ブログ

10センチの重圧 その6

昨夜の台風、皆さん大丈夫でしたか?

時間帯的には夜中のエエ時間帯に通過してくれてチョット助かった。

バイク通勤のワタシには台風と積雪は命取りやしね。

 

さてさて、ひっぱりまくってる10センチシリーズ、そろそろもう飽きた、というお声も聞こえてきそうですが、そんなの完全に無視してまだひっぱるでーーーー!

いよいよ原型も完成したんで次の工程、FRPの積層。

この様な広~い面積の造形物は表面の歪みが出ない様にしないとダメダメです。

歪みがあると、塗装でクリヤーを吹いて表面がツヤツヤになったら物凄くよくわかります。

パテの段階でその歪みを綺麗に研き取るんやけど、そのツラい研磨作業を少しでも軽減させるには、このFRP積層作業の段階がモノをいいます。

コツはできるだけガラスマットの重ねムラを無くす事。可能な限り1枚モノで貼りたいところ。

但し相手は立体モノ。なかなか簡単には1枚モノでは貼る事が出来ないのよね。
楽FRP1.jpg

解るかな?広い面積の所は予めその形にガラスマットを裁断しといてから樹脂を含浸させる。

何故かと言うとモタモタしてたら樹脂が硬化してまうから先に裁断しとくんです。

理由はそれだけ。しょーもな。

樹脂に混ぜる硬化剤の量で硬化時間の調整はナンボでもできるんやけど、ウチはとにかくスピ-ド勝負!ギリギリの攻防戦です。この作業中に長電話かかってきたり、集金のオバハン来たらもうアウト!

楽FRP2.jpg

どうですか?ムラ無く綺麗に貼り込んでますやろ。

もう表面はFRPでカッチカチやで!カッチカチやで!

改めてこうやって見たら、凄い角度で彫り込んでるのが解るでしょ。

これくらいやらんと厚み10センチそこそこでは遠近感は出せないのよ・・

んで裏側がこんな感じね↓↓
楽屋金物2.jpg

例の金物が中に埋め込まれてる。

裏側はムラがあるの解るかなぁー。

別に表側みたいに気合入れてないのじゃなくて、色の濃い所ほどガラスマットをたくさん積層し、強度を上げてるんですわ。そう、風や振動、イタズラ等で無理な力がかかりそうな所に。

こういう見えないところにも気を遣わんとね。

さ、明日は朝から打ち合わせで早いから今日はこのへんで・・・。

10センチの重圧 その5

昨夜の亀田の試合、アカンかったなぁ。

まぁ別に亀田のファンちゃうしエエんやけど。

それより個人的にはミノワマンvsチェホンマンのカードがオモロかった!

あの体格差で勝ってまうんやもん。

あの試合観て、そういえばワタシも幼少の頃、アントニオ猪木には勝たれへんけどジャイアント馬場には何とか勝てるんちゃうか?ってずっと思ってたんを思い出した。今でも少しは思ってる。やっぱ勝たれへんかなぁ・・。関根勉のモノマネの馬場やったら楽勝なんやけど。

 

さて、おバカな話はやめにして本題。

昨日は顔の部分の説明やったけど今日はその他のパーツを。

また同じ画像やけど
楽屋原型2.jpg

前回まで口がすっぱくなるほど立体感、立体感と言ってきたけど、この様なレリーフ状のものを造る際、一番肝心なのは、実は「遠近感」なのだ。

こんな10センチほどの厚みの中で遠近感を出さなアカンのやから、これまたテクニックがいるんですわ。

まず、遠近感と聞いて誰でも解るのは手前にある物が大きく、遠くにあるものがより小さく造る。

コレ基本。

でもそれだけやと、この厚み10センチという限られた範囲で遠近感は僅かしか出まへん。というか一歩間違えると、ただ単に大きさのバランスが取れてないヘンテコ造形やと思われます。

上の画像の手の指の形状をよ~く見て。特に下に折りたたんだ中指(薬指?)を。

チョット画像では解りにくいけど、ただのカマボコ型に削って無いの解るかなぁ?

解らん人の為に、今回もご親切に指の断面のサンプルをこしらえてみた。

それがコレ↓↓

説明2.jpg

①は普通のカマボコ型。ヘタクソな造形屋ならこう彫ってるはず。確かにモコモコして指の立体感を出す事は出来るけど、絶対に遠近感は出ないよ。

②は芯をずらして変形させて彫ってる。向かって右側を手前、左側を奥になる様に彫るとアラ不思議、遠近感が出るのよね。

で、改めて上の手の原型画像見てくれたら一つ一つの指にも奥行きがある様に影が出て、遠近感が出て小指側が少し遠くにある様に見えるのが解るはず。

解るかなぁ・・解んねぇだろうなぁ・・イェ~イ!

それプラス、昨日書いた彫り方、カドの部分をストン!と丸めてある。

こんなチョットした事なんやけど、こんな駆け引きがが一つの造形の中のいたる所に駆使されてんねん。

こうやって解説したら何でもない誰でも知ってる事の様やけど、いざ、製作を始めるのに原図の平面のイラストを1枚のみ渡されて、彫る直前にここまでの事を頭の中で一瞬で計算してるんやで、我々造形師は。

だから普段からイメトレは欠かせない。

でも特別な方法なんか無いねん。

その辺に置いてあるお皿をジ~っと観察したり、着てる服のシワを見たりして、どんな曲線の集合体なのか、とか、どう彫ったらどう見えるのか?をいつも考えたりしてる。

あと、マンガとか挿絵のイラストとかのキャラクターなんか見つけたら、立体にするんやったらオレならこう彫るなぁ・・て、いつも妄想してる。

だから人と話してて、「どこよそ見してんの!」ていつも怒られる。

お勉強してるんですぅ~♪

要は「観察力」ですわ。

 

さ、はよ帰らんと台風接近で外はエライ暴風雨や!急げ!!

バイバイ!

 

 

10センチの重圧 その4

急に寒なったね。

気温の変化は樹脂の硬化時間を大きく左右するんで、この時季かなわんわ。

まぁそんな事に文句タレてもしゃーないので昨日の続きを。

 

簡単なひらめきで数センチゲットした守屋、水を得た魚の如くスイスイ原型製作♪

下の画像はキャラクターの頭部。デカいやろ。1.5mあったんちゃうかな。

楽屋頭部原型.jpg

んで、下の画像が手足のパーツ

楽屋原型2.jpg

これもデカいんやで。靴なんか1mくらい。

↓こうやって見ると、厚みが10数センチには見えへんくらい立体感というか奥行きがある様に出来てますやろ?足の付け根の所の断面を見たら、その薄さが良く解るはず!

これにはちゃんとしたワタシなりの彫り方というかテクニック、そう守屋イズムが惜しみなく注ぎ込まれているのだ!

楽屋原型3.jpg

ではそのテクニックのいくつかを紹介するとしよう!

まずは頭部。

楽2.jpg

頭部は特に厳しかった・・・

胴体と違い取り付け面が決まっていたんで、ココだけは10センチのままでいくしかなかった。

それでも丸みというか立体感出てますやろ。この部分のマル秘テクニックはこれ。↓

説明1.jpg

文章だけでは よー説明できへんので解り易くサンプルを造ってみた。

Aは10センチを一杯一杯使って限界まで高低差をつけたもの。

Bはゆっくり下がって行き、矢印の所でストン!と丸めたもの。

一般的な考えならAの様に高低差を最大限に活用して彫ったほうが、より立体感が出ると思いがちやけど、Bの様に高低差は無いものの、カドを急に丸める事で、Aより奥行きがある様に見えるんですな、コレが。

簡単な様に見えるけど、矢印の丸いところまでのユル~いアールの部分の丸め方がポイントで、ココをヘタこいたら全然ダメ。いくらカドをクルッと丸めても全然立体感出ません。

次は手足の部分の説明に移りたいんやが、今日はボクシング、亀田の試合があるから、はよ帰ってテレビ観なアカン!つーかもう試合始まってんちゃうか(汗)

続きはまた明日!スマン!!

10センチの重圧 その3

ある程度頭の中で形がまとまったんで、何はともあれ先ずパーツの切り出しを。

図面の比率通りに拡大した型紙を製作し、ニクロム線でスイスイとカット♪

そしてある程度削って全体眺めてみた。

何か納得がいかへん・・・

やっぱ10センチでは思っていたよりも迫力が無い・・・・

アカン。やり直し。

って言ってもまた10センチ厚で造り直しても同じ事の繰り返し。

「ん~・・・・何かイイ方法無いやろか。」

 

「あっ!」

楽屋金物1.jpg

当初の打ち合わせ段階では上図の様に補強金物を裏面より凸型に出す(埋め込まない)予定やってんけど、その金物を覆い隠す様にしたらその金物の厚み(4cm)の分だけスチロールの厚みを稼げる!コレで行こ!!

さぁ、こうなったら話は早い。

早速、切り直し!

楽屋切出し.jpg

わずか数センチ増えるだけやけど、ワタシにとっては恵みの数センチ!

嗚呼、神様・・・  みたいな。(それはウソ)

 

でも侮る無かれ、厚みが増えると言う事は、逆にそれだけ中の金物が表面側に近づくと言う事。

立体感出すために調子に乗って高低差を大きくつけて彫るとアッという間に中から鉄骨が顔を出すんで、そのへんを計算しつつ、慎重かつ大胆にいきます。

でも深いところは完全に鉄骨が見える所まで攻め彫りしたった!! これでもか!って感じでギリッギリまで。

 

明日はそれらのパーツの、より立体的に見える彫り方テクニックを紹介するとしよう!

お楽しみに!

今週は寒なるらしいで~風邪ひきなや~

んじゃ!

10センチの重圧 その2

高さ4.5メートルもありながら厚み10センチ。

過去に、レリーフ状の造形、たくさん造ってはきたものの、こんなペラペラ比率はありまへん。

でも過去に造った作品の画像を引っ張り出してイメトレ。

先ずはコレ。
エンゼル.jpg

コレは幼稚園の壁面用に製作したエンゼル。

高さ1・2メートルくらいやったかな。

これも厚み10センチくらい。それでも結構立体感出てますやろ。

コレくらいの大きさで10センチの厚みやと、比率的に何の無理も無く立体感を出す事が出来る範囲。

しかも塗装にデグラデーション入れてるから、より立体感が出てる。ちなみにこの塗装は水彩画のイメージに近づけて欲しいとの事で少しムラを付けて透明感を出してます。

次はコレ。
偉人レリーフ.jpg

コレは京阪電車 北浜駅出たトコあたりに設置した偉人レリーフ。

大きさは一つあたり60センチくらいで厚み5センチくらい。

コレ結構難しかった・・・。

レリーフのコツはズバリ「角度」

掘り込む角度やパーツの角度がほんの少しでも変なら即、解ります。全然立体的に見えなかったり、顔は斜め向いてるのに鼻だけ正面向いてる風に見えたりして。かなり絵心が求められます。

 

そんなこんな過去の経験を思い出し、いよいよ製作に取り掛かりまっせ!

今日はここまで。

ひっぱるひっぱる(笑)

 

10センチの重圧

ウチの工場に面した道路、170号、外環状線。

この工場から北へ7キロ行った所に阪神高速東大阪線と交差する「石切」という大きな交差点があります。そこにあるフォルクスワーゲン専門ショップ「楽屋」と言うかわった名前のお店があり、そのすぐ近くに2号店が出来、そこへ造形看板のプランがあがっている、とデザイナーさんから連絡があり、現場に打ち合わせに来て欲しい、との事。

工場の近所なのでスッ飛んで行きました。

先にプラン図をメールで頂いていたので、いつもの様にある程度頭の中で平面図を立体にするイメージを完成させて・・・
楽屋プラン.jpg

プラン図の写真を見る限り、お店の前には広大なスペース!!

しかもキャラクターは4.5メートルの設定。

「これは迫力あるキャラクター造形ができるで~♪」

とルンルンで現場を舐め回す様に視察。

しかし、現場で居合わせたデザイナーさんから一言。

「この店の向かいのスペース、ココの敷地とは違うんですよねぇ・・」と。

「・・・・・・・・。」

どうみてもそこには4.5メートル程の造形物を置くスペースは見当たりません。

図面を前に凍りつくワタシ守屋。

「もしかしてこのスキ間にですか?」

「そうです。10センチです。」

「へっ?10センチすか?」

そうなんです。境界線からお店の壁までのわずか10センチ程の間にどうしても店主様が立体看板を置いて目立たせたい!という事だったんです!

当然ながら、最初のプランではペラペラのプレートにカッティングシートでこれを表現するのもあったらしいのですが、ここの店主様、ウチの工場の前をしょっちゅう通る(当然ご近所なので)ので、以前からウチの事ご存知だったらしく、絶対に立体モノの方がイイ!!と言う事だったそうなんですわ。

 

さぁ、ここからです。

この10センチの厚みで、いかに奥行きのある立体看板を造るか、事務所に戻り頭をかかえました。

いざ造ってみたはいいものの、ペラペラのカッティングシートの看板とさほど差が無い様では店主様に申し訳無いし、それ以上に造形師としてのプライドが許しまへん!!!

中に通す補強の金物(40ミリ角パイプ)との兼ね合いもあり、ここからは完全な頭脳戦・・・。

ポップ工芸、腕の見せ所すわw

続きは明日!

何や周りでインフルエンザとか風邪が流行ってるみたいやで!

皆さんご自愛くだされーーー!  ゴホッ!

 

 

ウチの工場

最近、よく通りがかりのお客様が工場を訪れます。

と言っても、いつもの見学の方達では無く、本当に造形物や造形看板が欲しい、と言う事で。

ウチの会社、造形屋では珍しく、非常に交通量の多い国道沿い(国道170号外環状線)に位置します。普通、造形屋さんは樹脂や塗料の溶剤関係の臭いの問題や広い敷地が必要なので、とんでもなく山奥や、人里離れたところにあることがほとんど。

だから、会社の前を通る人たちが度々訪れるのです。

しかもウチの工場、こんな不思議ワールドな外観やから(笑)↓↓↓
CIMG1043.jpg

出来上がった完成品を出荷の日まで表に展示する事も多々あるので益々不思議ワールドに!

上の図ではちょうど、せん●くんを表に並べてたんで、通行する人がみんな振り返るのなんの!

運転しながら写メ撮ったりしはるから危ない危ない(汗)

中には並べてるの売ってください、てのも。

一番多いのが演劇やオペラとかやってる人が舞台に飾るモノが欲しい・・と訪れます。

こないだなんか、「マンモス売って下さい!!庭で飼いたいんデス!」とダンプに乗ったお姉さんが来ました。

ウソや思てるやろ!これホンマの話やで。

マンモー.jpg

このお仕事

今朝、掲示板に関東の看板屋さんから書き込みがありました。

内容は造形物の見積もりの付け方についてのお問い合わせでした。

すぐにウチの社長が返信しておりますが、まさにその通りで、このお仕事、見積もり出すのが非常に難しいんです。

見積もり段階でその造形物の詳細がハッキリしているのは皆無で、大きさと、だいたいの形だけが解るのがほとんどです。彩色についても何色使いかなんて分かる筈もなく、こちら側で想像します。

こんな世界ですから実際に決定して製作してみると、やたら時間がかかってしまったり、金物の追加などで余計に経費が掛かったりで大変なことになることもしばしば・・・。

それでも掲示板の方の様に、実際に立体モノをはじめてみたい、という方(看板屋さんがダントツに多いです)が大勢いらしゃいます。

以前も、ウチの工場にはるばる長崎県から一ヶ月くらい住み込みで造形をマスターしに来られた看板屋もいました。

でもどうでしょ、この業種、他の業種に比べ、かかる日数や労力からしたら、かなり割の悪いお仕事かな?とも思います。だから我々、造り手は、少しでも早く製作出来る様に日々考えてます。

でも、いつもブログに書く様に、ホンマにやってて楽しい仕事であるのは確かですわ。

見学者や実際ウチに来て何か造って帰る人が後を絶たないのがそれを証明してるんかな。

このブログで色んな造り方やウラ話書いてるけど、その掲示板にはそれが大変参考になってるということも書かれていて、何かウレシイデス。

一般的にはウチらみたいな造形屋はその製作技法や技術を他に絶対教えようとしません。

当然でしょう。それで経営されているんですから。

でもウチの社長は違うんです。

最初は社長も一般的な看板屋からのスタートだったんです、そう普通の平面の。

ある日、知り合いの看板屋から、どうしても立体の看板を他より安く造って欲しいと頼み込まれ、一度も立体物を造った事が無いのに半ば無理矢理引き受けて右も左も解らないまま造ったのが、かの有名な大阪道頓堀の「金龍」ラーメンのあのデカい龍なのです!!

当時は今みたいにネットで検索も出来ない時代。しかもさっき書いたみたいにこの業界、どこの造形屋に技法を問い合わせても一切話すら聞いてくれない世界。

触った事もないFRPを駆使し、トライ&エラーの繰り返しで、奥さんと二人でやっと完成させたそうです。

社長のそんな大変な過去があって、今のポップイズムがあるのです!

毎月開催してる「造形教室」、「常時、工場見学OK!」、「造りたい人集まれ!」等、

それらはそんな社長の辛い想いからの発想なんですよ。

社長の考えるポップイズムは、他に技術教えたら同業者が増えて仕事が減る・・とか、そんなショボいもんじゃ無く、ドンドン教えてもっともっと立体造形物を造る業者が増える事で、より造形物の価値や魅力が見直されて業界が活性化され、そして何よりそれらが街に溢れ返っているのを想像しただけで楽しすぎるやん!てのが狙いなんすよ。   ・・多分。

ワタシ守屋が社長を見てる限りそう思う今日この頃。

今日は珍しく画像添付は無し!どや!

 

あ、そうそう、その掲示板に追伸で、ワタシ守屋を心の師匠と書いてはるみたいやけど、間違ってもアカンよ、そんなんは。ワタシみたいなの師匠扱いしたらエライ目に遭うよ。

まだ大丈夫、今なら軌道修正は出来るからもっとマシな人を崇めましょう。

 

ヤツが!

こないだの連休、会社は忙しかってんけど社長に無理言うて、敬老の日に休みもらって、久々にオカン連れて通天閣の下のジャンジャン横丁に大阪名物の串カツ、昼間っから食べに行ってん。
通天閣.jpgスゴイとこやろ(笑)

ココ見たこと無い人が見たらとんでもなくゴチャゴチャしてると感じるんちゃうかな?

一昔は汚いオッサンが朝から呑んでて、知らん人ならチョット恐怖すら感じるところやったけど、久々に行ったら雰囲気が変わってて、すっかり観光地チックな感じで若者達で溢れかえってた。

で、腹いっぱい呑んで喰ったし、ちょっと通天閣でも登ってみよか!って行ってみた。

ん?通天閣の下に何かスゴイ行列が・・・・

近づいてみると通天閣への入場待ちの行列ではないか!!

しかも100分待ちと書いたプレートまで!

リニューアルして凄い人気なんかな。

営業ジョニー1.jpg

コリャあかんわ帰ろ帰ろ、としたところ、何やら見覚えのあるモノが瞳に・・

「・・・あっ!!」

間違いない!ヤツや!

あの哀愁漂う後姿・・・

「ジョニーやんか!久しぶりやなぁ!こんなトコで何してんの?」

「ん?ほっといてくれ、仕事や」 と、彼は恥ずかしそうに視線を合わせてくれません。

営業ジョニー2.jpg

営業ジョニー3.jpgジョニー君、「挑戦者大募集、27日、男達集まれ」と小声で一言。

27日、ここで一体何があるんやろぅ・・・彼は教えてくれません。

気になる人は行ってみては?

大きいシリーズ続き

石膏型を叩き割って出てきた中身、少々のパテ処理をした後、サーフェーイサーを吹いて塗装の準備完了。型取りした時はパテ研磨の作業が少なくて楽。その代わり型取りをする作業の時間がかかるから、その辺の見極めをしてから捨て型にするか、直接スチロールにFRPを貼るか判断します。

↓画像はサーフェイサーを吹いた後のもの。

表面がザラザラしてるやろ。これは元請け様からの指示で、表面を「鋳物肌」みたいに という事なのでわざとですよ。こういう処理で、よりホンモノっぽくなります。
校章塗装前.jpg

そしてまたまた塗装シーン取り忘れ・・・・アカン、どーしたんや最近。

ほんでお約束の完成取付け後画像へワープ!↓
CIMG1125.jpg
淀高1.jpg

大阪守口市の淀川工科高校の校章でした♪そう、通称「ヨドコー」

元請け様は、最初はホンモノの鋳物製で見積もりしてたらしいんやけど、製作上、鋳物では大きさに限界があるらしく、また恐ろしく重くなるというのと、あまりの高額ぶりに絶句しウチをご指名いただいた様です。

施工後、元請け様から「施主様から喜びのお電話をいただきましたよー!」

と連絡がありましたv(^^)vイェィ♪

 

さ、明日は何を書こうかな。

大きいシリーズ第三弾!

シルバーウィークももうすぐ終わりですなあ。

ウチはゴールデンもシルバーも関係おまへん。

今日もせっせと造形造形また造形~。

 

今回はまたまた調子に乗ってデッカイの第三弾!

「校章」の製作。

そう、学校のマークね。

例外に無く今回も原型の写真撮り忘れ。スマン。

原型はスチロールで造りますが、通常ならその上にFRPを積層するけど前回にも書いたけどFRPは鋭利なところや角ばったり凸凹した形には貼り難いので、スチロール原型を直接石膏で型取りしてしまいます。

校章型割り.jpg

型取りするのは何個も複製する場合に行うのが多いけど今回みたいに一個のみでも行う場合もあります。通常、シリコンやFRPで型を取るんやけど一発モノは石膏で取り、型を壊して中身をとりだします。よって「捨て型」ともいうねん。

画像は石膏を割って完成品を取り出しているところ。

 

今日はバタバタしてるんでここまで。

今日は全然オモロない日記や!  と言わんといてや。

大きいことはイイことだ!

キタ~~ッ!!!

あの子が。

そう、お兄ちゃんが新型インフルエンザにかかってしもてからパタッと工場を訪れなくなった造形大好きお坊ちゃまが!しかもご両親とご一緒に!

聞いたら、本人はいたって元気で大丈夫だったそうで。よかったネ~♪

急に来なくなったから心配やったわ。

しかもご両親、差し入れまで頂いてホンマすんません・・。有り難く頂戴いたします。

前、ブログでふざけていらんこと書いてしもたから気ぃ遣ってくれはったんかなぁ。

オッチャンらのお口に飴玉でも突っ込んでくれるだけでイイのに・・・

もう手ぶらでおいでや。

次はステップアップでもっと難しいの教えたるw

 

さぁ!今回は前回の巨大エビちゃんに続く巨大シリーズ第二弾!「巨大ナット」の紹介だ!

大きさは1.8メートル厚み90センチのクレイジーなナット!!

ナット原型.jpg大きさ解るかな?これも原型はスチロールの削り出し。

中のネジ山部もピッチやサイズ等、現物を忠実に再現してあります。

五右衛門風呂みたく中にスッポリ入れるで。上に置いてある現物のナット、実はコイツも15センチはあろうかのお化けナット!重いのなんの。

こんな巨大なナットを製作している㈱富士製作所様からのご依頼です。
ナットFRP.jpg

上の画像はスチロール原型にFRPを積層した所。

内側のネジ山部も当然FRPを積層してあるねんけど、FRPの積層という作業、この様な凸凹した所や鋭利な所は、使用するガラス繊維のマットがうまく馴染まず、こんもり浮き上がった状態で硬化したり気泡が入ったりでかなりの技術を要求されるんやけど、ウチは秘密のやり方でこの作業を楽々クリア♪

それは企業秘密なので教えたらへ~ん。ウシシ。

 

が、しか~し!!!

そんなこんなで調子に乗って楽勝モードになっていたワタシ、ここからの作業(パテ、研磨、塗装)の写真撮るの忘れてしもてた・・・・トホホ。

よっていきなり完成取付後画像へと時空を越えた3分クッキング状態!

ナット完成1.jpg

ん~。 やっぱ大きいのイイねぇ。実に単純明快アメリカンな感じで。(画像はごっつ下町やけど)

ナット完成2.jpg

んで、こっち側にももう一個。

個人的にはこっち側はボルトにして建物を貫通してる様なデザインやったらもっとオモロくてマスコミやらにジャンジャン取り上げられるんちゃうかな~?て思う。

でもかなりのイメチェンやと思わへん?この立体ナットが有るのと無いのとでは。

これが仮に、予算ケチッてインクジェット印刷の写真貼っただけやったら誰一人感動せーへんやろうし、ヘタしたらだれも気付きもしないかもネ。

見た目ごく普通~の会社(工場)でも立体造形物を取り付けるだけで、なんかこう、今時の凄いユニークな発想や技術を持った会社に見えてくるのは私だけ?

いや、実際この会社、この大型ナットに関して物凄い技術を持ってはるらしいですわ。

続続エビちゃん

エビ完成1.jpgジャ~ンッ!!!完成!

カッコイイねぇ。個人的に甲殻類は大好きなんでこのまま飾っておきたい・・

エビ完成2.jpg

裏はやっぱキモい↑エイリアンのフェイスハガーみたいで。

取付台に乗っけてしまうとこの裏なんて全然見えへんのやけどちゃんと造ってあります。
エビ完成3.jpg

これは顔面アップ!改めて見てもやっぱヘンな生き物すわ。

 

で、昨日書いた「色」のお話。

生き物とかに詳しい人やったら、今回のエビの色味、何か鮮やか過ぎてオモチャっぽいと感じた事でしょう。当然我々も然り。

打ち合わせの段階で元請け様(看板屋さん)からの色味の注文が「コカコーラの赤」でした。

正直、我々は「?」 そんな色で塗ってしもたらせっかくの造形が台無しになるんちゃうか・・と思ってました。ウチはリアル系の色味出すの得意な会社やからハリキッてたし。

しかし、塗ってるうちに、だんだんその意味が分かってきた。

これはあくまで「看板」。ウチの社長の口癖、「カンバン目立ってナンボ」の世界なんですわ。

ホンモノそっくりな暗い色味やったらアカンのです。

国道沿いで運転する人から見て、遠くからでも一目瞭然で初めて本領発揮、というわけです。

どうしても我々造り手からしたら、いかにホンモノそっくりに仕上げるか、と思いがちやけど、看板という概念も常に考えながら作業せんといかんのやなぁ、と感じました。

エビ発送.jpg

ついに別れの時がきました。

触角を含め、4メートルを超えるエビちゃん。当然普通の混載便で発送できるはずもなく、チャーター便で長崎まで直送です。

「伊達本舗」という物産店の御食事処の看板になります。8メートルくらいの高所に取り付けられるため、かなり目立つ事でしょう。何せこの色味やしね!

ガンバッテお客さん集めるんやで!エビちゃん!!!いってらっしゃーい!

エビちゃん続き

あの子、あれからほんまに来ないわ・・

お兄ちゃんのインフルエンザもらったんやろか?

幸いワタシは至って元気♪

さて気になるエビちゃんですが上半分のパテ仕上げ(トゲトゲやザラザラ等の表現)が終わり、いよいよ裏面です。
エビ裏FRP.jpg

ほら、ゴッツイ金具が収まってますやろ。

この段階でもう人力ではひっくり返すのは非常に困難やからチェーンブロックでカリカリ吊り上げます。

足もバッチリ取り付けてあります。足の中や触角の中にも補強の鉄筋が仕込んであるよ。

昆虫ならまだしも、エビやカニとかの甲殻類は裏側がとにかく大変!!

足が10本、口にも変な足みたいなのがゴチャゴチャ、触角も数本、お尻にも変なピロピロが十数枚あって訳解らん。それらも一つ一つ丁寧にFRPを巻いていかんとアカンのです。
エビ塗装.jpg

で、いよいよ塗装!

でも何か、実際のイセエビの色と違う感じやなぁ・・・。

えらい鮮やかというか赤みがキツイというか・・・・。

その秘密はまた明日。

今日はお腹がすいて我慢でけへんので、バイバイ(^o^)/

エビちゃん

昨日お兄ちゃんがインフルエンザや言うてウチに来た子、パッタリ今日から来ない・・・。

大丈夫なんかな。心配や。

 

さてさて今回は巨大伊勢海老の造形を紹介。

大きさ3.5メートルの強烈なヤツを。

今回は以前紹介したヘラクレスオオカブトの時みたいに、元請けさんがなんと活きた伊勢海老を送ってくださったので、まずそのエビちゃんを美味しく供養させて頂いた後に作業開始です。

画像はその抜け殻を参考にカットを始めたところ。

デカすぎて何のこっちゃ解らんでしょ。

せやけど造ってる本人の頭の中ではきっちりイメージが出来上がっているのです。・・多分。

エビ原型1.jpg

このエビちゃんはかなりの高所に取り付けられるため、台風なんかにもめげない様に恐ろしく頑丈な金物を仕込んであるのです。

この金物、大人一人では抱える事ができないくらい重い・・↓

エビ金物.jpg

原型が出来たら早速FRPの積層です。頑丈にする為、これでもか!というくらい積層します。重量は面白いようにドンドン増えます(汗)

 

エビFRP.jpgよって、通常なら、上側のFRPが巻き終わったらすぐひっくり返して裏側へと続くんやけど、そう簡単にひっくり返すのは拷問に近いので、裏側はそのままで先に上側のパテ仕上げをしておきます。↓

エビパテ.jpg

今日はおもろいテレビ(科学くんスペシャル)があるから日記はこれくらいにしてはよ帰ろ♪

アディオス!

ここはネバーランドか♪

チビチャン1.jpg最近ウチの工場、見学者が毎日の様に訪れる、と こないだ書いたけど、

ますますヒートアップ!!

ここんとこ毎日、近所の子供たちが何かを造りたくて訪れます。

それは土日平日を問わず毎日。
チビチャン2.jpg

子供たちで溢れるこの光景、まるでネバーランド。故キングオブポップ、M,ジャクソンに見せてやりたいわ。

子供をこよなく愛すウチのキングオブポップこと中村社長も一生懸命に創作する子供たちに目尻が緩みっぱなし。

今日なんか、平日やのに朝一から来た!

「何で?今日学校は?」

「お兄ちゃんが新型インフルにかかってしもて、家におったらうつるからココに来てん」

「・・・・・・・キミ、今 熱ないか?」

「大丈夫」

「いや・・・あのねぇキミ」とインフルの潜伏期間について懇々と説明。

理解して頂けなかった様で、彼は黙々と製作開始・・・

「まぁエエか。こっちがうがいするしかないわ」

 

でもちゃんとルールは守ってもらわんと、ここでの作業は出来ないよ!

ルールその1

ちゃんと挨拶の出来る子

ルールその2

ちゃんと後片付けの出来る子

ルールその3

ちゃんと差し入れを持って来る子

 

この3つを守れない子はネバーランドから強制退去してもらうよ!

でも侮る無かれ、彼らは凄いのを造って帰ります。↓

チビチャン作品1.jpg

コレなんか我々もただただ感心。皆やれば出来る子なんや!!!

近所在住、ポップイズム継承者松下クン(小5!)の作品。スゲェ~!!!

家にこもってゲームばっかやってるキミ!

ポップでイイ汗かこうじゃないか!

でも工場が忙しい時はアカンで。見るだけやで。

チビチャン作品2.jpg

ロボット君

社長が何か作り始めました・・・  何でしょう?

トヨッキー原型1.jpg色んな形のパーツもあります
トヨッキー原型2.jpg

なんとなく解ってきたかな?

トヨッキー原型3.jpg

これで何か解ったかなトヨッキー塗装.jpgホイ!完成

トヨッキー完成.jpg

これは豊橋市のユルキャラ(ユルい?)のトヨッキー君。

数年前にもウチで造ったことがあります。

後ろにさりげに別の地域のユルキャラがチラ見しとりますな(笑)

 

嗚呼・・・今日もやっつけ日記になってしまって申し訳ない。

忙しいのは言い訳にしたくないんやけど。

毎日、こんなブログでも楽しみに待っておられる方が大勢いらっしゃるので手抜きは

したくないんやけど。さすがにバタバタしてまして、頭で何も整理出来てないまま

書き始めるとこうなります。

明日友達からダメ出し喰らうわ↓↓↓

歯医者さんシリーズ続き


前回歯医者さんシリーズてタイトルにしたので続いて歯医者ネタを。


歯医者さんの造形キャラクターで圧倒的に多いのがウサギやリスのげっ歯類の動物。


やはり頑丈な歯のイメージからでしょう。画像はスチロール原型。

ウサギ原型.jpg


はい、いつもの撮り忘れ。いきなり塗装シーン。

ウサギ塗装.jpg
 

んで完成(^^)v

シンプルやけどカワイイ。ウサギ完成.jpg

現場の図

ウサギちゃんとはうって変わってこれまたシブイ建物の歯医者さんですなぁ・・。

でもやっぱり立体造形物という物のインパクトと言うか存在感を改めて実感できる一枚。

これがあると無いとではこの歯医者さんのイメージが全然ちゃうもんね!

この門構えの歯医者さんにウサギちゃん無かったら子供ら怖がって泣いちゃうかも(失礼!)

歯医者ウサギ現場1.jpg

ついでの一枚

こちらはリスさん。

どちらも既存の柱に簡単に取り付けられる様になってます。

このブログご覧の方でウチのお店にも!と思ったら、お気軽にお問い合わせ下さい。

簡単な資料(鉛筆書きみたいな)と大きささえ分かればスグお見積もりいたします。

ガラッと雰囲気変わりますョ!

ちなみにこのリスさんも歯医者さんの診察券に描いてある小さな挿絵一枚を参考に製作しました。

歯医者リス.jpg

 

歯医者さんシリーズ6

ねこ完成4.jpg

八月最後の日曜日。

そろそろ夏も終わりが近づいてちょっと寂しいっすなぁ・・

しかしポップ工芸は日曜なんてどこ吹く風、今日もフルメンバーでフル回転で作業してまっせ!!

 

さてカワイイ猫ちゃんも塗装が終わり各パーツも取付して完成です。

これはイイ!カワイイ!

高さ120cm程の小さい造形ですが、
なんか独特の空気というか

世界観が出たデザインですな。

ポッコリお腹は院長先生を模したものとか。

ねこ完成5.jpg
 

後ろはこんな感じ。

しっぽのラインもイイ感じ。

 

完成後、早速発送。

福岡県の歯医者さんです。

今、九州地方は立体造形が熱いデス!!!

毎月の様に何らかの発注を頂いてます。

今回発注頂いたのは福岡の「魔法の看板屋」という面白い社名の看板屋さんからの発注。

ココの社長、もっと九州を造形物で溢れかえらす計画を企んでいるようで・・・。

またよろしゅうたのんまっせ~T社長~っ!!

今回はおおきにーっ!

歯医者さんシリーズ5

ねこ塗装前.jpgすんません・・・

いま、メチャ忙しくて日記サボりがちで。

今月中に収めないといけない(巨大伊勢海老、巨大キャラクター等・・)のがまだ数件、九月の半ばまでに3メートル弱のマグロ2種類、その他色々決まっててバッタバタ。

でもまぁ、有り難いです、ホント。

 

で、歯医者さんキャラは大変なパテ研きも終え、塗装前のサーフェーサーを吹いたところ。

手前に大きく写ってるハブラシ、独特なラインしてますやろ。

ブリブリした感じで。隣の奥さんは「なんか美味しそう・・」やて(笑)

このテの形の雰囲気を勉強するにはアメリカのマンガがとても参考になります。

昔のディズニー映画なんかは良い例です。

ワタシ守屋がよく参考にするのは「トムとジェリー」かな。

 

ねこ原型2.jpgハイ、1日で原型完成☆

 

おなかのラインは模様ではなく、スチロールの厚みが40cmなので継ぎ足している部分の

ラインです。

このあと、付属パーツ(ねずみ、ハブラシ等)取り付けるための金具を仕込、FRPを積層します。

目は塗装で描き込むので今回は彫っていません。

 

今日はココまで!

歯医者さんシリーズ2

歯医者ミニチュア.jpgこれがそのミニチュア。約1/10サイズだいたい10センチくらいです。

スチロール削り出しに水性塗料で塗装しています。

これで全体のバランス等をチェックしてもらいます。

歯医者さんシリーズ1

歯医者原図.jpg

FRP造形の仕事をしていると、色々なキャラクターを製作しますが、その中でもダントツに多いのが「歯医者さん」のキャラクター看板。

理由はやはり歯医者さんというのは子供にとって天敵・・・。少しでも歯医者内の雰囲気を明るいものにするために院長さんはアレコレ考えておられます。

今回は、数多く手がけた歯医者さんのキャラクター造形を紹介しよかな。

画像は打ち合わせ段階のイメージイラスト。

平面では分かりにくいとゆう事なので、今回もミニチュアを製作しました。

かぶりものシリーズ番外編2

キンタロス1.jpg

コレ完成したら展示会でスーツ着て被ろうかなぁ・・

あ、溶接の時の面、コレ使っても仕事オモロイなぁ・・・

こんなアホなことばっか妄想してお仕事頑張ってま~す(^^)/

エエやろー♪ウヒャヒャ!

かぶりものシリーズ番外編1

キンタロス2.jpg

かぶりものシリーズやったのでついでにコイツも。

これは「仮面ライダー電王」に登場するキンタロス。

休み時間、暇だったんで造って被ろう思て。

当然、複製して売ったら捕まるのであくまで趣味での製作。

まだ全然製作途中で造り込みは粗い段階ですが・・

この仕事やってると、こんなのも自分で造れるからエエでしょ♪

かぶりものシリーズ4

かぶりもの集合.jpg

衣装の方は元請けさんの方で縫製されました。

かぶりものはは外装と内装があるから大変やけど、やっぱ楽しいなぁ。

次は何のかぶりものが来るかごっつ楽しみやわ。

かぶりものシリーズ3

かぶりもの完成1.jpg

この仁王立ちは社長。

 

画像ではジェントルを気取ってるけど、誰も居なくなったら独り楽しそうに踊っていたのをワタシは工場の影から見てしまいました・・。

かぶりものシリーズ2

かぶりもの完成2.jpg

ほら、やっぱり・・

完成したら被って踊りたくなるんよなぁ。

被って喜んでるのは言わずと知れたワタシ守屋。・・ええ歳こいてアホや。

ちゃうで!これは立派なテスト!被り心地や耐久性など、きっちりデータを取っている所なんや!

 

かぶりものシリーズ1

かぶりもの原型.jpg

このかぶりもという物、普段の感覚で造ってはダメなのよ。

通常の造形物なら強度を一番気をつけないとアカンのやけど、かぶりものに関しては、強度も当然ながら「軽量化」も考えないとスーツアクターさんがフラフラになります。

よってFRPの積層も必要最低限に抑えたり、ガラスマットをガラスクロスに変えたり色々大変。

視界の確保や身体への固定方法など、何度も試着しては改善の繰り返し。

でも何か、普段造形物を造る時とは違う、妙な楽しい空気感があるのは確か。