方は検索してみては?
あ、ひとつ面白いのをご覧頂こうかな。
下の画像、当然、同じ型から抜いた全く同じモノやけど、顔の角度、全然違って見えますやろ。
これはレリーフ状の造形ならではの現象です。
レリーフというのは限られた厚みの中で、いかに立体感や遠近感を出すか・・・というのが鉄則。
その限られた厚みの世界で、色んな技法や表現法を用いて造られてる。それは前回の10センチシリーズで色々説明したと思うけど、全てパーツの微妙な角度や盛り上げ方、凹ませ方なんかで表現してる。
だからその絶妙な角度やらで構成されてる以上、ほんの少しでも視点が変わればガラッと雰囲気や見え方が変わるんですわ。良く言えばそれがレリーフの面白さでもあり、悪く言えばそれがレリーフの弱点。
真正面から勝負!というわけ。
皆さんも今後、街にある作家さんやらが造ったレリーフ状の作品、注意して観察してみてください。
作家の表現やらレリーフの面白さとか、色んな事がみえて来るよ。