どーもご無沙汰で。 守屋です。
前回の日記から何日ぶりかしら、書くの。
メチャ忙しいのよ、ここんとこ。
つーか、ここ何年ずっとバタバタしてるなぁ。
連休なんてぜんぜん取れへん。
バイトもみんな土曜も仕事に来てもらってる状態。
みんな、週休二日にできなくてすまないねぇ・・・ 頑張っておくれ。
4メートルクラスのキャラクターが毎月続いてるうえ、量産モノもあり。
しかもこんなバタバタな時に限ってワタシはプレゼン用のサンプル製作が何件も重なってて。。。
サンプル製作はハッキリ言ってお金にならない仕事やがコレだけはバイトに任せられへんのよねぇ。
発注を頂けるか否かはコレにかかっているのだ!
バイトさんの雇用を守る為にも責任重大な作業。 うぅぅ・・・
あ、台風来てますな。
今晩から明日にかけて近畿に最接近しよるからバイク通勤のワタシは早よ帰らなアカンのやが
こんだけブログ放ったらかしやと毎日アクセスしてくれてるお方に申し訳ないので書くよ。今から。
もう、何十件も溜まりに溜まったネタ。
どれから書こうかなんて言ってられへん。
え~いっ!何でもイイや。
ファイルの中から目に付いた「ビリケンさん」を書こう。
「ビリケン」 そう、あの通天閣に安置されてる有名なお方。
足の裏をくすぐると願いが叶うとか何とか。
ビリケンさんのルーツはここでは割愛させて。 気になる方は適当に調べてくだされ。
まずはスチロール原型
アウトラインを型紙あててニクロム線でカット。
同じ様に前からと横からカットしたらこんな感じ。
ビリケンさんみたいな簡単な形状のヤツならこんな風に型紙でやると仕事が早い。
その後、資料とにらめっこでこんな感じ↓↓
ただ・・・ このビリケンさんというのは、皆さんご存知かと思うが、通天閣のジャンジャン横丁界隈を
歩けばビリケンさんに当たる、と言うくらいあちこちに人形が置いてある。
しかもみなそれぞれ顔が違う。 かなり違う。
よって、どれを参考資料にすればイイのかが難しい。
冒頭の画像の本物の木彫りのヤツを参考にすりゃエエんやが、コレがまた解りにくいというか
観光客に触りまくられて真っ黒やし擦れて鼻は見当たらないしで参考にできへん。
よって数あるフィギュアや既存の造形物の平均を出して製作。
知ってた? ビリケンさんの髪型。
こんなにイカツい↓↓↓
十字モヒカンというか、かなりファンキーな髪型。
土台も同時進行
パテ盛り
パテの研磨が終わったら下地のサーフェーサーを吹く。
いつもやったら白色のサーフェーサーやけど今回はこんな色の着色剤を入れて吹く。
何でかと言うとビリケンさんは触られてナンボのキャラ。
どんだけブ厚くウレタン塗装をしても撫でくり回されていつかは擦れてハゲます。
そんな時の為に備えて下地が出ても目立たない様、着色サーフェーサーを吹く。
今回は木目調の色指定なのでそれに合わせてベージュ色に。
誰かに似とるなぁ・・・誰やったか思い出せん。。
お次は木目調塗装。
先ほどの着色サーフェーサーと同色のウレタン塗装を吹き、硬化したら
木目を描く。
コレだけは地道にコツコツ描いていくしかない。
平面だと、この木目調塗装は楽勝なんやが、こと3次元となると勝手が違う。
ゴッツ難しいねん。
こんな風に塗料をデ~ッと塗って、あとは布や筆を使ってそれらしく描いていく。
全体描き込み終了。
でもこのままだと若干押しが弱いのでエアブラシによってシャドゥを入れていく。
本来、木彫りの人形なんかには、こんな塗装はしないものなんやが、造形物というか
お店の看板として考えるとこれくらいわざとらしい影で丁度イイのだ。
その隣では土台の製作が着々と進行。最後のパテ処理の図↓↓
こちらは木目塗装する前の下地色を塗り終えたトコ。
わざとムラを付けて塗る
クリヤーを大量に吹いたのち土台と合体。 完成。
木目、見えますかな?
塗料が完全硬化したら間髪入れず即出荷!!
今回は赤帽さんにて。
さすが運送のプロ、まだポップ工芸で遊んでいたいビリケンさんも一瞬で羽交い絞め。
これではさすがのビリケンも身動きがとれない。
かなり笑けるの図↓↓
もうビリケンは完全に戦意喪失。赤帽さんにされるがままに新世界へ直行♪
安住の地を見つけたビリケンさん。
ただそこは新世界のジャンジャン横丁・・・
酔っ払いの跳び蹴り喰らってなきゃエエんやが・・・
ビリケンの無事を祈る。
ではでは